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ずっと歩いていて、足が疲れた。
当然のことでもあった。あてもなくたださまよい歩くには――この町は暑すぎる。
ある建物の日陰に入ったところで、さゆるは大きな柱を背に休むことにした。
「何も思い出せない」
当てはないなりに、何かを求めて歩いていた気はする。
だが、結局何かを思い出すことも、求めた何かを得ることもなかった。
疲れを隠せない表情で、さゆるはもう一度、自分の所持品をあらためることにした。
新たな情報は、何も出てこないはずだった。
それなのに。
「これは……?」
バッグの中に覚えのない感触があって、さゆるは手にしたそれを取り出した。
なんのことはない、普通のアクセサリーだった。
「アイオライトの、ペンダント……」
ところがそれを手にしたさゆるは、驚きに目を見開いていた。ペンダントを持つ手が微かに震えている。
無くしたもの。
違う、あえて捨てたものだ。つらいから。
死んだ母の形見。
欲しがってた。誰が?
欲しがってたのは幼い、まだ何も知らない――。
記憶が、ペンダントを通して流れ込んでくる。
「これが、なぜ……」
さゆるの声が震えていた。呼吸が不規則だった。
胸が、いたい――。
元より疲労していた身体に、呼吸困難が重なった。激しい眩暈を最後に、さゆるは暗闇の中に沈んでいく気がした。
目にした地面が遠くから、迫ってくる。
「そーだ、商店街!それにムダに広い日本家屋!」
梢は歩きながら、記憶の片隅にあった光景を再構築していく。
「よーし、だいぶ思い出してきた!」
徐々に自信を取り戻していく足が止まったのは、屋敷野と書かれた表札の家だ。
「梢さん、お邪魔するねー」
だがしかし、過去の自分は『梢さん』のままだった。
「うーん、でも思い出したのは楽しいことばっかり。これでいいのかな?」
まだ、悲しいことを忘れている気がする。
悲しいけど、とても大切なこと……。
直感的な疑問に従って、梢は『梢さん』の部屋を注意深く眺めていく。
「散らかってるなぁ。女子力低いとカレシできないよ?」
過去の自分をからかいながら、目立つ物を眺めていく。
一際気になったのは、標本箱、銀色の懐中時計、写真立ての三つ。
写真は、バイト時のものや、船に乗っていた時のものだろうか?
「私、標本なんて作ってたっけ……?」
首を傾げる。やはり何も思い出せなかった。
「他の場所を探そっかな」
そう言って、梢は部屋を出て行った。
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担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月12日
参加申し込みの期限
2016年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月19日 11時00分
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