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寝子島高校
今日から転校生
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★木天蓼女学院高校★
羽生 碧南
が通りを歩いていた。クラブの早朝練習はないのか。のんびりとした登校となった。
寝子島シーサイドタウン駅が前方に見えてきた。碧南は躊躇なく、改札を抜けて電車に乗り込む。青い海を眺めながら島を離れた。
木天蓼市内に入った。間もなく、電車を降りて賑やかな街に足を向ける。洒落た店には目もくれず、横手の正門を潜った。上品な顔立ちの女子に倣って、おはよう、と挨拶をしてクラスに向かった。
木天蓼女学院高校、一年三組の転校生として紹介された瞬間、にこやかな表情に亀裂が生じた。
――どうなってるの?
「羽生さん、席に着いてください」
「あ、はい?」
先生に促され、空いた席にちょこんと座る。目は頻りに周囲を気にした。生徒達は高貴な雰囲気を身に纏い、一様に背筋が良い。対して碧南は肩を狭めて縮こまる。
――私が転校生って、どういうこと? しかも、文武両道の名門お嬢様学校って、どんな嫌がらせなのよ。
心の不満を胸の中に押し止めて授業の時を待った。
一時間目は数学であった。黒板には問題が書き込まれた。碧南の目が丸くなる。口は半開きで瞬きを忘れて座っていた。
――何よ、この問題は。上位悪魔を召喚できそうなくらいに長いんだけど。
これが一年で習う数学なの? 私はうっかり異次元の扉を開けてしまったのかな。
碧南の悩みは相当に深い。
「この問題は、そうですね。羽生さん、答えてください」
「ふぇあ!?」
奇妙な声を上げた。
――無理、絶対に解けない。ムリゲーすぎる!
拒絶して顔がふるふると震える。すると、後ろから天使の囁きが聞こえてきた。同じ数字を繰り返している。
「こ、答えは5! ですかね?」
「わかっているのなら、早く答えなさい。授業に支障が出ます」
「は、はい、そうですね。ごめんなさい」
黒板の問題は速やかに消された。次の設問が書き込まれていく。
碧南はほっとした表情で後ろを振り返った。
「助かったよ。本当に、ありが――」
言葉が途切れる。驚いた表情で固まった。
――リアル二次元ヒロインの逢坂和葉!?
衝撃から立ち直ると顔を突き出し、声を潜めた。
「あなたは、本物の逢坂和葉さんなの?」
「偽者の自覚はありませんよ」
涼しげな目元で微笑んだ。碧南は眩しい物を見るかのように目を細めた。
――呆れるくらいのヒロインっぷりね。同性だってこと、忘れそうになるわ。
蕩ける表情を強引に戻した。
「転校してきたばかりで、よくわからないから、学校の中を案内してくれる?」
「ランチのあとでよろしいでしょうか」
「それでいいわ」
火照った頬を摩りながら前を向いた。
和葉の案内で校内を見て回った。格式の高い店に碧南は慄き、広大な土地に疲れ、木目の美しいベンチに隣り合って座った。常緑樹の緑が目に優しい。
碧南は横目で相手を見ながら口にした。
「思ってた以上に授業が難しくてびっくりしたわ」
「質もそうですが、量も引けを取っていませんよ。テキスト一冊分の量が一日で課されたこともありました」
「それ、ホントなの? クラブ活動の邪魔になりそう」
碧南の言葉に和葉は笑みを浮かべた。
「試練は乗り越えてこそ、意味があります。バスケットも同じではないでしょうか」
「言ってくれるわね」
目に静かな闘志を燃やす。涼しげな目が受けて立つ。
「仮入部で良い汗をかいてみませんか」
「望むところよ。放課後が待ち遠しいわ」
二人は同時に立ち上がった。
体育館にコーチの指示の声が響き渡る。小気味いいシューズの音を響かせて選手達がコートの中を目まぐるしく動いた。
その中に碧南と和葉がいた。共にボールを奪い合い、汗を飛び散らせた。
「今度こそ、ダンクを決めてやるんだから」
「そう簡単には抜かせませんよ」
勇ましい声に反して二人の口元は笑っていた。
翌日、碧南は激しい筋肉痛に見舞われた。よろよろとしながら寝子島高校に通うのだった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月06日
参加申し込みの期限
2016年09月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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