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寝子島高校
雪解けはすぐそこに……
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寝子島高校の北校舎1階にある学食——。
営業開始から一時間程経つと生徒たちで賑やかになる入口から少し離れて、
佐藤 英二
は廊下の先を見ていた。
端末のバイブレーションを感じてポケットに手を突っ込みかけた時、横からぐいっと肩を組まれる。
「フェイントー!」
「あはは騙されたー!」
エリセイ・ジュラヴリョフ
、
レナート・ジュラヴリョフ
がケラケラ笑っている。相手が困るのを期待するような双子の先輩の顔に、英二は眉を下げて笑いだした。
順番待ちの列の後ろにつけると、エリセイが英二からのランチタイムの誘いがきたトーク画面を開いた。
「ねーねー、英二ってぼっちなの?」
「やーいぼっち!」
「一人でのんびり食べたりもしますけど、普段はクラスメイトと一緒に食べたりしますよ。先輩たちは——」
「ふたごー!」答えがユニゾンした。
「そこは『二人ー』って言うべきですね。あ、そろそろですよ、先輩たちは何にします?」
「俺カレーの気分。だからレーナもカレーの気分だ」
「正解。英二はラーメンの気分でしょ」
「正解です。今日は醤油ラーメンにしようかと。学生の主食はやっぱりラーメンですね。何でも男子高校生の体組織の70パーセントはラーメンが主成分らしいですよ」
英二が自分のセリフに笑ってしまうと、レナートも「残り30パーセントは肉か米だな」と笑う。
「でもさ。男も結構甘いもん好きじゃん?」とエリセイ。
「あー売れるね。コレおばさんの持論なんだけど、男性のお客様は、ケーキとか一品だと恥ずかしがって微妙だけど、コーヒーとセットにすると売り上げ良い」
「実際甘いモノも捨て難いですよ。東京で食べた洋菓子どれも美味しかったですよね」
「洋菓子って言うなよ英二おじさーん」
「おじさん!? じゃあ……デザート」
正解ですか? エリセイはクイズ番組の司会者のように勿体ぶった間をおいて、「失格!」と親指を下げた。
「うちのメニューにはデザートって書いてるけど、それもおじさんかもね。
この間
志波 武道
はお客様の前で『スイーツ』って言ってたぜ。やっぱ彼女持ちは違うな」
「じゃあ俺はсладкое(*デザートのロシア語)って言うわ。これはやばいな、モテる気がしてきた。な、レーナ」
「その前に通じない気がするんですが……」
ラーメンを冷ましてやろうと言う魂胆丸出しのレナートによる「テラス席行こう」の提案を却下して適当な席につく。英二が一口目をすすっていると、双子が向かいから英二のトレーの方へ両手をパタパタ振っていた。
「……なんですか?」
「カレーの匂いすると、なんでもカレーの味になるんだよ」
「どう英二、カレー味?」
「…………カレーの匂いの醤油ラーメンですね」
「複雑だなあ」
「バカみたいだね」
気まぐれに飽きたようで双子も大人しく食べ始まったが、腹が膨れだすと直ぐに口が食事とは別の目的で動き出した。一人ずつだと静かなのに、二人揃うとよく喋るのだ。
「英二も鬼ちゃんの鬼ごっこ行ったんでしょ?」
「イリヤ君に聞きました? なんと……僕が優勝しました!」
「うん聞いたー。凄く格好よかったんだよ、ろっこんで消えたみたいにみえてどーたらこーたらって熱のこもった説明されてさー」
褒められると痒さを覚えて、英二は後頭部を掻いた。
「まぁ、隠れて漁夫の利を狙いまくったのがたまたま上手くいっただけなんですが、こんなこと滅多にないんで素直に喜んでおきます!」
「じゃあ俺も素直に褒めちゃう」
レナートが英二の頭に手荒い祝福を贈っていると、エリセイがテーブルに肘をついて気の抜けた声を出した。
「たまに褒められたくなるけどね、静かなのが一番だよ。イベントとかいらない」
「イベントで思い出したんですがそういえば、もうすぐバレンタインデーらしいですけど……アレって都市伝説の類ですよ、きっと。
何故って、僕はそんな現場、体験したことないですから」
「墓穴掘ったね英二。気にしてなきゃそんな言葉出ない」
レナートが冷ややかな笑みをしながら、水の入ったコップを傾けた。
彼の言う通りだ。実際英二は話しをしながらと漠然と、ある元気で能天気なクラスメートの女子の姿——彼女がただの女子でないのを知ってはいるけれど——を想像していた。
彼女だったら或いは。頼めば気軽にチョコをくれそうなものである。
例えそれが義理でも、無数の中の一つでも(それはそれで貰えて嬉しいかも?)と考えるのだ。
後輩が細やかな望みを思い描く、それが嬉しく無い狭量なエリセイだ。
「英二がアテがあるって顔してる! 裏切り者っ! 俺一人で頼んだお客様が即座にヴァレンタインデイをやめたくなるような毒毒メニュー作って提供してやる!」
「毒は売れないだろ」
「店長の甥が店の売り上げ落としてどうするんですか」
呆れ笑いをしても、エリセイはせっせと計画を続けている。そのままあーだこーだと話しながら予鈴が鳴るまで三人は楽しいひと時を過ごした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月13日
参加申し込みの期限
2016年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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