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猫が降る日
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八神 修
がその異変に気づいたのは、居間で参考書に目を通している時だった。
天気が良いので庭に出していたペット達が、妙にざわついているのだ。
普段、修が読書中は静かにしているタイガまで、なにやら言いたげに修の服の裾を引っ張った。
広々としたリビングの窓から庭を見る。
「何かあるのか?」
修は庭先に出てみる。
タイガ達が空を見上げて鳴く。
つられて修も見上げると……。
「なっ」
いつでも冷静な修でも、その光景には目を見開くしかなかった。
猫が空から降ってきたのだ。
驚かないほうが無理だ。
咄嗟に駆け出し、抱き止める。
一体なにが起こったのか。
落ちて来た猫をそっと庭に下ろす。
どこにも怪我が無いことにほっとするが……。
とてつもなく高い場所から降ってきたのだ。
八神家の屋根の上から落ちたのか?
いや、それにしては落下位置が不自然だ。
タイガが、修に気づかせるように鳴く。
まさか。
修が再び空を見上げると、いる。
間違いなく、猫が降ってくる!
しかも一匹ではない。
数匹単位だ。
修一人では決して間に合わない距離に!
「頼むっ!」
その一言だけで、修のペット達は即座に動いた。
修のことをよくよく理解している彼らは、修が何を望んでいるのか、なんとなく分かったに違いない。
要領の良い三毛猫のマーブルが先導し、数匹の飼い猫が庭の常緑樹の枝に飛び乗る。
そしてその重みで、枝がぐぐーっと下がり、よく生い茂った緑の葉は、降ってきた猫をクッションのようにぼふっと受け止めた。
そして柴犬のカーキーは、猫の落下地点目掛けて全力で走る!
勇敢な黒猫のブラックが高々とジャンプをし、落ちてくる猫を横からぶつかる事によって速度を緩和し、それをカーキーが背中で見事に受け止めた。
カーキーの背中の上で、ふわっふわの子猫が「にぅ」と鳴いた。
「流石だな、お前達」
ほっとする修の腕の中には、既に三匹の猫が納まっている。
「とりあえず、もう降ってはこないか?」
しばらく頭上を見上げていた修だが、周囲のペットたちの様子に気を緩める。
賢いペット達がのんびりしだしたのだ。
異変があれば、またさっきのように知らせてくれるだろう。
「ん?」
「にぅ♪」
ふわっふわの子猫が、修の足元に擦り寄った。
腕の中の三匹は既にゴロゴロ喉を鳴らしているし、枝で受け止めた猫も、マーブルやタイガに混じってちゃっかり修の足元に座っていたりする。
まるで修の家の飼い猫のような雰囲気に、ふふっと笑いがこみ上げる。
「好きにしていていいよ」
最初に助けた猫も、当然のように修の肩の上にいたりする。
腕の中の三匹を庭に下ろしながら、怪我が無いかを確認しつつ、肩の上の猫を腕のなかに下ろす。
「お前はまた、随分と変わった毛色だな」
さっきは咄嗟だったから、色合いには特に気にも止めていなかった。
けれど怪我を確認する為にまじまじと見れば、見事なロゼッタ模様、いわゆるヒョウ柄の体毛だ。
こんな猫はまず見かけない。
「たしか、図鑑で見た記憶があるな。ベンガルだったか」
首元を確認してみるが、首輪も無いし、されていた形跡も無い。
野良猫だとするなら純血統種ではなく、たまたまヒョウ柄が綺麗に出た雑種という事になるのか。
ふわっふわの子猫もよく見ればラグドールのような気がする。
まだまだ小さくて模様がうっすらとしているから、確定ではないけれど。
八神家の使用人が適度に暖めた子猫用のミルクと、カリカリの入った餌入れを持ってくる。
「美味しいか? そうかそうか。みんな、気が済むまでここにいていい。自由に過ごすんだよ」
居ついてもいいし、行きたい所があるなら行けばよいし。
スマホでネコッターを開くと、猫が降ってきた事が軽く話題になっていた。
ぴとっと。
全身黒で、手足の先っぽが白いソックス猫が修の背中に張り付いた。
それを皮切りに、タイガも一緒になって、ぴとっ☆
「どうした? って、こらこら、みんな登ってくるんじゃない。また落ちるぞ?」
降ってきた猫も、飼い猫達も。
修に擦り寄って離れない。
そんな長閑な光景を、使用人達が心得たように写真に収めていく。
フレームの中で、極上の笑顔と幸せそうな猫たちがぎゅううぎゅう詰めで輝いていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月26日
参加申し込みの期限
2016年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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