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奥の手と言うよりある意味卑怯なチート技は、本人が「これ以上やったらおもしろくない」と辞退した為一人しか使われなかったが、ドラマーとして鍛えている持久力の高さを誇る音春が真っ先に撃沈したお陰で後は楽な…………泥試合だ。
どうしてこうなったのかと言うと、子供対子供で敵も味方も強みが相殺された所為である。
すばしっこさが売りの奏とマキリの『鬼』が、ロベルトが次々に少年化したすばしっこい『子』を追いかける。
氷結、解凍、氷結、解凍……これが何度も繰り返されては、決着がつきそうにない。
「……も……、走れない……まじ、……つらみすごい……」
膝に両手をつきながらぜいぜいしている奏に、同じくぜいぜいしている衛が振り返って勝ち誇る。年齢と性別とろっこんの利がある分、彼のほうが勝っているようだ。
「ったりまえだ! こっち……は、ショタろっこんで身長を縮められてまで……やったんだからな!」
「だ、から……知らない、小学生だらけだったんだ!」奏はへろへろと床に膝をついた。
「それで身長縮んだつもりか贅沢言ってんじゃねえ!!」
奏のほうを見ていた不意をつかれて、突然後ろから飛びかかってきたマキリ(身長149センチ)によって、衛は氷結してしまった。おまけに彼の残した言葉は、マキリの何かを抉っていたらしい。
「全員常時140センチ台に戻れ! バーカ!」
彼は血走った目でシャウトした。腐ってもロッカーである。
「エセショタ共は一掃だあああッ本物のチビなめんなチクショおおおおおお!!」
氷結した衛の背中から飛び降りて、ろっこんを発動させて陽毬の隙を伺っていた悠月へ向かって猛ダッシュする。
「女王を名乗るなら、もっと上品に気高く。斯くあるべ——ふぎゃっ!!」
背中にドロップキックが炸裂した。いかに悠月が武道のたしなみがあるとは言え、少年化しておりろっこん使用で疲労状態の上に陽毬と相対していたから、不意打ちに対応出来ずに氷結してしまう。
「いいか覚えとけ。ちっちゃい子が、かっこつけてて可愛い、とか、言われんのは……! 小学生までだかんなッ!!」
マキリは氷結した悠月に指を突きつけて言い切ると、「ヲラァこいや次はどいつだ!!」と『子』たちに叫ぶ。鬱憤が溜まった中学一年生がバーサーカーと化した今、作戦云々は言っていられない。
「行くぞ……!」
誉が地面を思い切り蹴りつけた瞬間、バンッ! と凄まじい音が響く。彼がろっこんで作り出した鍵盤が、蹴られた衝撃でピアノが破壊されたような音を立てたのだ。
それに一番反応したのは、同じ鍵盤奏者のマキリだ。
彼が音源を辿ってキョロキョロしている間に、少年化せずにマキリに狙われなかった刀と英二が陽毬の方へ向かう。タルトも視線を誘導させようと飛び出した。今度こそ皆の犠牲となる場面だ。
「うおおお!」
「先に行けえッ!!」
タルトの動きと二人の影で陽毬の視界が隠されている隙に、『子』たちは階段へ走った。
「良い男と猫たちね、あたくしの鞭を食らうに相応しいわ!」
ミレーラ様の鞭が唸る音と共に「有難うございまーす!」と叫びが聞こえたような気がするが、気のせいだったことにしたい。
* * * * *
3度目の仰々しい扉は、大広間に通じていた。
扉の影から、翠響が中を見ようと柔らかい身体をひねっている。雪でもあれば雪玉を作って様子を見たいところだが、外とは違い、氷の城の中には氷しかない。
「この広間の何処かに『氷の花』があるのよね……」
「さっさと取って元の世界に戻して貰うんだから!」と桜。
皆が中に入るタイミングを計っている中、天懸は考えていた。紅緒たちによれば、この先にいるのはイリヤだ。
(野球少年の全力投球直球雪玉ストレートで皆を倒すぜ!
なんてバイオレンスな事、イリヤ……と、友達相手には出来ないしな)
友達と自分の中で言いながら赤くなって頰をかき、天懸は泉へ振り返った。
「日本橋! なんつーかその、イリヤが玉を投げてくるとかだったら、俺は球筋をみて避けれるかもしれねーから……」
天懸はなんとか野球の経験を誤魔化しながら説明をしようとしていた。
「やらねーよ」
首を振った泉の肩を、誉がポンっと叩く——正確には叩こうとしたが、少年化して届かなかったかわいい瞬間を、ロベルトは心のスケッチブックに収めた——。
「大丈夫だ、泉ならなんとかなる」
「またその『なんとか』?」
「なんとかなる! 泉はイリヤと将来を約束した仲? だし!」
誉の発言にいつぞやの寝子島中学校の見学の日のように「はァ!?」と皆が声を揃えてしまった。
するとその声が室内まで響いたらしく、中から小声が聞こえてきた。
「タカタカ君みんなきちゃった!」
「やばい片付けないと!」
バサバサガタガタと音がして、イリヤと
高知 竹高
が居住まいと正しているのが丸わかりだ。
少しすると
「みなさんどうぞー」
「はいってくださーい」と『鬼』たちが病院なみに気軽な声で入室を促してくる。作戦も鬼ごっこの雰囲気も崩しながら『子』たちがそろそろと部屋へ入った。
氷の花を背中にイリヤと竹高は立っていた。もぐもぐしている二人の口元を見て泉が微妙な表情になる。
「早弁してたのか」
「違うよお菓子パーティーだよ」
「イリヤ先輩!」
ごめんね。とイリヤは小さく耳打ちして皆に向き直った。
「…………『城へようこそじゃ。よくきたな、ここがラスボスの間じゃ』……だっけ?」
「なんスかその爺さんキャラ。いいっすか? こうです。
『ようこそルーシの地の冒険者達。我はこの城の主、氷雪ノ天然腹黒ブラコン王子。よく覚えておくが良い、これが貴様等を滅ぼす者の名だ』」
「ねえその名前よく考えると酷いよね」
「よく考えなくても酷いですけど、せっかくいとぐち先生が考えてくれたんですよ!」
またも出会いのコントを始めた二人組に、これ以上付き合いきれないと『子』たちが前に出ようとした瞬間。
「НЕТ!!!(*ダメ)」
彼らの足元に無数の氷の塊が突き刺さった。
「だめ、だめ。こっちへきちゃダメですよ。動いたらタカタカ君と僕がみーんな凍らせちゃいますからね」
「うわっ! なにこれ怖っ!?」ロベルトが足元を見ながら冷や汗をかいている。イリヤの攻撃手段は空飛ぶ氷晶のようだ。今までの魔法も当たったらシャレにならないと感じさせるものだったが、氷晶は先端が尖っていて恐怖を感じさせる。
凍るだけと言われても逃げたいと思ってしまう心はどうしようもないし、技としても動きが読みづらい。まさにラスボスだが、鬼ごっことしてはどうなのか。
「だって、クイズ大会の最後は300点ってヤツみたいのやってみたかったんだもーん」
いつの間にか『子』たちの頭の上に浮いていた鬼ちゃんを恨まざるを得ない、バランスブレイカーぶりだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
定員
15人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月13日
参加申し込みの期限
2016年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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