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被服室、百年机の暗号
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●暗躍、悪戯クラブプラスワン(その1)
被服室で、はずれクッキー騒動が起こっていたころ。
北校舎1階放送室前には、二人の女子が背中合わせに立っていた。
暗号の謎に皆より先に辿りついた二人である。
一人は、放送室のスピーカーを見上げ、そしてもう一人は、放送室前にかかっている、ずいぶん昔の卒業生が描いたと思しき星空の絵を見つめ……。
「シンチャオ」
背中から声をかけられ、スピーカーを見上げていた
朱鷺峰 揺炎
はくるりっと振り向いた。
「もしかして忍者さんかな?」
わけのわからないことを聞かれ、揺炎は「はあ?」と首をかしげる。
「おーう、ごめん。日本は忍者の国だから、宝の傍には忍者が罠をしかけてるんじゃないかなって。こんにちは、シダだよ。
シダ 美穂戸
。お宝、見に来た人?」
「そう、ね。でもあんまりにも暗号が簡単すぎて……」
「そうだよね! 体育科のシダにも解けるなんておかしいもん」
揺炎とシダは、しばし考えたが、考えていても仕方がないということで意見が一致した。
「見てみようよ」
「そうだね」
そういってシダは、スピーカーの向かい側にかかっている星空の絵を取り外しにかかり……。
「あれっ? ないなあ……」
「え? 何してるの?」と揺炎。
「何って……この星空の絵がスピカでしょ? 暗号って『スピカの裏』だったよねー?」
「……いや、『スピカの裏』じゃなくて、『スピーカーの裏』、じゃないかな……」
「おーう! スピーカー!」
シダはぺろっと舌をだして苦笑い。揺炎もつられて苦笑いする。
それから、背の高いシダが背伸びしてスピーカーを見上げると、なにやら古ぼけた手紙のようなものの端がわずかに覗いていた。
「これかなー?」
「わざとらしいわね。ずっと見つからなかったなんて信じられない」
二人は手紙を開いてみる。
エ テ ク エ
ゼ リ セ ニ
エ ワ ヒ キ
コ ヒ マ ヨ
「また、暗号?」
「百年机の暗号と似てるねー。同じ解き方でいいのかなー?」
「そうみたい。次の場所を示している。……どうする?」
揺炎は上目遣いでシダを見上げる。
「シダは、気になるよー」
揺炎はふう、とため息をついた。
「ほんというと、あたし、きっと宝は価値のないものだろうと思ってて。だから、シダみたいに本気で宝探しに来た人がどんな顔するんだろうって見にきただけだったんだけど……こんな暗号みつけちゃったんだもん。これって……素敵な出来事、じゃない?」
シダは大きく肯く。
「うん! 行こう、行こうー! お宝捜索隊、結成ー!」
◆
1階女子トイレ前に着いたとき。
お宝捜索隊は、被服室に行こうとしていた
アネモネ・アドニス
と、アネモネを暗号に詳しい上級生と見込んで追っかけていた
雨宮 煽
の二人を加えて、女子ばかり四人に増えていた。
「いちかい じよしと いれのお くのへや……ですか……」
揺炎とシダから暗号の話を聞いたアネモネは、ふんわりと首を傾げる。
「先輩たちの時代は、被服室の暗号に挑戦した人はいなかったの……?」
煽がアネモネに訊ねる。
「ふふふ、私たちの時も、挑戦いたしましたものですわ。確かクラスの人が解いたような……」
「えっ、それで、どうなったのー?」とシダ。
「それが……、どうなったのか、覚えてないんですの。でも、きっとこの謎が解ければ、わかりますわね」
暗号の書かれた古ぼけた手紙に目を落としながら、3年生のアネモネは思う。きっとこれもまた、楽しい思い出になると思うのですわ、と。
「さて、あたしたちはみんな女子だから、誰が行ってもいいわけだけど……」
揺炎がみんなを見回す。狭い女子トイレだ。全員では入れない。
カチ、カチと入り口前のスイッチを押していた煽がすこしだけ青ざめて言った。
「ちょっと待って。電気が……点かないわ」
北校舎、日の差さない女子トイレ。
電気が点かない、だたそれだけで、何やら薄気味悪くなってくる。
「……誰が、行く?」
改めて揺炎は皆を見回す。
手を挙げたのは、アネモネと煽だった。
「私が行きますわ……先輩、ですもの……!」
「私も……先輩が行くなら」
「わかった。じゃあ、ふたりに任せる」
アネモネが先頭に立ち、煽はアネモネの制服の裾を掴むようにして、恐るおそる女子トイレの中を進んでいく。揺炎とシダは廊下からそれを見守る。
アネモネと煽は、トイレの扉を、ひとつ過ぎ、ふたつ過ぎ……一番奥の扉の前にたどり着く。
トイレの扉に二人で手をかける。
心臓が高鳴る。
視線を交し合う。
「あ、開けますわよ……!」
「は、はい、先輩……」
思い切って二人はドアを引く。
途端に、子どもの歌声が流れる。
はぁるがきた~ はぁるがきた~ どぉこぉにぃ~きた~
唱歌「春が来た」だ。
音楽の授業で聞いたら、さぞ微笑ましかったに違いない。
しかし、薄暗い女子トイレで聞くには、子どもの歌声は怖すぎた。
「ひいいぃいぃ!!」
煽が悲鳴を上げる。
アネモネはそれでも気丈に一歩トイレに足を踏み入れた。
が……!
天井からなにか、虫のようなものが落ちてきて、アネモネの鼻筋にぴとっと当たり……!
「ゴ、ゴキブリ……!?」
せ、先輩~っ、という煽の声を聞きながら、アネモネの気は遠くなっていった。
◆
チ オ パ ナ
ソ ナ ホ ヌ
フ ヨ シ オ
フ エ テ メ
「またまた暗号、だねー」
シダがつぶやく。
一番奥の女子トイレには、ドアを開けると音楽が鳴る仕掛けと、紙で作ったゴキブリの模型と、それから、便器の蓋にテープで貼られた手紙があった。手紙にはまた、暗号が書かれている。
「ああ、謎はまだ続くようですが、私はここまですわ……」
「先輩、しっかり……。私が付いてる」
倒れたアネモネは意識を取り戻したが、まだ煽の腕の中。
アネモネと煽は、ここでリタイアだ。
「ここまでされちゃ、この挑戦、途中で止められないよ」
揺炎の心はメラメラと燃えていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月01日
参加申し込みの期限
2012年12月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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