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【星幽塔】第一階層 QUEST! 下水道のスライム退治
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しかし、如何せんネズミ達は数が多い。そして高度な知能を持っているのだろうか、闇雲に突進していたネズミ達は戦法を変え、数グループの単位で波のように襲ってきたのだ。
斬っても斬ってもきりがなく、気を抜けば集団で襲いかかってくる。これには全員が手を焼き始めた。ネズミの鋭い前歯や爪にやられ、負傷者も徐々に増えていく。<癒しの光>を持っている月と、花を持って舞う事によって発動する癒しのろっこん<舞花の祈り>を持つ美咲紀は負傷者の治療に専念せざるを得なくなってきていた。
亨も<癒しの光>を両拳に宿しているが、これ以上戦力を割く訳にはいかない。血がこびりついた斧槍を大きく振るいながら亨が言った。
「どうにも敵さんは数が多くていけねぇや。挙げ句の集団行動でこちとらへとへと。……何とかなんねえか?」
「奴らは数グループに別れて行動している。俺のろっこんを使えばそのリーダーネズミを見極められるとは思うが」
両手斧をぶんと振りながら礼二郎が答える。ベタベタッとネズミの死骸が地面に打ち付けられた。
「俺達が援護する。見極めてくれ」
サイコガンを撃ちながら修が礼二郎の後ろに回る。星の力とエネルギー弾のW使いのために彼はだいぶ疲弊していたが、強靱な精神力で攻撃を続けていた。
「みんなの後ろは僕が守るよ。僕のは射程範囲も広いし」
夏朝が素早く隊列の背後につき、戦輪を構える。そこに冬華も並んで立った。
「飛びかかるネズミは任せてください。皆さんに近付けはしません」
桜も冷静に矢をつがえ直す。
「数は確実に減らすわ。頑張りましょう」
美咲紀が花を持ちながらくるりと舞う。
「癒しは任せて下さいなのです~!」
その横で月も頷く。
「そうだな。私と彼女が交代でやれば、1人は攻撃に回る事も出来るだろう」
そして亨がにやりと笑って礼二郎の前に立った。飛びかかる5,6匹の巨大ネズミを一払いに薙ぎ倒す。
「さあ、全員の腹は決まった! 吉凶どちらの目が出ても恨みっこなしだ。頼んだぜ!」
皆が礼二郎を囲むように立った。彼は少しあっけにとられていたが、すぐその少々しゃくれている顎が引き締まる。低い声で、しかししっかりと礼二郎が言った。
「……分かった。任せてくれ」
巨大ネズミ達は明らかに隊列を組み、組織だって彼らに襲いかかってきた。
夏朝の戦輪がその群れを切り裂き、バラバラになって飛び出すネズミに冬華が小剣を振るう。その後ろで桜が隊列を組み直そうとするネズミをクロスボウで確実に仕留めていった。
先鋒で斧槍を振るうのは亨。長柄武器の特徴を生かして押し切りつつ、内側へ飛び込まれれば裏拳と足技でネズミを払いのける。
そして礼二郎を後ろを確実に守るのは修だ。こちらに飛びかかるネズミ達の1歩先を読み、正確にネズミ達をサイコガンで撃ち落としていく。そしてその横で美咲紀が杖を振るい、<魔風の光>でネズミの集団を吹き飛ばしていった。
「そろそろ交代します!」
戦闘の最中に美咲紀が後ろを振り向く。ネズミ達の猛攻に傷ついた仲間達を駆けずり回って治癒していた月が、額を拭った。
「そうだな、頼む。星の力はまだ温存しておきたい」
そして今度は月がろっこん<月影の死神>で自分の影を呼び出し、近付くネズミ達を神出鬼没に蹴散らしていく。代わりに美咲紀が素早く隊の中に入り、ろっこん<舞花の祈り>で負傷者の治療にあたった。
つ、とその美咲紀の頬に一筋の血が流れる。彼女のろっこんは己の治癒はしないのだ。
(こんなの、後でいいのです! 皆さんの治療を先にしないと)
歯をくいしばり美咲紀は舞う。全員が一丸となって礼二郎を守っていた。
(みんな、すまない。絶対分析してみせる!)
隊の中心で礼二郎はろっこん<脳内ビデオガム>を発動させていた。無防備な自分を守る為、仲間達が奮闘している。焦る気持ちを抑え、礼二郎は何度も何度もネズミ達の動きを脳内に反芻させる。そしてはっと目を見開いた。
「見えた! 2匹! 指示する!」
「分かった!」
「任せて!」
礼二郎の声に、中距離の攻撃が可能な修と桜が前後に別れた。
「固まりの中で少し大きい動かない奴らだ」
「確認出来た」
「後方も……OKよ」
修と桜が冷静に構える。そしてそれぞれが礼二郎が示したリーダーネズミに狙いを定め、勢いよくエネルギー弾と矢を射出する。ヂュッ! と断末魔の鳴き声を上げ、2匹のネズミが動かなくなった。
途端にネズミの群衆がばらけ、闇雲に襲いかかってきた。
「頭がいなくなった途端に烏合の衆って奴かい。ネズミも色々お忙しいようで」
その大群に斧槍を縦横無尽に振るいながら亨が苦笑する。
「でも……攻撃が単調になってやりやすくなった……!」
戦輪を操りながら夏朝が言った。冬華も小剣でネズミを倒しながらそれに同意する。
「そうですね、これなら数も減らしやすそうです」
見事にリーダーネズミを撃ち抜いた修と桜も休みなく加勢に戻る。
「後はもう我慢比べだな」
「音を上げた方が負けって事ね」
そう言いながらも2人とも後方のネズミを容赦なく倒していく。音を上げる気はさらさらないようである。
「頑張りましょう! 私も皆さんをしっかり回復します!」
そう言ってろっこんを発動させる美咲紀の額が、ふと暖かくなった。先程血が流れていた傷がみるみる塞がっていく。<癒しの光>を持つ月が美咲紀の額に手をかざしていたのだ。
「君のろっこんは自分は治癒できないようだな……気付くのが遅くなってすまない」
そう言って手を離す月に美咲紀が驚きながら首を振った。
「いえ……! どうもありがとうございます!」
礼二郎が両手斧を構えて亨の横に立ち言った。
「みんな、本当にありがとう。ここでネズミを食い止めれば、スライム退治の奴らもやりやすくなるだろう……頑張ろう!」
全員が表情を引き締めて頷いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月23日
参加申し込みの期限
2016年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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