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オニンピック in 魔界
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○射撃
「人間代表として参加しろ?」
八神 修
は、ここが先日訪れた地獄であることを瞬時に理解した。
先日会った魔猫を探したいと思ったが、いきなりオニンピックに出ろなどと言われてしまった。
返事に迷う修に、鬼は切り口を変えて説得してきた。
「はい、人間界代表です。鬼の角が生えて腕力もスタミナもついていますし、十分に鬼と渡り合えるはずです」
インテリ風の鬼の説得に、修はふむ、と少し考えながら辺りを見回す。
(見れば、見知った顔もいるようだ……)
修の視線の先では夏朝がサキリたちと話していたり、 瓢が賭博を開催しているようだった。
いつの間にか魔猫たちが集まってきた。
修は答える。
「わかった」
(人間の力を示すためにも勝ちに行こう。誇りを持って)
頷いた修に、鬼はすかさず競技一覧表を差し出す。
修はすぐに目に留まった『射撃』を選んだ。
「ルールを確認させてくれ」
「はい、どうぞ」
鬼は射撃競技のルールブックを取り出した。
修がそれを受け取り読み始める。
「ピストル・クレー・ライフルとあり、総合得点で競う。ピストルは50m、クレーはトラップ、ライフルは三姿勢。人間界より弾数や時間は少ないな。的は人形?」
「実際に見たほうが早いです」
鬼が立ち上がると、魔猫たちも膝を降りた。
競技会場に着くと、自然豊かで草が生茂っている環境だった。
「これをつけてください」
イヤーマフを渡される。射撃訓練でつけるヘッドフォンのようなあれだ。
手に取ると、ずっしりと重量感がある。
「重いな」
「他の選手が撃っている時に使うので競技には支障ないかと」
「? 自分の番の時にはつけないのか」
「急所以外に当たると人形が絶叫します。精神ダメージを受けないよう本人以外がつけるのです」
「ペナルティってワケか」
他の選手が撃とうとしているのを見て、急いで修はイヤーマフを装着した。
人形のはずの的から血が飛び散る。イヤーマフごしにかすかに悲鳴が聞こえた。
マフを着けていない強面の鬼の選手は顔を歪めている。おそらく絶叫が轟いているのだろう。
魔猫たちは平然と耳を掻いたり寝たりしている。
(本当は自分の番でも着けたいんだがなあ……)
夏朝の応援を終え、更衣室でユニフォームに着替えを済ませ出てくると。
「さっきはありがとう……頑張ってね」
「このヘッドフォン、観客もつけるのかい?」
魔猫たちと共に夏朝、そしてサキリも応援に来てくれた。
「来てくれたのか。精神安定のためにイヤーマフをしっかりつけてくれ」
説明しているうちに、すぐに修の番が回ってきた。
「行ってくる」
イヤーマフをはずし、呼吸を整えて修は的に向け銃を構えた。
一射目。血が飛び散ると同時に、亡者の絶叫が轟いた!
「外したか」
耳を押さえながら修はつぶやく。
頭の中で、いつまでも声が響いている気がして眩暈がした。
(このままではまずい)
修は周辺を見回す。
地獄に似つかわしくない緑の草に歩み寄り、手を伸ばしてむしり取り、食べた。
(苦いな。だがハーブの効果に期待だ)
ふふ、と修は微笑みを浮かべた。どうやら落ち着いたようだ。
(精密な銃にも僅かなクセはある。プロじゃないけど有る程度は修正したい)
射撃部で経験は積んでいる。射撃は、自分との戦いである競技だ。
だから意識におくのは的だけだ。雑音など集中すればなんでもない。
「……頑張って!」
「にゃーにゃー」
だが雑音を遮断された状況でも、夏朝や魔猫の応援の声はちゃんと聞こえた。
修は夏朝たちのほうに頷いてみせた。
(銃のクセを脳内修正すれば大丈夫だ)
冷静に、二射目。
悲鳴は聞こえなかった。
修の銃は、正確に的の心臓を打ち抜いていた。
「おめでとう。すごかったよ」
競技が終わった後、先日の魔猫がお祝いに来てくれた。
「ありがとう。また会えて嬉しいよ」
修はこの魔猫に聞きたいことがあったのだ。
「俺は八神修。君の名は?」
「マネコだよ」
「それは種族名だろ? 俺は君個人の名前を知りたいんだ」
「そうだね、優勝のお祝いに特別に教えてあげよう。アロケルだよ」
そういうと、アロケルは不意に背中を向けてジャンプし、いずこかへ消えてしまった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月16日
参加申し込みの期限
2016年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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