バド＝ミン＝トン、スポーツ悪魔との邂逅｜リアクション

バド＝ミン＝トン、スポーツ悪魔との邂逅

　こちらは触手悪魔と戦う鎌八まもる＆本条小萩ペア。
　点を入れられるたびに精神年齢が下がる罰ゲームを受ける試合だがはたして経過は。

「さあどんと行こうぜカモン」
「次こそ必殺技をお見舞いしてやるのでちゅ！」
　元々ふたりとも純粋で子供心満載なので、あまり影響はないようだ。
「おっとポニテちゃん。さすがにキーパーのオレでも、君の触手全部を受け止めるのはインポッシブル」
　網の下から伸びてきた触手を手で制するまもる。
「触手プレイは女のコサイドのが絵になるよ」
　謹んで辞退させてもらう。そう言ってから「スパイダースパイダー」、ろっこん『クモ男』を発動し蜘蛛の巣で防いだ。
「こはぎのところに来るでちゅか！」
　遮られた触手は小萩の足元へぬるぬると。
「オトメのピンチでちゅ！」
　精神年齢は下がっているが、肉体年齢は平時のまま。小萩の生足を伝い、ふくよかな尻、締まった腰まわりに絡み付くと、いよいよ大きな胸をもぎゅっと締め上げた。
「な、何するんでちゅかー！」
　じたばたする小萩。そんな間にも悪魔はサーブを始めようとしている。
「（色んな意味での）サービスタイムはここまでだ」
　まもるが糸を吐く。小萩を襲う触手に巻き付くと、一気に引っ張った。
「きゃ」
　小萩、触手から開放され尻もちをつく。
「ありがとうございまちゅ」
　小萩の衣装は触手に引きずられボロボロになり、今にも胸がポロンとこぼれ出そうだ。
「もー怒りまちた！」
　顔を赤くして怒る。
「もう触手は使わせないよ」
　まもるが高い飛躍。
「攻撃は最大の防御。バド様にお借りしたこのパワーを見よ！」

　必殺タコつぼ100個セットー！

　その名の通り。タコつぼが相手のコートにばらまかれた。100個。なかなかに子どもじみた発想。
「どうだいい感じのタコつぼだろう？　触手を入れたくなるだろう？」
　遠慮するな、ほれほれ。
　まもるの思惑通り、触手たちは次々とタコつぼの中へ。
「どぉらー隙ありぃポニテくれくれスマーッシュ！」
　自らも相手コートへ跳んでいくスマッシュ！
「こはぎの力も最大火力でちゅ！」
　最強のグラビトン落としが見舞われ、触手悪魔は完膚なきまでに打ちのめされるのであった。

　ふたりの見事（？）なコンビネーションにより、触手悪魔撃破！
「やったぜベイビー」
「場渡羅（バドラー）としての役目は勤め上げました！　やっぱり小萩はすごい！　えへん！」
　精神年齢が戻っても調子の変わらないふたりだった。

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