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猫が降る日
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黒兎 都
にとって、猫は癒しだった。
例えその手に触れることがかなわなくとも、見ているだけでも癒される、そんな存在だった。
都が見つめるだけで、「ふしゃーっ!」と威嚇してこようとも。
姿を見ただけで、親の仇のようにすれ違いざまに引っかいて去って行こうとも。
そして空から降ってこようとも。
「ぬこおおおおおおおおお?!」
非現実的な癒しの存在に、都は叫ぶ。
何で降ってくるのか?
そんなことは知ったこっちゃない。
降ってくるものは降って来るんだ、助けるしかないじゃないか!
抱きゅっ☆
降る猫を抱き止める。
「びにゃーーーーーーーーーーーーっ!!!」
「ぎゃーーーーーーっ」
バリバリと漫画のように派手な音を立てて、猫は都を引っかいて去っていく。
わかってる。
いつもの事だ。
都の手に生傷が耐えないのは、全て猫に引っかかれるせい。
でも今日という今日は痛みに負けるわけには行かない。
だって、まだまだ猫が降ってくるんだから!
抱きゅっ☆
「ぎゃー!」
抱きゅっ!
「ぎゃー!!」
抱きゅっ……。
「ぎやぁああああああああああああああ!!!」
引っかかれて血まみれな場所をさらに引っかかれるのだ。
痛みもどんどん倍加してくる。
「おぬこ……一瞬だけ……触れてるんだ……」
落ちてくる猫は、都を避けない。
威嚇しながらも、その手の中に落ちてくるしかない。
だから、抱きとめたほんの一瞬だけ、都にはそのぬくもりとやわらかさが伝わるのだ。
その直後に、地獄のような爪あとが両手に刻まれるけれども。
でもそろそろ、限界、かもしれん……。
都の両手の感覚がなくなってきている。
パーカーを脱いで、片手にぐるぐると巻く。
これで、すこしは抱きとめられやすくなるはずだ。
それでも、助けれるのはあと何匹だろう?
「ぬこオオオオオオおおおおおおおおおおおおお!!」
何匹かなんて決まってる。
全部だ!!
都が落下地点へ全力で走る。
ぎりぎりのぎりぎり。
最後の猫が都の腕に納まった。
「……あれ?」
動かない。
「ぬこ?」
まさか、死んで……?
青ざめる都の腕の中で、猫のお腹が小さく動く。
息はしてる。
じゃぁ、気を失ってる?
都を引っかいて逃げない時点で、普通の状態じゃない。
でも。
「ぬこ……可愛いなぁ……」
意識を取り戻したら、きっと、いままで以上に引っかかれるのだろう。
でも、ぬいぐるみとは違う、確かな存在感。
暖かくて柔らかい、命の重み。
都は痛みで痺れる手で、そうっと、猫の背を撫でた。
猫が頷くように、ゴロゴロと喉を鳴らした。
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あとがき
担当マスター:
霜月零
ファンレターはマスターページから!
こんにちは。
皆様のおかげで、お猫様はみんな無事でした。
ふわふわ、どっすんと降ってくるお猫様達。
受け止めていただき、ありがとうございました!
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担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月26日
参加申し込みの期限
2016年09月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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