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\ オーバータイム!/
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猫、逃げる
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日暮ねむるの探索法は、いたってシンプルだった。
心当たりを歩きつつ、ねこったーで流れる目撃情報や憶測から、おおよその居場所をあぶりだす。
寝子高で見たとの情報や、アリーナの横を通っていた、等の情報から、次に向かう先を想定する。おそらくは、千年杉に向かってゆるゆると動いているのだろう――そうあたりを付けて、彼は寝子電による先回りを試みた。
たどり着いたのは、登山道の入り口、耳福池付近。
「ここで見つからなければ、杉の方へ行ってみようかな」
独り呟き、再度ねこったーをチェックする。
参道で見た。その書き込みが目に入り、今自身が通ってきた方向へ視線をやると――
「あの子、かな?」
つぶやいた声が聞こえたか。十数メートル手前で、黒猫は足を止めた。少し小首をかしげるようなしぐさで、日暮の方を、探るように眺めてくる。
日暮の心を覗き込むような、その不思議な視線に、少年はそっとスマホを取り出した。
流したのは、ねこったーへの偽情報。
『黒猫、参道のところから、杜の湯の方向に戻っていったみたい』
ぱたん、とカバーを閉じた日暮が、す、としゃがみこみ、黒猫へ視線を合わせた。
「今は便利な時代でね、電波によって情報を拡散できるんだ。本当も嘘も、ね。安心していいよ、僕は君を捕まえる気無いから」
わかってもらえるかな?
そんな想いで投げかけた言葉を理解してもらえたのかもしれない。黒猫は足取り軽く、しかし無言で、近づいてきた。
手を伸ばせば届く距離。
ゆっくりとその額を指の背で撫でながら、日暮は笑いかけた。
「猫になって逃げてまで、叶えたい想いがあるんだろ? 絶対かなえなよ。寺に帰るのはそれからでも遅くないからさ」
じゃあ、ね。
探していたのは、ただその言葉を伝えたかったから。
言い終えて、その場を後にすることとした日暮の背中に、ニャア、と声がかかる。
その声に振り返ることなく、日暮は手を振って見せた。
「あー疲れた、帰って寝よっと」
参道の道へ向かい歩きながら、彼は時折思い出したように、まったく別の場所での目撃証言をねこったーに流し続けていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼李月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月27日
参加申し込みの期限
2016年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月04日 11時00分
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