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プロムナードの夜
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七枷七海は一度帰宅して夕食を取り、着替えて、『プロムナード』に来店した。
一応、大人っぽい服装を選んだつもりだ。息子の入学式でも着た黒のレディーススーツとパンプス(カタログ通販でセット購入)で、ビジネスウーマン風にしてみた。
けれど、やっぱり入り口で止められた。入学式に来た父母というより、入学する本人と思われても仕方がないなあ――とは七海もうっすらと思っていたので別にショックではない。しかもその入学式というのは、高校よりも中学校のほうがしっくりくる。
だけど彼女には、法が定めたミラクルアイテムがある! というわけで七海はすかさず、定期入れごと自動車運転免許証を提示したのだった。
すると支配人というインドか中東の人っぽい男性が駆けつけ、じきじきに頭を下げたのであった。
「失礼しましたですよー。どうか、気を悪くしないでくださーい」
「そんな恐縮せんとってください。どうも歳の取り方を間違ったみたいでー」
七海は笑顔で言った。別に気分を害したわけではないからだ。
「せめてものお詫びに指名料は無料にさせてもらいますよ。さ、お客様、どうぞー」
「いやぁ、悪いなぁ……でも、せっかくやからそうさせてもらおかな♪」
無料や割引という言葉には主婦心が刺激されるわけで、上機嫌で七海はアルバムを繰った。
「じゃあ……うちと歳の近そうな夕顔さんがえぇかな」
「オーケーと言いたいところですが」
あいにくと、と、支配人アーナンドは眉を曇らせた。
「今、別の指名客さんの席に行ってますので……そうですね、空くまでの時間、別の子に入っててもらうというのはどうでしょ? その時間分もサービスさせてもらいまーす」
「ほんま? なんか悪いわぁ~♪」
と言いながら、ちゃんともらうものはもらうのが主婦道というものだ。
七海のテーブルについたのは恋々だった。
「あっ、来てくれたネ!?」
きゃー、なんて言って恋々は七海の両手を握ってくれた。
「えへへ、ども、よろしうに」
「奥さん、スーツに着替えて来たネ? なかなか可愛いヨ」
なんて言われると、お世辞と判っていてもうれしいものだ。恋々は七海の隣に座る。
それにしても――と、七海は横目で彼女を見た。外でもスレンダー美女の恋々だったが、こうして薄暗い店内で見てみると、妖艶なイメージが加わってさらにいい。チャイナドレスのスリットからのぞく脚は、どうやったらこんなに細くなるのか聞きたいくらいすらりとしていた。
このとき恋々の他にもうひとり、妖艶な女性がやってきて向かいに座った。
「こっちの子は、体験入店……つまり、一日アルバイトのカレンちゃんネ」
「カレンです。実は今日が初めてで……」
カレンすなわち深林真瞭は、今日が初めてとは思えない落ち着いた物腰である。
「はじめて? うち、七枷っていうんやけど、うちもキャバクラ来るのはじめてなんや。まぁ、仲良くしてなー」
女性客も結構いるとは聞いていたが――真瞭からすると驚きだ。まさか未成年ではあるまいが、こんなに若い女の子まで来ているとは。
「ビールでいい?」
恋々が聞くと、意外や七海はハードな切り返しをする。
「うち、アブサンがええな~」
「アブサン!? あはは、キャバクラにはちょっと置いてないヨ」
アブサンというのはフランスなどで作られている薬草系リキュールだ。強烈なアルコール度数を誇っている。
「じゃあ、スピリッツの88度は?」
「それもないない。そんなの飲んでたら、会話の途中でぶっ倒れちゃうネ」
「ならウォッカで」
「ウォッカならあるけど……わりとどこにでもある種類しか置いてないヨ」
「それでええよ~♪」
そうして最初に運ばれてきたものを、ショットグラスに入れてもらい、
「じゃあ乾杯や♪」
と告げるなり七海はこれを一気に干したのである。さらに1秒後には「おかわり」と言う。
「ちょ、お客さん、死んじゃうヨ!?」
「死なへん死なへん、うちな、これくらいでないと飲んだ気にならへんねん。疲れた夜は、ヘッドフォンでベルリン・フィル聴きながらウオッカをおあるのが最近の習慣や」
おっ、と真瞭が身を乗り出した。
「ベルリン・フィル? 七枷さん、クラシックお好きなんですか?」
「詳しいっていうほどちゃうけど、まーくん、ああ、うちのパパさんのことね……がクラシックファンなんで、影響でそれなりにCDは聴いてるよ。名前とか曲名とか全然覚えられへんけど。カレンさんもファンなの?」
「ええ、まあ、たしなむ程度と言いますか」
控えめに真瞭は微笑んだ。ファンどころか業界人なのだけれど、幸い気付かれてはいないようだ。
「ウオッカもう一つおかわりな♪ ストレートで」
「いや、本当、ほどほどにしたほうがいいと思うネ」
と心配顔の恋々に、七海はどんと胸を叩いて見せた。
「いやホンマ酔わへんねん、特殊体質らしくて、まあウオッカやったら単価も安いし許したって」
「許す許さないというわけやなくて……まあ、見晴らせてもらいまッセ」
「あ、恋々さん関西弁になっとる」
「バレタ? こう見えて大阪におったこともあるんヤデ」
その後も音楽の話や酒の話などをとりとめもなく話す楽しいひとときとなった。
なお恋々は第二次世界大戦前後の古い音楽が好きらしい。都々逸とか、そういうのだろうか?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月05日
参加申し込みの期限
2016年06月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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