スノーマンとの戦い＆のんびりコタツムリ？｜リアクション

スノーマンとの戦い＆のんびりコタツムリ？

「……ふぅ」
　修は難題を解き終えると、軽く息を吐き出した。
　コタツの上には空になった鍋があり、みかんの皮がたくさんある。
「消えるのには時間がかかるのか？」
　ふとそう思い、用をなした物を消えるよう願う。するとコタツの上は綺麗になった。
「この原理の証明問題は、解けそうにないな」
　苦笑し、ふと気づくと、対面の月は机にうつぶせになって寝ていた。
　そういえば、さっきうとうとしていたような気がする。
「頭寒足熱、だな」
　背中を出したまま寝ている彼女へと、修は上着をそっとかけ、頭を撫でる。
「んん……」
　心地良さそうに眠りの世界を旅する月。修は微笑むと、音を出さないようにコタツに戻った。
　なお、アリサは満腹になった後、やはり布団に潜り込んで快眠中である。
「さ、次は化学だ」
　美しい世界が俺を呼んでいる、と、修は機嫌よく勉強に戻っていくのだった。

END

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あとがき

担当マスター：叶エイジャ
ファンレターはマスターページから！

シナリオにご参加いただき、ありがとうございました。叶エイジャです。

スノーマンとの戦い、そしてまったりコタツタイム。両方のアクションを拝見しつつほっこりしたり、けわしい顔になったり（戦闘を書く際の表情だそうです）など、相反するパートそれぞれ楽しみながら書かせていただきました。

何気に寝子島はピンチでしたが、何事もなく終わって良かったのではないかと思います。
それにしてもテオ氏は丸投げが得意ですね……！

それでは、改めまして参加ありがとうございました。
またの機会がありましたら、宜しくお願いします。

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