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- 00月00日生 00歳
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ゴアラ対ユーカリス
【四大怪獣そろいぶみ！】
ユガガガーーーッ！！ ずどどどどっと無数の足で機敏に駆け回りながら、ユーカリスは葉っぱマシンガンを乱射！ 流れ弾でステッラ・デッラ・コリーナが木端微塵に吹っ飛び、ぎゃおおおおん！！ 薙ぎ払うゴアラビームが星ヶ丘マリーナとイソラ・ガレッジャンテを、じゅわっとまとめて蒸発させ。
遠巻きに事の次第を見守る佐藤 英二と曖浜 瑠樹が、
「……もう誰も、あの怪獣たちを止められない……」
「そ、そんなぁ……！ オレたちの寝子島は、いったいどうなっちゃうのぉ……？」
なんて魂のこもったモブ演技を炸裂させていた、ちょうどその頃。
寝子島の地下深くで眠りについていたある存在が、今まさに、目を覚まそうとしていました。あるいは怪獣たちのハタメーワクな大暴れが、その脅威を呼び起こしてしまったのかもしれません……。
「……ふわぁぁぁ。良く寝たのですー」
それは一見、黒髪の美しい少女に見えました。艶のある黒のウェーブロングは膝下まで伸びて、薄手のキャミソールから覗く肢体は豊満。凄絶な色気を発しながらも、顔立ちはどこか幼くあどけなさが残ります。
少女は寝起きの目をしばしばと瞬かせると、不意にゆらりと立ち上がり、言いました。
「そろそろ出番なのですー？ じゃあそろそろ、怪獣さんっぽいことをしにいくのですー」
怪獣、エロ・イーアールオー。覚醒！
「ふふん。絵に描いたような最悪の事態ね」
羽生 碧南一等陸佐は無反動砲を肩へと担ぎ、崩れかけたビルの階段の踊り場でふと立ち止まると、つぶやいたそんな言葉とは裏腹に、にやりと笑いました。
既にガラスの無い窓から覗く寝子島は、怪獣たちの乱闘騒ぎのあおりで、すっかり半壊状態。建物は概ねズタボロのボッコボコで、あちこち火の手は上がっているし、時折どかんと爆発音だって聞こえてきます。
碧南の言う最悪の事態とは、そんな有様に加えて出現した、さらなる二体の怪獣たちのこと。
……きしゃーーーっ！！
クモ男、鎌八 まもるへゴアラ細胞を移植することによって誕生した、巨大クモ怪獣。『カマラ』、乱入！！ カマラはオシリから粘着性の糸をぴゅるーっと吐き出してユーカリスを巻き巻きすると、どっしーんっと地面へ引き倒し、大ジャンプ！ どかんとのしかかって、がぶり！ 枝の一本をめきめきとかじりとってしまいました。ユッユガーーー！？
（おおっ、すごいぞオレ。この力があれば、怪獣を倒せるかもしれない）
カマラことまもるは細長くも強靭な足を振り上げ、びしばしとユーカリスをメッタ打ち！ その攻撃の余波で、周囲の建物はがらがらと崩れまくっておりますけれど、
（あっいかん、破壊するの楽しくなってきた……己を見失う前に怪獣を倒さないと）
己の心を保つべく、ミニスカ白衣美人科学者のさらつやポニテポニテポニテ……と唱えながら戦うカマラ。当の美人科学者、神野 美野梨もそれを眺めて、感慨深げにつぶやきます。
「実験は成功のようね。素晴らしいわ……！ 世界を変える生物の誕生ね！」
ふんすっ、とご満悦な彼女の、ミニスカから伸びる美脚がまぶしいです。
「そんな悠長なこと言ってる場合じゃないよー、あれ見てよ！」
と叫んだのは、桜庭 円。指差す先にはなんと、新たなる怪獣の影が……！
「やったー、ヌマタさんが来てくれたよー！」
「さあヌマタ、分かりづらいゴミの分別への苛立ちと憤りを力に変えて、いざ寝子島を救うのだ……ほらそこ、ノリが悪い！ もっと空気を読んで！」
それ、君が怒ってるだけなんじゃ？ な小妖精さんこと屑利 執に、彼を肩口に乗せて無邪気に喜ぶ春山 小枝、ふたりの視線の先に。
ヌ、ヌマーッ……？
控えめなサラリーマン怪獣『ヌマタ』、なんとなく戸惑いながら参戦！！ しきりにきょろきょろ頼りなげに見回し、目の前でゴアラがぎゃおおおおんっと鳴いたのにびっくりして、ヌヌヌ、ヌマーーーッ！？ とっさにツルツルの頭部から、強烈な熱線を照射！！ ゴアラとユーカリス、ついでにカマラもまとめて、ずばばーっと攻撃！！ ぎゃおおん、ユガッ、きしゃーーー！？
「わーっすごい、ヌマタさん強い！ かっこいいー！」
きゃっきゃっ、と小枝は大はしゃぎです。自分が召喚の儀式をお手伝いしたこともあって、ヌマタの活躍？ が嬉しかったりします。
とはいえ、
「あれはマズイわね」
事件記者、椿 美咲紀がぴぴっぱっぱとタブレット端末を操作、過去に出現した植物怪獣の特徴と照らし合わせて解説するところによりますと、
「恐らく、ユーカリスの葉には引火性の物質を放出する能力がある……炎や熱による攻撃は、事態を悪化させることになりかねないわ」
「それに、まき散らした種子が高温で刺激されて発芽、増殖する危険性もあるわね。それはそれで、見てみたい光景だけれど」
と、美人ミニスカ科学者も腕を組み、うむっとうなずいております。
ぎゃおおおおん……！！ 遠く鳴き声を響かせて、３体の怪獣たちを相手取り、パンチ！ キック！ ゴアラビーム！ と奮闘するゴアラの姿はまるで、怪獣たちの進撃から島を守らんとする、守護者のようにも見えました……まぁ、ゴアラも寝子島のあちこちをしこたまブチ壊してたりするのは、この際目をつぶるとしまして。
「まさか……」
一条 紗矢香は真剣な眼差しを怪獣たちへ寄せ、思案。
「ゴアラの封印が解けたのは、この事態を収拾するためだったのかも知れないわね……」
なんて本人はただ、なんとなく意味深なこと言って、悦に入ってるだけでしたけれど！
ユガガガーーーッ！！ ずどどどどっと無数の足で機敏に駆け回りながら、ユーカリスは葉っぱマシンガンを乱射！ 流れ弾でステッラ・デッラ・コリーナが木端微塵に吹っ飛び、ぎゃおおおおん！！ 薙ぎ払うゴアラビームが星ヶ丘マリーナとイソラ・ガレッジャンテを、じゅわっとまとめて蒸発させ。
遠巻きに事の次第を見守る佐藤 英二と曖浜 瑠樹が、
「……もう誰も、あの怪獣たちを止められない……」
「そ、そんなぁ……！ オレたちの寝子島は、いったいどうなっちゃうのぉ……？」
なんて魂のこもったモブ演技を炸裂させていた、ちょうどその頃。
寝子島の地下深くで眠りについていたある存在が、今まさに、目を覚まそうとしていました。あるいは怪獣たちのハタメーワクな大暴れが、その脅威を呼び起こしてしまったのかもしれません……。
「……ふわぁぁぁ。良く寝たのですー」
それは一見、黒髪の美しい少女に見えました。艶のある黒のウェーブロングは膝下まで伸びて、薄手のキャミソールから覗く肢体は豊満。凄絶な色気を発しながらも、顔立ちはどこか幼くあどけなさが残ります。
少女は寝起きの目をしばしばと瞬かせると、不意にゆらりと立ち上がり、言いました。
「そろそろ出番なのですー？ じゃあそろそろ、怪獣さんっぽいことをしにいくのですー」
怪獣、エロ・イーアールオー。覚醒！
「ふふん。絵に描いたような最悪の事態ね」
羽生 碧南一等陸佐は無反動砲を肩へと担ぎ、崩れかけたビルの階段の踊り場でふと立ち止まると、つぶやいたそんな言葉とは裏腹に、にやりと笑いました。
既にガラスの無い窓から覗く寝子島は、怪獣たちの乱闘騒ぎのあおりで、すっかり半壊状態。建物は概ねズタボロのボッコボコで、あちこち火の手は上がっているし、時折どかんと爆発音だって聞こえてきます。
碧南の言う最悪の事態とは、そんな有様に加えて出現した、さらなる二体の怪獣たちのこと。
……きしゃーーーっ！！
クモ男、鎌八 まもるへゴアラ細胞を移植することによって誕生した、巨大クモ怪獣。『カマラ』、乱入！！ カマラはオシリから粘着性の糸をぴゅるーっと吐き出してユーカリスを巻き巻きすると、どっしーんっと地面へ引き倒し、大ジャンプ！ どかんとのしかかって、がぶり！ 枝の一本をめきめきとかじりとってしまいました。ユッユガーーー！？
（おおっ、すごいぞオレ。この力があれば、怪獣を倒せるかもしれない）
カマラことまもるは細長くも強靭な足を振り上げ、びしばしとユーカリスをメッタ打ち！ その攻撃の余波で、周囲の建物はがらがらと崩れまくっておりますけれど、
（あっいかん、破壊するの楽しくなってきた……己を見失う前に怪獣を倒さないと）
己の心を保つべく、ミニスカ白衣美人科学者のさらつやポニテポニテポニテ……と唱えながら戦うカマラ。当の美人科学者、神野 美野梨もそれを眺めて、感慨深げにつぶやきます。
「実験は成功のようね。素晴らしいわ……！ 世界を変える生物の誕生ね！」
ふんすっ、とご満悦な彼女の、ミニスカから伸びる美脚がまぶしいです。
「そんな悠長なこと言ってる場合じゃないよー、あれ見てよ！」
と叫んだのは、桜庭 円。指差す先にはなんと、新たなる怪獣の影が……！
「やったー、ヌマタさんが来てくれたよー！」
「さあヌマタ、分かりづらいゴミの分別への苛立ちと憤りを力に変えて、いざ寝子島を救うのだ……ほらそこ、ノリが悪い！ もっと空気を読んで！」
それ、君が怒ってるだけなんじゃ？ な小妖精さんこと屑利 執に、彼を肩口に乗せて無邪気に喜ぶ春山 小枝、ふたりの視線の先に。
ヌ、ヌマーッ……？
控えめなサラリーマン怪獣『ヌマタ』、なんとなく戸惑いながら参戦！！ しきりにきょろきょろ頼りなげに見回し、目の前でゴアラがぎゃおおおおんっと鳴いたのにびっくりして、ヌヌヌ、ヌマーーーッ！？ とっさにツルツルの頭部から、強烈な熱線を照射！！ ゴアラとユーカリス、ついでにカマラもまとめて、ずばばーっと攻撃！！ ぎゃおおん、ユガッ、きしゃーーー！？
「わーっすごい、ヌマタさん強い！ かっこいいー！」
きゃっきゃっ、と小枝は大はしゃぎです。自分が召喚の儀式をお手伝いしたこともあって、ヌマタの活躍？ が嬉しかったりします。
とはいえ、
「あれはマズイわね」
事件記者、椿 美咲紀がぴぴっぱっぱとタブレット端末を操作、過去に出現した植物怪獣の特徴と照らし合わせて解説するところによりますと、
「恐らく、ユーカリスの葉には引火性の物質を放出する能力がある……炎や熱による攻撃は、事態を悪化させることになりかねないわ」
「それに、まき散らした種子が高温で刺激されて発芽、増殖する危険性もあるわね。それはそれで、見てみたい光景だけれど」
と、美人ミニスカ科学者も腕を組み、うむっとうなずいております。
ぎゃおおおおん……！！ 遠く鳴き声を響かせて、３体の怪獣たちを相手取り、パンチ！ キック！ ゴアラビーム！ と奮闘するゴアラの姿はまるで、怪獣たちの進撃から島を守らんとする、守護者のようにも見えました……まぁ、ゴアラも寝子島のあちこちをしこたまブチ壊してたりするのは、この際目をつぶるとしまして。
「まさか……」
一条 紗矢香は真剣な眼差しを怪獣たちへ寄せ、思案。
「ゴアラの封印が解けたのは、この事態を収拾するためだったのかも知れないわね……」
なんて本人はただ、なんとなく意味深なこと言って、悦に入ってるだけでしたけれど！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2016年07月12日
- 参加申し込みの期限
-
- 2016年07月19日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2016年07月19日 11時00分
