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「よろしくお願い申し上げます」
夕顔は深々と頭を下げた。慌てて華露蘿(瑠住)も倣う。
上司が感嘆のため息をついたのが聞こえた。そこまで露骨に態度には示さないものの、日向透も驚いてはいる。
夕顔は、はっとするほどの麗人であった。泉鏡花の物語世界に出てきそうな幽玄な美しさがあった。あるいは、橋口五葉の美人画の世界か。
アシスタントらしき瑠住も、大胆なドレス、そして肉感的な体つきの美女だ。ぱっと開いた大輪の花のような、悩ましいほどの色気がある。それなのに幼げな容貌をしていることもあり、アンバランスながら官能を覚える。
挨拶を返し、名刺を交換してから透は座り直した。
「こんな素敵な方々に接待してもらえるとは嬉しいですね」
笑いかけると、夕顔もふふと笑みを返してくれた。
瑠住は上司のすぐ隣に座って、「お酌しますねー」とさっそく酒を勧めている。上司はものすごく嬉しそうな顔をしていた。どうやら彼は、瑠住のほうが好みらしい。
それはそれで好都合だ。透は、夕顔のほうに興味があった。
グラスを受け取り、しばらく世間話をした後、改めて彼は夕顔の容姿を称えた。
「綺麗な黒髪ですね」
「まあ、それはありがとうございます。褒められてばかりで、面映ゆいですわ」
「お世辞じゃなく、本当にそう思います」
少し顔を傾けて、横顔が見えるようにして透は言う。
「自分はこんな色の髪なので、黒髪に憧れるんですよ」
透の父親は北欧系のアメリカ人である。鮮やかな彼の金髪は生まれつきなのだ。
でも、と夕顔は告げる。
「日向さんの髪色も素敵です。たくさんお日さまを浴びて育った、地中海のレモンのようで」
地中海のレモン――その清らかな表現に、透はなんとも言えぬ黒い可笑しみを感じた。
自分の真の姿を知ってなお、夕顔は同じことを言えるだろうか――そんなことを思ったのである。
「ありがとうございます。けれどかつては、否応なく目立つ髪色だから悩みました」
「周囲と同じ色である必要はありませんわ。それに、どうしてもというのなら染めるという方法もあるかと」
「学生時代に一度は染めたのですが、結局戻してしまいましたね……自分で言うのもあれですが、やはりその人本来の髪が良いと思いますしね」
「その人本来の……そうですね。やはり日向さんには、生来の色が似合っているように思います」
それに、と夕顔は言った。
「おかげで私は覚えましたもの。綺麗な金髪の日向さん、って。もし次、いらしたとき、店内ならどんな遠くでも、私はあなたに気がつきますわ」
なんだろう、この人――透は気がついた。彼女と話していると、気持ちがゆったりとしてくる。語調まで、どことなく彼女に合わせてゆっくりになっている自分がいた。
先の問いに対して回答が出ていた。夕顔はきっと、透の本性を知っても変わらず接してくれる気がする。
それは少し……恐い。
上司はどうしているだろうか、と透が向かいのテーブルに目をやると、熱心に話し込む二人の姿が目に映った。声こそ聞こえないものの、上司は瑠住に、なにか熱っぽい調子で真情を吐露しているようである。顔が輝いているところからして、どうやら希望に満ちた(つまり、透にとっては特に面白くもない)話らしい。
「すごいなあ……夢があるっていいことだよね。どんなにみんなから笑われても、夢を追い求める。僕もそういうのに憧れるよ!」
と瑠住が彼を勇気づけているのが聞こえた。
勢い余ってか、ずい、と上司に近づいた瑠住は、その結果胸を強調するような姿勢になっているのだが……彼女自身は気がついていないようだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月05日
参加申し込みの期限
2016年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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