うみねこで親睦を｜リアクション

うみねこで親睦を

●新年会参加表明

　鳴鏡院　総悟のねこったー、ＳＮＳを通じて、大衆食堂『うみねこ』新年会開催の知らせは広まった。

　総悟のねこったーでのメッセージを見て、綾辻綾花はうみねこ新年会のことを知った。
「うみねこでの新年会、ケンゾウさんとハルコさんとの親睦も兼ねているんですね」
　綾花は新装開店時から大衆食堂「うみねこ」と縁があるひとりだ。
「親睦を深めることで、うみねこにお客さんが増えたらいいです」
　そう思いながら、ねこったーに参加希望の返信を。
『私もお手伝いとして参加したいです。調理希望ですけど多ければ配膳にまわりますね』
　文末に猫の絵文字を付け加えながら、当日、何をしようか考える。

「子供の頃、親に連れられて何度か行ったわね、このお店」
　たまたまＳＮＳで新年会のことを知った仙藤紫は、なんだか懐かしくなったので参加することを決めた。
　ここ数年はすっかりご無沙汰なので、魚戸夫妻が覚えているかどうか不安だが。
『うみねこでの新年会、参加させていただきます』

　羽生碧南はクラスメイトの総悟が「うみねこ」でアルバイトをしていることを知っているので何度か冷やかしに行ったり、懐に余裕のある時は食べに行ったりしている。
「新年会あるんだ……とはいえ、その日はバスケ部の練習だから間に合うかな？」
　夕方までには終わるので、大丈夫かもと新年会参加を希望。
『来るのが遅くなるけど、新年会に参加するね』

「おぉ、大衆食堂『うみねこ』で新年会があるのかー。楽しみなのだ♪」
　長いこと魚戸夫妻に会えなかったので、李小麗は新年会開催に大喜びでＳＮＳに参加希望の返信を。
『しゃおりーも参加するのだ！　久しぶりのうみねこ、楽しみなのだ！』

「うみねこで新年会なんてやるのね。最近は近所付き合いも少なかったし、交流を深めるには良い機会だわ」
　英モニカも、魚戸夫妻と交流を深めたいと思っているひとりだ。
『うみねこ新年会に参加希望します。皆さんと交流を深めたいです』

「楽しそうなのですよ！　僕も参加するですよ！」
　自身のスーパー・ウルトラ・ファンタスティック・アクロバットを魅せると意気込む北玄も参加表明。
『うみねこ新年会に参加するですよ！　知り合いを誘って来るですよ！』

「参加してくれる人がこんなに……嬉しいな。忙しくなりそうだけど頑張ろう」
　ＳＮＳの返信を見て、総悟は新年会のプランを練る。すごく賑やかになりそうだと思いながら。
　その最中、天満七星からこんな質問が。
『お琴の演奏をしてみたいのですが、持ち込みはできますか？』
　琴、持ってくるの！？　とビックリしたが、七星の要望に応えてあげたいという気持ちも。
　お座敷に何も置かなければ置くことはできるのだが、どうやって持ってくるのか見当がつかない。
『持ち運びは大丈夫？　大丈夫なら持ってきてもいいけど……』
『持ち運びのことでしたら大丈夫です。ご心配なく』
　本人が大丈夫というなら、ということで総悟は持ち込みをＯＫした。

このページにイラストを設定する