サキリ・デイジーカッターは
先日の地獄めぐりのことを思い出していた。
(不思議な体験だったな……刃物好きの僕には向いてる世界だった)
また行けたら……
そんなことを思った瞬間、足元の床が消え、サキリは落ちていた。
「もしかしてまた地獄か?」
だが少し様子が違っていた。
赤と黒を基調にした世界に、鬼たちがいる。
そこだけ見れば地獄っぽいが、鬼たちが元気に行進しているのだ。
周囲は観客席のようで、悪魔たちが声援を送っていた。
鬼たちは色とりどりのユニフォームを着て、旗を持って……
「これは、まるで……」
アナウンスが流れた。
『オニンピックへ、ようこそ!』
ふと違和感に気づいて頭に触れれば、サキリの頭には鬼の角が生えていた。
『オニンピックは飛び入り歓迎です。金メダルを目指してみませんか』
こんにちは、天村です。
ガイドにはサキリ・デイジーカッターさんにご登場いただきました。
もしご参加いただける際はガイドにとらわれず、ご自由にアクションをお書きください。
前回の地獄めぐりと趣を変え、今回は地獄の鬼が戦うオニンピックです。
皆さんの頭には鬼のような角が生えているので、鬼として競技に飛び入り参加することができます。
もちろん観戦してもらっても構いません。
様々な競技があります。ご自分で考えてくださっても構いません。
以下はほんの一例です。
●短剣投げ
人型の的に向けて短剣を投げ、当たった場所によって得点を競う。
当たると的が叫び声を上げる。
●血の池水泳
血のような色の水のプールでの水泳競技。
亡者に足を引っ張られることもある。
●地獄体操
マットの代わりに針の山が敷かれている体操競技。
靴は履いているが、失敗すると痛い。
●フェンシング
防具なしで行われるフェンシング。
●目玉卓球
鬼の目玉のピンポン玉を打ち合う競技。途中でピンポン玉が増えることも。
●坊主めくり
なんでこれがオニンピック? などと気にしてはいけない。文系の鬼にも優しい競技。
坊主が出ると鬼は物理的にダメージを食らう。
元の世界に戻れば角も体の傷も残りませんので、お気軽にご参加ください♪