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黄色のファレノプシス
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「ふふ~、コミックスの新刊も買えましたし、書店購入特典も貰えてラッキーでした~♪」
椿 美咲紀
は上機嫌でキャットロードをぶらぶら歩いていた。
特典で貰った黄色いシュシュを早速手首にはめ、ケーキ屋さんにでも寄っていこうかと考えていたのだが。
(なんだか、ずっと背後に視線を感じるのです。もしかしてストーカー? 変態さんです??)
本屋から出たあたりからずっと感じる気配。
全く怖くないと言ったら嘘だが、ただ怯えるような少女でもないのが美咲紀だ。
(どんな奴か顔を見てやるのです……!)
少しだけ歩く速度を上げて店の角を曲がり、ぴたっと体を壁に寄せて不審者を待ち受ける。
そして美咲紀の思惑通り背後からついてきた影は美咲紀の姿を見失わないよう焦っていたのか駆け足で角を曲がってくる。
「ほえ?」
「あ……」
予想外の追跡者の姿に美咲紀の目が丸くなる。
てっきり危ないおじさんかと思いきや、そこにいたのは美咲紀と同じ寝子高の制服を着た少女……
結衣月 由癒
だった。
「え、えーと」
「ちょっと、いい?」
「は、はひ、なんでしょう!?」
まさか同じ学校の女子生徒に後をつけられるなんて身に覚えのない美咲紀の頭には?マークがいっぱいで、対照的に平然としている由癒に声をかけられ思わず声が上擦る。
「私、1年6組、
結衣月 由癒
……それ」
「こ、これ、ですか?」
由癒が指さしたのは美咲紀が手首にはめた黄色いシュシュ。
「そう……それ、欲しい……」
「え、えっと、これはこのコミックスを買った特典で貰ったのです。だから結衣月さんもあそこの本屋さんでこのコミックスを買えば貰えるはずなのですよ?」
「……お金、ない。でも……黄色欲しい……。猫に、あげる」
「猫さんに?」
由癒が言うことには寮の近くにいる野良猫達に黄色い物をあげて幸せにしてあげたいとのことだった。
冬という季節は野良達にとっては厳しい季節だ。
寒いし、腹も空かせている。
しかし由癒にはその問題を解決してやれるほど経済的余裕はない。
だから黄色い物を譲ってくれる人を探して、それで猫達に幸せを……ということらしい。
「成程、そういうことでしたらお譲りします!」
動物好きの美咲紀は事情を聞いて納得したらしく、由癒の頼みに快く応じた。
「ありがとう……」
「ただし!」
「……?」
「私をその野良猫ちゃんたちのところに連れて行ってほしいのです♪」
一方その頃親猫探しをしていた
薄野 一月
はというと……。
「随分と遠出になっちゃったなぁ」
道中で仔猫と同じ模様の猫を見かけ、追いかけている内に寝子高近くまでやってきていた。
腕の中の仔猫は今までより元気ににーにー鳴いている。
もしかしたらこのあたりが元々のテリトリーなのかもしれないと一月が考えていると、再び視界の端に追いかけてきた猫の姿が入り込む。
「おーい、ちょっと待って待って!」
小走りで追いかけ、辿り着いたのは寝子高の裏山の麓にある少し開けた場所だった。
かつて倉庫に使っていたような小屋と、古ぼけたベンチ、朽ちた軽トラ。
そこにたくさんの猫たちと、女子高生が二人いた。
「ああん、天国なのですぅ」
感極まった声をあげて喜んでいるのは美咲紀だった。
野良なのに人懐こく擦り寄ってくる猫達に常備しているカリカリおやつをあげてまふまふを堪能している。
黄色いシュシュで遊ぶ猫を膝上に乗せてうとうとしているのは由癒だ。
髪に挿していた花は今、彼女の周りに寄り添う猫の一匹が遊んでいる。
(いつもより……いっぱい……)
いつもより猫達との距離が近く、絆が深まったような幸せを感じながら微睡む由癒。
その足元に一月が追いかけていた猫の姿があった。
にー!と抱いていた仔猫が元気よく一月の腕から抜け出し、その猫の元へと駆けていく。
「よかった、やっぱりあの猫が親だったんだ。良かったねぇ」
冬の夕暮れだというのに不思議とその広場に吹き込む風は少なく。
日中の陽だまりをため込んだような暖かさに、親子猫含め、全ての猫達が幸せそうに寛いでいる。
その幸せそうな光景は、一月の胸を暖かくするのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月20日
参加申し込みの期限
2016年06月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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