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【星幽塔】酒場にて →飲む →話す →外に出る →脱ぐ
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しばらくして、ねこよろずの求人に、幾人かの人(と人っぽくない者たち)が応募してきた。
修が面接して信頼できそうな人物をピックアップしたのち、「お店のお仕事は現地の人でもできるようなものだと思うんだけど夜の時間帯はちょっと心配かな? できれば腕自慢な店員さんだと助かるなぁ」というまほろの意見を受け、猫風の顔をした筋肉質な体つきの双子の獣人さんを店員として雇うことにした。「ねこよろず」という店名にぴったりだし、腕っぷしも強そうだ。名前を聞いたが地球人には発音が難しいものだったので、そちらで好きなニックネームをつけていい、と彼らは言った。自分たちがいない間は彼らが交代で店番をしてくれることだろう。
そんなこんなで、『武器屋付よろず屋・ねこよろず』、開店である!
◇
「ふぉぉ、何だこの街なんだこの人!?」
城下町を歩く
後木 真央
は、興奮しっぱなしだった。それこそ、猫のような顔をした人々や小さい人々が、我々のようないわゆる人間に交じって闊歩している。店頭に並ぶ品々も、竜のなんたら~とか、やたらとゴツかったり気味悪かったり変な色をしていたり。かと思うと、ぴかぴか光ってとってもきれいだったり。
「おぉぅ、人も物も見たことないものでいっぱいなのだ~」
そうして見て歩くうち、真央はいつしか「ねこよろず」の前に来ていた。
「おおぅ? これ日本語なのだ。ね・こ・よ・ろ・ず、真央ちゃん好みな名前なのだ……って修ちゃんと夏朝ちゃん!?」
真央はガバっと窓に張り付く。
窓の中でせわしなくしているのは、まさしく友人たちのように見えるが、そんなことってあるだろうか。
「何でこんなところでお店してるのだもしや2人の皮を被っただけの別の人なのだっ!?」
窓硝子が震えるくらいの声で叫んだので、中のふたりが気が付いて窓を開けた。
「真央。何してる?」
「……本物だったのだ~、そしてなにゆえ武器屋っ!?」
驚く真央に、夏朝が説明する。
「武器屋ってわけじゃないよ、よろずやなんだ。異世界コンビニっていうか……」
「い、異世界コンビニ!?」
真央はうーんと悩みこんでしまった。
「異世界……異世界かぁ~……分かったのだ、コレは分からんのだこういうものと理解なのだっ」
「せっかくだからお店見て行ってよ?」
そう言って夏朝が真央を手招きする。
「あーうん、冒険者なら確かに武器必須なのだしかし刃物のついた武器は……武器は……う~~ん」
悩む様子で店内に足を踏み入れた真央は、次の瞬間目を瞠った。
「お猫様なのだ~~~~っ!」
店内の主だったところには、猫グッズがいっぱい。壁にも夏朝が描いた猫がいる。まほろと夏朝が、猫がメインに見えるようディスプレイを行ったのだ。
「ふぉ~~~っ、テンション上がって来たのだ!」
店内を跳ねるようにして見て回っていた真央は、店の片隅ではた、と立ち止まった。
「おぉう、こんな所にバットなのだ!? しかもこの妙な金属光は……ドラゴンバット!?」
それは、かの黒龍の骨を素材にし、鱗を張り付けたバットである。
真央は一目見て、このバットが気に入った。
「ちょ、ちょっと某球団を思い出しそうなお名前だけどいただくのだ、これで真央ちゃんもこの世界のウォーリアーなのだっ」
真央はこのバットを買い求め、上機嫌になった。それから、お会計をしてくれた夏朝に聞く。
「ところでここに居ると全然買い出しできなくないのだ?」
「そうだね……ちょっとおなかすいてきたなって思ってた。でも忙しくて……」
「そういうことなら真央ちゃんみんなの分も買い出しに行ってくるのだ~」
◇
真央はまた街中へと駆けて行く。その真央とすれ違ったことに
常闇 月
は気づかなかった。
「ここは……なにやら、巻き込まれたようです」
ふぅ、とひとつため息をつく。
「いつのまにか見知らぬ街……なのでしょうか、にしては周囲の人間の格好等は中世ぐらいのようですが……私の衣装も変わっていますね」
ふと歩みを止め、月は街角の窓硝子に映った自分の姿を冷静に観察した。
黒の2ピース水着のようなインナーに、内股の空いたズボンと革ブーツ。腕には、二の腕まである暗色の布製グローブを嵌め、さらに盗人の光の宿った金色の宝玉が付いた革製の腕輪が巻かれていた。グローブの鋼糸のギミックに懐かしさのような馴染みを覚え、月はすこし安堵する。それから月は、(こういうシチュエーションは以前にもありましたしそういうことなんでしょう)、と自分自身に言い聞かせた。
街を探索していると何処となく知人と出会える予感を覚えて、月はとある店の扉に身を滑らせた。それが、ねこよろず、だった。月の予感は的中した。
「八神さん」
「常闇か」
「はい。よかったです、知り合いに会えて」
月は、渡りに舟とばかりに、よくわからないがこんなところに来てしまったと事情を説明し、修やねこよろずのみんなから街のことや世界のことを教えてもらった。
「星幽塔……そうですか、そんなことに……」
月は頷き、それから、まほろや美咲紀たちの衣装と、自分の衣装とを見比べた。彼女たちの格好とは雰囲気が違うというか、露出が多いような気がしないでもない。それに、なんとなくだが、じろじろ見られている気もする。とくに男性に。
「……この格好はまずいのでしょうか? 似合っていない、とか」
「そんなことないよ。よく似合っている」と修は言った。
月はそっとはにかんだ。彼は優しい。女の子の衣装にケチをつけるようなことはしない。月がどんな格好をしていても彼は似合うと言ってくれるだろう。特別じゃない。それはわかっているのだけれど、やっぱり「似合う」と言われれば嬉しい。
「にしても八神さんのお店ですか……装備品とかありますか?」
月は照れ臭くなって話題を変えた。
「あるよ。好きなだけ見ていってくれ」
月は、小手や脚甲など軽量で丈夫な防具と、軽めのナイフと投擲用ダガーを数本選んで買い求めた。
お会計を済ませると、月は修に聞いてみた。
「可能ならここを拠点として活用させていただいていいでしょうか? どこか片隅で、屋根裏でも空いていればそこでかまいません……勿論利用料は体で払います」
「え! いや、体で払ってもらう必要は……」
「? この世界にはダンジョン的なものがあるのでしょう? ですからそこでの稼ぎで……」
「ああ……そういうことか……わかった、考えておくよ」
「みんなー! 買って来たのだ―!」
屋台の料理を腕いっぱいに抱えて真央が戻ってきた。
「赤猫リュックに入れてた予備タオルとかお財布の中に入っていた小銭とかキーホルダーとかストラップとかと物々交換したのだみんなあったかいうちにたべるのだ真央ちゃんもたべるのだ」
「よし。じゃあ交代で休憩を取ってくれ」
「はーい!」
和気藹々とした声が響く。
――武器屋付よろず屋・ねこよろず。
今日の売り上げは上々だ。
猫双子に店番を任せ、修と夏朝とまほろと美咲紀は居間に戻って、真央が買ってきた料理とお茶で一息つく。
そこには月の姿もある。
「皆とお店ができて、嬉しいよ……!」
夏朝はお茶を啜ると言った。
「今後……好きな時に、星幽塔と寝子島を行き来できるといいなぁ」
そうですねー、と美咲紀も友人たちの顔を見る。ここは、なんて幸せな場所だろう。
「ホントいつでも来たいです」
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担当ゲームマスター
KAN
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
65人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月29日
参加申し込みの期限
2016年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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