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春のアウトドア体験! ついでにドボン。
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全てのコースを遊び終えて、武道は仲間へ「ところで……」と話しを振った。
「ガッツリ落ちるって思ってなくてさ……。
水着しかないんだけどどうしよう! 誰か持ってきてない!? むしろなぜ飛び込んだ俺!?」
「あ、はは。私が聞きたいです」陽毬だけは眉を下げつつも笑ってくれたが、刀と桜はさっさと風呂へ行ってしまう。
「水着で帰れば良いのではなくて? 貴方競パンイチはお得意でしょう? おほほほ」
紅緒の蔑みの眼差しがグサッと刺さって大ダメージになった後。傷口が開いてかなり経ってから、双子が口を開いた。
「俺ら服あるよ。ロッカーあるけど、着る?」
「待ってたげるから、シャワー浴びてきなよ。パンツは水着きればいいじゃん?」
「もー、早く言ってよー……。
あ、ロッカーと言えば。イリヤ君、一人にしちゃったけど——」
「ああヘーキヘーキ。自分で走ってったじゃん?」
「うちの弟は、待つとか、そゆの無理だから。俺たちのことも追いかけてきたし」
エリセイが首を横に振ると、丁度ロッカールームにたどり着き、イリヤもこちらに気づいたようだ。
「おかえりなさい」と出迎えた微笑みがいつもの彼のもので、武道は安堵の息を吐く。
「すみません。兄さんたちや皆と過ごす時間を潰してしまうのは酷いと思ったけれど、どうしてもこっちを先に済ませたくて……。
話したいこと、たくさんあって、どうしようか考えたんです」イリヤは武道の前へトークアプリを開いたスマートフォンをすっと出した。
「向こうは夜中なので、コレだけにしました」
画面には、“I can't wait!”のメッセージの下に、包丁を持った猫のイラストスタンプが押されている。これが一番伝えたい事だとしたら、この後どうなってしまうのだろう。
「これはまた、ブッソウな……」
「これで僕の気持ちも伝わりますよね! ああ、早く会いたいな。僕の未来のお財……じゃなかった旦那様」
武道は冷や汗をかいたが、イリヤはどこまでもピュアな恋する瞳で空を見ていた。
果たしてこの願いが何をどう間違ったのか、神様だか真昼のお星様だかに届いてしまうのだが、それはまた別の話しだ——。
*
自然公園は寝子温泉の近くにあるので、施設内に『日帰り温泉』も備えていた。
水着を着ていれば男女の混浴も出来るので、アスレチックで遊んだ客の多くは、最後に温泉で身体を癒して帰るのが定番だ。ミーツェも流れにのってやってきた。
水着やタオル類の貸し出しはあるので良かったが、ほしびとの名残りなのか、ふわふわの髪をかき分けて生えた猫の耳と尻尾は問題だ。
(これは……隠した方がいいですかにゃ)
そっと中の様子を伺ってみると、皆、貸し出しされたバスタオルを身体に巻いていた。注意書きには『髪の長い人はタオルかゴムでまとめてください』とあるから、耳も自然に隠せそうだ。
こうしてミーツェが温泉を楽しめると喜んでいた時、リリエルたちはすでに中に入っていた。
気持ちははやったが、『走ってはいけません』の案内を見るいぜん、リリエルの足はもつれてそれどころじゃなかった。
「あわわ、さっきの『グラグラ橋』で、足元がまだゆらゆるしますー」
なんとかシャワーの前にたどり着き、椅子に座ることができた。
「はふぅ……水に一杯落っこちたからびしょびしょですぅ。
メリィちゃん、身体を洗ったら温泉入ってあったまりましょう。えへへ、背中流してあげますねー」
桶のなかに溜まっていく湯を見つめて、リリエルは今日の出来事を思い出している。メリィと新しい場所でめいっぱい遊べて充実した一日になった。
「今日はとっても楽しかったです! また一緒に遊びましょうね♪」
水着着用の温泉では、リプカが足を伸ばして息を吐き出していた。
「楽しかった!」
「私も! 今回は全部クリアできて満足したわ」
桜が満足げな顔でお湯に沈んでいく。刀は彼女の健闘を褒め称え「こういうのはテンションが大事だ!」としきりに言いながら、神に感謝していた。
紅緒と陽毬の女の子のシャンプーの香りに挟まれて、正面にいたマーメイドのような美人——みつびだ——から、ウィンクまでされてしまったのだ。
(このタイミングで水着の女子拝めるとか神様ありがとうございます)
「それにしてもコインランドリーって便利ね。百円玉を入れて、ボタンを押して、あとは待てばいいなんて」
「使ったこと無かったの?」と陽毬。
「私も寮生になるまでは、使ったことがありませんでしたわ。
でも確かにコインランドリーって便利ですわね。乾燥機も普通の家にあるものより優れてますし、布団や靴が洗えたり」
「あ、ね。すごいよね。
最近はカフェ付きのおしゃれなところもあるんだってね。リプカちゃんと刀君は知ってた?」
そんな彼女たちの声に、修が気づいたようだ。
「大道寺さん、作品アニメ化おめでとう。初号試写には行った?」
「有難う。詳しくは言えませんけれど、私は全てお任せしてますの。スタッフさん皆さん素晴らしい経歴の方々ですから、安心してと編集さんも仰ってましたし——」
刀や陽毬たち友人と、温泉に解されたのか。紅緒は柔らかい表情だ。
「だからうまくいかなかったとしたら、全て私の力量不足ですわ。
緊張しますけれど、でも……、私はとても『楽しみにしている』んですの!」
紅緒の言葉をきいて、刀がふっと笑う。
「俺も楽しみだよ」
修はそう伝えると、温かいお湯で身体を休める。
「あら、あれ。桜かしら——」
紅緒の指差す温泉から見える木に、小さなピンク色の蕾がある。皆が注目すると、陽毬が開いているものを見つけたらしい。
「一つだけ咲いているみたい、あったかいからかな?」
「きっともう一週間かそこらで満開だな」
刀の声を聞きながら、修は近いうちにまたアスレチックに挑戦しようと思った。
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あとがき
担当マスター:
東安曇
ファンレターはマスターページから!
シナリオにご参加頂き有難うございました。東安曇です。
暖かくなってきた寝子島にぴったりのアクションばかり頂いて、どこかに出かけたくなってしまいますね。まあ……、花粉症なんですけど。
今回は沢山のほしびとさんにもご参加頂きましたので、ちょっとややこしい部分ついて。
ほしびとの説明に『ほしびとが寝子島に来ると、星の力の影響か ひと のように変化して、体、衣装、持ち物が現代日本に相応しいものになります』とありますが、こちらには通貨も含まれます。
ですので今回のようなシナリオでも、安心してご参加下さいね。
それではリアクションをお楽しみ頂けましたら幸いです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2017年03月24日
参加申し込みの期限
2017年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2017年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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