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ねこモンGOGO!
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【ニャンガーVSハラグロ】
水守 流
は、ジム巡りをしていた。
(待ちに待ったねこモンGO! 当然速攻ダウンロードして数日、吟味に吟味を重ねた俺のねこモン達がどこまで通じるのか確かめたくなるのもわかるだろう?)
誰にとでもなく心の中で呟きながら、流は『俺より強いやつに会いに行く』ために寝子島中のジム巡りを続けていた。
そんな流がちょうど大きな公園の前を通り過ぎようとしたときだった。
「そこの貴方、少しいいですか?」
「へ……?」
出し抜けに背中にかけられた声に、流が素っ頓狂な声を上げて後ろを振り向いた。
そこにいたのは、ニャンテンドーと大きくロゴの入ったマントと仮面をつけて謎の青年――
クロセル・ラインツァート
だった。
「……ええ、と、ニャンテンドーの熱烈な信者の方ですか?」
流はできるだけ言葉を選んでそう訊ねた。
「ザッツライト! 私はニャンテンドーの熱烈なファンにして、ねこモン普及委員会の会長! オカネナンテモラッテマセンヨ?」
「……そ、そっすか」
最後はやや棒読みだった気がしたが、流は触れてはいけない気がしたのであえて突っ込まなかった。
「じゃ、じゃあ俺はこれで」
流は関わってはいけない気がしたので、そそくさとその場から立ち去ろうとした。
「お待ちなさい。私は貴方にねこモンバトルを申し込みます。よもや逃げたりしませんよね?」
「……なに?」
にやりと笑って挑発的な物言いをするクロセルの視線を、流は鋭く見つめ返す。
流は、無気力系に見えても、ゲーマーの端くれだった。
対戦を挑まれ、「逃げるのか?」などと挑発までされて、黙ってはいられない。
「……面白いじゃねぇか。相手になってやるよ、おっさん! 行け、俺のニャンガー!」
次の瞬間には、流は相棒のシャドーポケモン――ニャンガーを繰り出していた。
ニャンガーはスピードこそ遅いが、トリッキーな戦い方ができる上級者向けねこモンだった。
「……お、おっさんはよしてくださいよっ!? こう見えても、私はまだ26歳なんですよっ!」
対するクロセルは「おっさん」という言葉に敏感に反応しつつ、(ペ)てんしポケモン――ハラグロを繰り出した。
ハラグロは天使のような愛らしい外見をし、そのくせ腹の中は真っ黒な、まさしく(ぺ)てんしネコもんである。
「くっ……! 可愛い外見のくせして、なんて腹に一物抱えてそうな顔のねこモンなんだっ!」
「ふははははっ! 褒めても何も出ませんよ! 代わりにこれをあげましょう。ハラグロ、『にまいじた』!」
クロセルが命じると、ハラグロは二枚に分かれた舌を使って連続攻撃を仕掛けてきた。
2かいヒット! ニャンガーのHPがだいぶ減った!
「……っ、このオッサン、意外と強いぜッ!」
「だから、オッサンって言うなッ!」
クロセルは激昂するが、16歳の高校生にすれば26歳は残念ながら完全なオッサンである。クロセルも16歳の頃はきっとそう思っていたはずだ。
「反撃だ、『したでなめる』!」
「はははっ! そんな動きでは、私のハラグロには当たりませんよ! もう一撃です、ハラグロ!」
クロセルの指示に従い、ハラグロはちょっと世間の色に汚れた白い羽をはためかせて、ニャンガーの攻撃をひらりと避けた。
そして、逆にもう一度『にまいじた』による連撃を確実に二回ヒットさせてくる! ニャンガーのHPはもうあと少ししかない……!
「やはりスピードがネックになるか……! だが、『さいみんじゅつ』」
流の命令に、ニャンガーの目がギラリと光る。
そのニャンガーと目が合った瞬間、ハラグロはふらりと身体を揺らし、そのままスヤスヤと眠り始めてしまった。
「な、なんですって……!?」
ずれた仮面をかけなおし、少し大げさに驚くクロセル。
ハラグロは気持ちよさそうに眠っていて、一ターンを無駄に消費する。
そこに、流は畳み掛けるように次の技を命じた。
「ニャンガー、『ゆめくい』!!」
流の声に応じて、ニャンガーが荒ぶる猫のポーズをとる。
次の瞬間、ニャンガーの影が巨大化と同時に実体化し、ハラグロを包み込んだ。
影はハラグロの体内に侵入すると体力を半分ほど吸収して、またニャンガーのもとへ戻る。
「よし、敵の体力をドレインして、こっちのHPが回復したぜ!」
流がグッとガッツポーズをとる。
「くっ……。目を覚ましなさい、ハラグロ!」
クロセルの懸命の呼びかけも虚しくハラグロはまだ目を覚まさない。
「もう一撃だ! 『ゆめくい』!」
刹那、ニャンガーの影が再びハラグロに襲い掛かる。きゅうしょにあたった!
『アーーーッ!』
そしてついに、ハラグロは何かこう(ぺ)てんしねこモンとしては致命的な感じのする鳴き声をあげて、その場に倒れた。
「ふっ。どうやら私の負けのようですね」
「いや、おっさん――じゃなかった、おにいさんも強かったぜ。あんな技、どうやって覚えさせたんだ?」
流は強敵であったクロセルに敬意を表しながら、固く握手を交わしつつそう訊ねた。
「ふふ。それはもうレアなわざマシンを手に入れるために毎日寝子島中のねこストップをまわって……いえ、なんでもありません」
「(……こいつ、結構ガチ勢だった! いい大人なのに……!)」
戦慄しつつ、どうせなるならつまらない大人よりこういう大人になりたいな、と――そんなことを思う流なのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月10日
参加申し込みの期限
2016年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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