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猫、逃げる
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夜、千年杉のふもとに、一人の人影がたっていた。
夜に溶け込むような黒い服を身にまとう、
三宅 葉月
。彼女の目の前には千年杉。だが彼女はその少し横に視線を向けている。
小さく、苔むした、何かすらもわからない、小さな地蔵程度の大きさの石。
「あなたが、あの猫を彫ったのね」
住職からその名を聞いて後、葉月が向かったのは九夜山の桜の群生地の辺り。
首尾よく会うことができた島の生き字引、キヌから、その猫にまつわる話を聞くことができていた。
――昔、ここより東国で反乱を起こした武士がいたのだと、聞いてます。
その乱は京よりの武士により平定され、その者は美濃の地で首を落とされたと。
そして武士には子がおり、子には想う者がいた。
そこから先は、よく聞く話。
反乱者の子との婚姻等許さぬと言われ、子と娘はともに逃げ――そして、この地で娘は死に。
男は娘の亡骸を弔うために僧となった。
そしてまた同時に、この地へ樹を植え、やがて己の亡骸もまた、この地へと植えさせたのだと伝承は言う。
目前の石に向かい、葉月は問う。
「あの猫や、仏さまはあなたがこの杉の母体から彫ったんですってね……どうして、ここに杉を植えたのかしら」
そもそも、伝承の杉がこの千年杉なのかはわからない。
だが、葉月はきっとそうなのだろう、となんとなく思う。
そうであれば、この島から黒猫が決して逃げ出さないのも当然のことだろうと、理解できるからだ。
「あの子にとって、この杉の木が子であり、同時にここが自らとあなたの眠る場所――ここより他にいく必要なんて、ないってことかしら」
答える声はない。
無駄足を踏みたくなくて伝承のもとをたどった結果、まだ知らない話を聞くことができた。
それだけでも、なんとはなしに満足した気分を覚えていたから、葉月はただ、「それじゃあ、また」とだけ告げ、その場を後にするのだった。
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あとがき
担当マスター:
蒼李月
ファンレターはマスターページから!
皆さま、このたびはご参加いただきありがとうございました。
猫さんを探す、という単純なミッションではありましたが、
それぞれやりたいこと、アプローチの仕方等色々考えていただき、
拝見していてとても楽しく、まとめるのが中々大変で、
ごろごろと悶えてしまいました。
果たして道の途中で出会った黒猫は本当に探していた黒猫なのか。
この杉は本当はどんな杉なのか。
どうして猫は逃げ出して、何故杉のあたりにいたのか。
ある程度の説明はつくかと思いますが、本当のところはどうなのか。
あえてここでは、
すべては皆さまの心の中に、真実があるのだと思います……!
と言いつつ、物語を閉じさせていただきたいと思います。
このたびはご参加いただきありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼李月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月27日
参加申し込みの期限
2016年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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