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アモーレ 4 アモーレ!
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「うひ~、お待たせ致しました~!」
ひらりひらりと花を舞わせたはつながトレンチを手に、シューズで駆け回りながらドリンクを運ぶ。
笑みいっぱい。真面目に働くと気合十分のはつなに負けず劣らず雅人も「いらっしゃいませー!」と声をかけた。
お呼びがかかれば料理を携え即参上。お呼ばれしなくっても、困っている人が居れば即参上。
気合十分の雅人は厨房から貰った調理済みの星屑の小瓶をそっと開いて見せる。
「わっ」
天使が驚いた声を上げ、デザートに変化した星屑をずいっと差し出す雅人はアホ毛をぴょこりと揺らす。
「ふふーっ、あまーいラブを召し上がれ!」
ごォん、ごォん。
響く音と共に顔を出した新郎新婦の星屑を拾い集めてこっそりと『後でのお楽しみに』にはつなは握りしめる。
ラブは沢山集まるし、そのうえで幸福そうな笑顔が見れる。
これ程幸せなことはないと楽しげな二人の前に、吹き荒れたのは嵐。
「わわ~!?」
慌てるはつなへと「はつなちゃーん!」と雅人が呼び掛ける。
何処からか吹いた風の原因を探るはつなはヴァレンシュタイン氏へとお願を一つ。
『リア充』を邪魔する奴は絶対許さないと強い意志を感じさせる彼女はトレンチを手に、九時へと走るのだった。
「うひ~! 忙しいね~!」
「あ、俺もそっちのお手伝いするよー!」
ウェイトレス二人を眺めながら、
恵御納 夏朝
は不思議そうに彼らを眺める。
天界と魔界の間にあるレストラン『アモーレ』――辿り付いたこの世界がどんな場所なのかと周囲を見回して夏朝は猫足の椅子へと腰掛けた。
「神魂の影響? それとも……夢? ……ここはどこ、なんだろう?」
首を傾ぐ。何時かの日、天界と魔界を『見た』彼女にとっては妙なデジャヴが襲うというものだ。
天使のウェイトレスに「ご注文は?」と問い掛けられ、夏朝は小さく瞬いて「ここは?」と問い掛けた。
「天界と魔界の間の、ラブでできたレストラン? ……面白そう……!」
表情に感情を感じられずとも、その口ぶりからは楽しげな様子が想像される。
普段よりも饒舌な夏朝は仲がよさそうに談笑する天使と悪魔の様子に良いなぁとぽつりと漏らした。
ごォんと大きな音が鳴り響き、見つめた先にはウェディング。
「花嫁さんだー……って、あれ!? こ、ここはどこ!?」
きらきらとした眸で『結婚式』を眺めていた
鬼河内 萌
は自身がドレスを纏っている事に気付かずに慌てた様に周囲を見回した。
「夢!? あれ? ボク、天使になっちゃってるよ!? ド、ドレス姿だし……ボク、もしかして死んだの?」
「死んでないと思うよ。天界と魔界の間……らしいけど」
慌てる萌の問い掛けに淡々と返す夏朝は自分も解らないと困った様子で小さく首をこてりと傾ぐ。
慌てながら、様々な天使達に「ボクは死んじゃった!?」と問い掛ける萌。
厨房のアキヒロや、ウェイトレスのはつな、雅人。そして、ラブを食べに訪れていた
結城 日和
にも問い掛け続けている。
「どうなんだろう? でもね、星屑が『ラブ』になって美味しい物になるのは嬉しいと思うの」
ほら、と運ばれ来る料理に視線を向けた彼女の幸福そうな雰囲気に夏朝は悩ましげに眺めた。
人間のラブが煌めく星屑になって、その星屑が料理に――?
(食べられても大元の感情自体がなくなるわけじゃない……よね?)
溢れるラブの一部が心から零れ落ちているだけなのだろうか。
何にせよ、不思議な光景に夏朝が考察を進めるが思考はピタリと止まる。天使も悪魔も揃って楽しげなのだ。
ラブの星屑が降り注ぐライスシャワー。不思議で素敵なレストラン、この夢か現かも分からぬ『天界と魔界の間』――この光景を。
この光景を、『彼女』と一緒に見たかった。
夏夜ちゃん、と呟いた言葉と共にぽろり、と落ちる星屑は信愛と家族愛と、親愛。
はっとしたように顔を上げ心の中で何度も繰り返した『ありがとう』――幸せで堪らない。
天使へと持ち帰りたいと懇願する夏朝にアキヒロは「おまじないだ」と内緒話をする様に口元に指を立てて。
透明な小瓶にころりころりと一つ二つ。
夏朝と夏夜。ふたりの気持ちが満たされる様に瓶の中に溢れる想いの欠片。
きっと、目が醒めれば普通の日常が始まるだろう。おまじないの結果はどうなのか――それは、目が醒めてからのお楽しみだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月09日
参加申し込みの期限
2016年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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