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【星幽塔】酒場にて →飲む →話す →外に出る →脱ぐ
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その時『天動商店』の
天動 記士郎
は、倉庫の中で作業をしていた。そして商品の段ボールを持ち上げた時。
彼はサジタリオの広場に立っていた。
「またなにかが起きましたか……?」
突然の見知らぬ世界に記士郎は少しだけ呆然としたが、取り乱したりはしなかった。そっと段ボールを広場の石畳に置くと、サジタリオの空を見上げながらエプロンのポケットの中の白蛇にそっと触れる。ろっこん<白蛇さん>だ。
夜なのか何か不思議な力が働いているのか、空は見事なまでに暗かったが、ろっこんの力で上空の気流の流れは見てとれる。その流れの様子はいつもの寝子島の空を思い出させ、記士郎は少し気持ちを落ち着かせることが出来た。
ふうと息を吐いた時、ワッと大歓声が広場の中心から起きた。何事かと思い記士郎が行ってみると、そこでは道化師が大道芸を披露していた。
それは見事な芸だった。どこから出すのか火の玉を巧みに操り、それが燃え上がる度に観客から歓声が上がる。ジャグリングの腕も見事で、彼の前には観客から沢山の硬貨が投げ込まれた。
記士郎はじっとそのショーを見ていた。そしてショーが終わり、観客が興奮しながらもその場から去っていくのを見守ってから、記士郎は道化師に声をかけた。
「……日暮さん?」
観客からのおひねりをしまっていた道化師が顔を上げた。
「あれ、天童さんじゃないですか」
それは、顔に道化の化粧を施した
日暮 ねむる
だった。
「へえ、宿屋をですか」
異世界での再会を喜び合った2人は、互いの現状を伝え合う。ねむるからの話を聞いた記士郎は興味深そうに言った。
「ええ。この街の西の方には空き屋もいっぱいあるので」
友人達の宿屋開業を手伝うため、ねむるは大道芸をしていたと言う。顔の化粧も自分の持っていた文房具を商人に見せ、化粧品と交換して貰ったのだと言った。
「この世界では僕たちの持ち物、結構珍しいみたいですよ」
ねむるはこれから掃除道具を少し購入してから空き屋通りに戻るのだと言う。記士郎は宿屋が開店したら訪れると約束して、2人は手を振って別れた。
(空き屋、ですか……)
ちょっと考えながらも記士郎は、段ボールを抱え歩き始めた。すると彼の鼻に、突如肉の焼ける匂いが飛び込んでくる。どうやら近くの屋台で何か売ってるようだ。
美味しそうだなと思いぼうっとしていたのがまずかった。前方からドンと衝撃を感じ、記士郎は思わず段ボールを落としてしまい、中身が石畳にばらまかれる。目の前には驚いた顔の中年の男。どうやらぶつかってしまったらしい。
「大変申し訳ありませんでした」
記士郎は謝りながら急いで散らばった物を拾い集める。それはお店の商品で、旅行用の歯磨きや髭剃りセットといった物だった。男性も一緒に拾ってくれたが、ふと彼が髭剃りを見て不思議そうに手を止めた。どうやらこの世界に髭剃りはないらしい。記士郎が身振り手振りで男性に使い方を教えてやると、男性の目がみるみる内に輝いた。その様子に記士郎は言った。
「そんなにお気に召したなら、それは差し上げますよ」
「いや、それではムシが良すぎる。何かと交換しよう」
男性がそう言ったと同時に記士郎のお腹がぐうとなった。彼は笑いながら記士郎を屋台に連れて行き、好きな物をたくさん奢ってくれた。
腹ごしらえが出来た記士郎は、ねむるの言葉を頼りに街の西に行ってみることにした。
確かにそこには手頃な空き屋が並んでいた。記士郎は空き屋に貼り出されていた持ち主の所で交渉をし、無事1軒手に入れることが出来た。
(今日は本当に色々なことがありました……)
やはり緊張していたのだろう。空き屋に入った記士郎は、すぐに眠気に襲われる。片付けもそこそこに倒れるように眠ってしまった。
そこで、不思議な夢を見た。
最初はここで記士郎が店を開き、品物がばんばん売れる夢だった。寝子島ではぱっとしなかったのにと思っていると、突然女の子の声が響き、体がぽうっと光り出す。眩しいと思わず目をつぶった時、記士郎は目が覚めた。
「……寝子島のお店の商品をこちらに持ってくる方法を探すことにしますかね」
起き抜けに1人そう呟いた時、記士郎は気が付いたのだ。いつの間にか見知らぬ腕輪が自身の腕にはまっていることに。
目をぱちくりとしながら腕輪をそっと撫でる。夢の女の子がどこかで笑った気がした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
65人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月29日
参加申し込みの期限
2016年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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