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【星幽塔】第一階層 QUEST! 下水道のスライム退治
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●スライムはキラキラででろでろ
めでたく宝を見つけた一行は、取りあえずスライムと戦った元の場所に戻る事にした。スライムの残骸をどうするか話し合う為だ。
「……で、どうする?」
水上 桜
が腕組みをして水路を見詰めた。色とりどりのスライムがプカプカ浮かび、まるでボールプールである。
「纏めて運ぶしかないんじゃないかな。それなら僕のろっこんで軽くしてあげられるし」
恵御納 夏朝
が持参していたねこシールを取り出しながら言った。彼女はシールを貼る事で対象の重量を変化させられるろっこん<重く軽く>を持っているのだ。
「なら町の人にも手伝ってもらって運ぼうぜ! もう水路も安全だろうしな!」
山田 勘三郎
が提案する。数も多いのでそれがいいだろうという事になった。
「それにしてもどうしてここにこんなに集まってしまったんでしょうか……?」
御巫 時子
が頬に手を当て首を傾げた。
「サジタリオ城で黒竜が退治された時に逃げ出したのではないか?」
鮫ノ口 礼二郎
が己の考えを口にする。
八神 修
もその意見に同意した。
「城や遺跡への隠し通路っていうのはよくある話だからな。城の地下を通って下水道と繋げていたのかもしれない」
そう言いながらも修は座り込み、床に落ちているスライムの残骸を調べ始める。
「何してるんですか? シュー君」
隣にいた
椿 美咲紀
が不思議そうに覗き込んだ。しばらく修はごそごそやっていたが、スライムの残骸から何かを取り出し、美咲紀に見せた。その物に美咲紀の目がまん丸くなる。
「宝石ですー!」
美咲紀の声に皆が驚き集まってきた。
骨削 瓢
がひょいと覗き込む。
「へえ、本当だよい。しかしあっしもスライムを調べたが、そんなのあったかねぇ」
「宝石というよりスライムの体内結石じゃないかな。他のも調べたけど、どれも割れてて大きさはピンキリ。もしかしたらこれがスライムの核かもしれない」
「宝石にしか見えねえがな。これ売れるんじゃねえか?」
七峯 亨
が首を捻りながら興味深そうに眺める。彼の言葉に修は軽く頷いた。
「ああ、大きいのは流通しているみたいだ。俺も『
ねこよろず
』の取引先から話を聞いて知ったんだけど」
「面白いな、体内の核か。色も体の色と同じなんだな……」
礼二郎が自分も石をスライムから取り出し、しげしげと観察する。どうやら彼は結石を宝石というより知的好奇心の対象として扱っているようだ。
「スライムの中に宝石なんて、ファンタジーだね!」
結城 日和
は目をキラキラさせながら大きな結石がないか探している。その横で時子がつんつんとスライムをつつきながら微笑んだ。
「ぷにぷにしてて可愛いですよ、日和さん」
生き物全般に優しい目を向ける時子にとっては、モンスターもその範疇に入っているようである。
「見て下さい、月さん。この大きさなら加工してアクセサリーに出来そうです」
「本当だな。うん、綺麗だ」
北条 冬華
が取り出した結石を、
桜 月
が満足そうに眺める。
優木 遥斗
は違う方向に興味が湧いたようだ。
「スライムって食べられるかな……」
洗えばいける気がする。遥斗は1体持ち帰って『
猫島亭
』で留守番をしている
来島 アカリ
に調理をしてもらおうと心に決めた。(そして「くしゅん!」とアカリはまた可愛いクシャミをした。)
と、突然桜が声を上げた。
「大変! 千歳飴さんが!」
皆が驚いて顔を上げると、
千歳飴 楓子
がスライムの残骸に囲まれるようにへたりこんでいる。
「まだ動いてるやつがいたのか?! 大丈夫か楓くん!」
卯木 衛
が飛ぶように彼女に走り寄る。そしてその姿を確認し、また戸惑うように言った。
「……えっと……大丈夫か、楓くん……?」
楓子は無残なスライムまみれであった。動いているスライムは見当たらないところをみると、運動が苦手な楓子が恐らく足を滑らしたのであろう。怪我をしてなさそうな様子にこそホッとしたが、女の子がジェル状のものに包まれている姿は……その……なかなかのものがある。衛はこれ以上どう声をかけていいか思わず躊躇してしまった。
楓子の肩がふるふると震えている。衛が心配そうにおろおろしていると小さな声が聞こえてきた。
「……と……する……」
「え? どうした、楓くん?」
衛が聞き返す。今度はハッキリした楓子の声が聞こえた。
「……べとべとする……気持ち悪い……それに」
「それに?」
「……こういうお色気担当は……楓子じゃ無い!」
そう言うと同時にぶわっと周囲のスライムが衛に向かって吹き飛んだ。癇癪を起こした楓子が<魔風の光>を使って吹き飛ばしてしまったのだ。
「ぎゃー気持ち悪っ!」
もろに被ってしまった衛は絶叫する。しかしその姿は見事にでろでろジェルまみれになってしまった。
ただでさえ戦闘中にスライムの間をくぐりぬけていた衛。服がところどころ溶解液で溶けていたが、その上にぬめぬめてらてらのあられもない姿になってしまった。
(あ……衛氏がいやらしい感じに……)
吹き飛ばしてすっきりした楓子が我に返る。無理矢理お色気担当を代わってもらった事に罪悪感を覚えたのか、無表情にちゃっと楓子は現金を取り出した。
「すまん、今助ける」
そしておもむろにそれを放り投げると、彼女はろっこん<課金は蜜>を発動する。
「ちょっ、ちょっと待って楓くん!」
嫌な予感がした衛が慌てて止めるが、間に合う訳もない。現金があっという間に黄金色に輝く液体……蜂蜜に変わり、でろりと衛に襲いかかった。
ここで断っておく。楓子は善意だったのだ。衛の艶めかしい姿を作っているべとべとを蜂蜜で流そうとしただけだったのだ。
が、しかしお分かりだろう。でろでろででろでろがでろでろ流れる訳もなく。
黄金色に輝く甘く艶やかな衛像が出来上がってしまったのである。
これには一同も言葉がなかった。亨なんかは衛が男と分かっていても、ごくりと唾を呑み込んでしまう。
楓子がほんの少しだけすまなそうに言った。
「えーと、大丈夫か……衛氏?」
「ああ、うん……いや、楓くんが無事ならまあ」
―――とは言うものの、戦闘が終わってからのぬるぬる惨事にどうしても解せぬ顔の衛であった。
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3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月23日
参加申し込みの期限
2016年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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