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⚫︎
「来たはいいが、やっぱり何もないな」
チケットにあった、野外音楽堂とでもいうべき場所に来て、賢二は周囲を観察する。ここに来るまでに見た町と同様、人っ子ひとり見かけることはない。
それでもせっかくだし、と賢二は誰もいないのをいいことに舞台へと向かった。
さきほど見た光景も、ステージから観客席へと向けた視点だったからだ。
「ここか?」
舞台の上に立って、一瞬見た光景と重なる位置取りを行う。
客席を見渡した。
その瞬間、賢二の頭にあの時の映像が再演された。
今度は、先ほどよりも鮮明で、長い。
拍手と、じっと見守る視線。そしてその時の自分は――、
「俺は、ここに立ったことがある……」
賢二の中で、一度消え去った記憶が蘇ってくる。
なんとなく入ったサークル。そして迎えた初めての公演でのカーテンコール……。
その時、観客からの拍手が沸き起こっていた。それに芝居の途中での驚きや笑いの声。
そして、そういったものを体に受けて、初めて感じた高揚感。
「そうだ、あの時に……あの時のそれがたまらなくて、俺は演劇をしてるんだ」
昔見た、パフォーマーのように目立てて楽しませる存在になれると知って。
そうすれば俺だって見て貰えるんだって……。
賢二は我に返った。短い間の出来事だったが、その間に夜の気配は濃密なものとなっていた。青とも紫ともつかぬ空の下では、和らいだ熱気が徐々に冷まされていくのが分かる。
ビルの向こうに、白く輝く月が見えた。
賢二は手帳を開き、挟んであった写真を見た。
少し焼けたその写真に、柔らかな笑みを落とした。
「うん……なんだか色々、なんとなく思い出してきた!……ような気がしないでもない?」
探し当てた桜花寮の廊下を歩きながら、陽毬はわかってきたのか、そうでないのかよくわからない言葉を発した。
「で、ここが私の部屋だよね」
鍵は合っていた。「おじゃましまーす」と彼女が入る。部屋の中を見ていく。
「……なんか、恋愛関連の本が多いような。あ、これは私の荷物、かな」
一冊の本を手に取る。陽毬はじっとそれを見ているうち、自分のものだという確信を高めていった。
なんかラブい表紙とか見てるとどきどききゅんきゅんするし!
「えっと、じゃあこの貯金箱も私のも……う、か、軽い……」
少し期待した豚さん貯金箱は悲しいほど軽く、持った拍子に切ない音を鳴らす。
「あれ? これは?」
貯金箱の下にあった紙片を見て、陽毬は手に取った。
バイキングのチケットが2枚。
「……なんだろう、このバイキングチケットが超気になる」
不思議と笑みが出てきて、どきどきする。
薄暗い室内で、中身がよく見えなかった。電気をつけるのももどかしく、陽毬は窓越しにそのチケットをかざしてみる。
夕日にまぎれて、月の光がそこに差し込んできた。
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担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
冒険
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月12日
参加申し込みの期限
2016年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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