青い空が寝子島の上に広がった。
今日はなんとも気持ちのよい晴天。
「いい天気だの」
黒兎 都はん~っと伸びをする。
先日、何故か道に迷いまくって猫に引っかかれた都だが、その傷はもうすっかり癒えていた。
「おぬこ、抱っこしたかったなぁ……」
ふとあの日を思い出し、都は遠い目をする。
天気がよいせいかもしれない。
雲ひとつない空には猫が浮かんでいる。
「え。おぬこ?」
都は赤い目を目一杯見開く。
猫だ。
猫が空に浮かんでいる。
いやむしろ、落ちてくる?!
「わーわーわーっ? おぬこ、まって止まって!」
都の叫びも虚しく、無情にも降ってくる猫。
全力で、都は走って猫を受け止めた。
「ふしゃああああああああああああっ!」
「ぎにゃああああーーーっ」
命の恩人である都を情け容赦なく引っかいて逃げていく猫。
あのまま落ちていたら、確実に猫は怪我をしたのに。
「ぬこ、かわいいなぁ……」
血まみれの両手をみつめて、虚ろに微笑む都。
目の焦点があってない。
けれど都が現実逃避をしていられたのは、ほんの一瞬。
「……おぬこが、いっぱい、空から?!」
見上げた空から、次々と猫が!
理由なんか分からない。
けれど地面に激突したら、猫があぶないっ!
「待ってくれなくてもいいから、死ぬなーーーーぁあああっ」
都の絶叫が響いた。
こんにちは。
お猫様が降ってくる、不思議現象勃発です。
寝子島のとある一部にお猫様が降り注ぎます。
目撃者は一部の人たちの周辺にです。
なのでニュースになるほどのことではありません。
恐らく神魂の影響でしょう。
その為か、かなり高い場所から落ちてもお猫様達は死にません。
でも受け止めてあげないと、怪我しちゃったり、落とされたショックで落ち込んでしまうかもしれません。
猫の種類は決まっていませんが、受け止めれる程度の数になります。
過剰な数は反映されません。
例えば世界で希少な猫100万匹などはありえないので注意です。
また、アクションはPCの側に猫が降ることを前提として書いて頂いて大丈夫です。
皆さんで、降り注ぐお猫様を受け止めてあげてくださいませ。