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それは一見、影法師――人の影にも見えた。
しかし、身の毛もよだつような軋り音とともに立ち上がったそいつは、漆黒に艶めく粘液の体を持っていた。
⚫︎
「なんだ、こいつら……」
目覚めた場所――ラーメン屋の入り口を突き破って入ってきた「それ」に、御剣刀は武器を構えた。
先ほど目覚め、自分の残したメッセージに従い家に向かおうとした矢先の出来事だった。
「影の立体化? それともスライムか?」
呟く。判断材料は少ないが、非友好的なのは明らかとなった。
侵入してきた三体の『影法師』が、店内のテーブルなどを破壊しながら刀に迫ってきたのだ。
――斬!
次の瞬間、刀は三体の影法師を斬り裂き、ラーメン屋の入り口へと立っていた。
「これがメモにあった『ろっこん』か……」
地面に倒れてうごめく影法師たちを見やり、刀は初めて体験した感覚を思い返していた。
「とりあえず家に行くか」
外へ出る。そこで彼の足は止まった。
視界の中、家や路地の影から、影法師たちが現れようとしている。
「馬鹿らしい……」
握っていたメモをくしゃりと潰し、彼女は頭を振った。まだ、頭痛がする。
起きてからずっと、ひどい頭痛だった。体の中が妙に熱く、刺すような日射しと薄っすらとかいた汗のせいで不快な感覚が内側でくすぶっている。
「いったい何が言いたかったのよ」
彼女にとって意味不明なメモは用を成さなかった。代わりに、目の前にある事実から現状を認識していく。
例えば生徒手帳。
「私の名前は
葉利沢 倫理子
。寝子島高校の2年生で住まいは桜花寮。少なくともそう書いてる……でも、なんでこんなところに?」
私はたしか、東京に住んでるんじゃなかったのか?
訳が分からず、倫理子は他の所持品を調べた。写真が一枚出てくる。
「これは……ふふ、懐かしいな」
微かに、倫理子が笑顔を浮かべた。
十四歳のバースデイパーティ。その時に友達や家族と一緒に撮ったものだ。
意識を過去に馳せていた倫理子は、そこで初めて何者かの気配を感じた。
「!?」
振り返る。影でできたような、奇怪な生物が背後にうごめいていた。
一体だけではない。周囲に目を向ければ、彼女を囲むようにして何体もの異形が現れている。
「な、なんなのこいつら……!」
完全に取り囲まれ、倫理子は呻いた。
異形――影法師たちが襲いかかる。
幸か不幸かその寸前、倫理子の頭痛が激しいものとなって、彼女は意識を手放した。
手放した意識が戻ってくるまで、いかほどの時間が立ったのだろうか。
「ん、んー」
顔にのせていた帽子がずれたおかげで、彼は自分が寝ていたことに気づいた
ひとまず、帽子をかぶりなおす。
「うわぁ、なんだこの音!」
そこでようやく聴覚が機能しだして――聞こえてきた蝉の大合唱に思わず耳を塞いだ。
触れた耳はつるりと、丸い。
音は止みそうになかった。
「あれ?」
諦めて耳から手を下ろすと、身につけたブレスレットが目に入った。
表面に文字が刻まれている。
「ゆーり、ろっそ……名前か」
誰の?
おれの……!?
そこで彼は――
ユーリ・ロッソ・ネーモ
は、自分に記憶がないことに思い至った。
「何も、思い出せない……」
呆然と呟く。
ただ、不思議と焦りはなかった。
代わりに考えを巡らせようとしていると、なんでか頭の中がスカスカした気分になってくる。
ふと、ブレスレットをひっ繰り返してみた。
そこにはメッセージがあった。
『おれは記憶が1週間しかもたない』
「ははぁ」
納得したようなどうしようか迷ったような、そんな声がユーリから上がった。
「えー、おれ何にも覚えてないけど、こんなとこで1週間も寝てたのかなぁ?」
ずいぶん無用心だなぁ、と、ひとまず身につけたものを漁ってみる。ポケットに手帳が入っていた。
そこに記されていたのは、毎日遭遇した物事や人、言われたこと。そのほか色々なこと。
あらゆることが書き留めてあった。
「汚い字だなぁ」
ユーリが他人事のように頰をかいて笑う。
一番新しいページには、現状についてが書かれていた。
「大切なもの……えー、なんだろ?」
肝心な部分については書かれていない。ユーリは仕方なく、手がかりを探して他のページを開いていく。
読んでいるうちに、だんだんと日は西へと傾いていった。
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月12日
参加申し込みの期限
2016年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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