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【星幽塔】第一階層 サジタリオ城攻略戦
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【秘密の抜け道】
城下町の外れの誰もいない屋敷に、その抜け道への入口はあった。
「ここから地下の水路を通って、私の部屋まで抜けることができます。そこにある『星の弓』を持って、もっとも星の力の高まるという『星辰の櫓』から矢を放てば、あの悪しき竜を撃ち貫けるはずなのです」
フランチェスカはそう言って、屋敷の一室の床板を外し、そのさらに下に隠された鉄の蓋を開けた。
「……長らく使っていない道ですから、魔物が棲みついている可能性もあります。みなさん、注意して進んでください」
そう言って、真っ先に入ろうとするフランチェスカを「あ、ちょっと待ってぇ」と呼び止めるものがいた。
「そういうことなら、オレに考えがあるんだけど」
呉井 陽太
はそう言って、どこからともなく五体の小さな粘土細工の動物達を取り出した。
「あら、可愛らしい動物さんたちですね」
フランチェスカがそれらの動物達を見て、緊張感に張り詰めていた表情を少しだけ綻ばせた。
「でも、それがいったい――!?」
とそこまで言いかけてから、フランチェスカが目を見開いた。
陽太が指でつついた粘土細工達が、まるで自分の意思でも持っているかのように、ひとりでに動きだして、抜け道の中へ入っていったからだ。
「……凄い。それがあなたの星の力なのですか?」
「……あー、うん。まあ、そんなところですかねぃ。オレはあの子達と視覚を共有できるから、これで偵察ができればと思ったんだけど……って、うわ……なんかドロっとした変な生き物がいるよぃ!?」
陽太が、視覚共有によって捉えた奇妙な生き物に驚きの声をあげた。
「……スライム、ですね。沼地などによく生息している半液体状の魔物。弓や剣では倒せない相手なので、弱りましたね……」
と、そのとき、思案顔のフランチェスカを無視するように、一人抜け道へと先に歩みを進めようする者の姿があった。
エレノア・エインズワース
である。
「待て、エインズワース」
と、そんなエレノアの背中を呼び止めたのは
鮫ノ口 礼二郎
だった。
「一人で先に行くのは危険だ。ここは慎重に行動すべきだ」
「ご忠告痛み入ります。ですが、ここで雁首揃えて悩んでいても何も始まりません。私達の目的は竜を倒すことでしょう? であるなら、そのような雑魚敵にかかずらっている時間はないのでは?」
淡々とした口調で、エレノアは言う。
そんな彼女に、ふぅと一つ息を吐いたのは
獅子目 悠月
だった。
「……お前、そこまで言うからにはその雑魚敵に対処する手は考えてあるんだよな?」
「ええ、もちろん」
悠月の問いに、エレノアは不敵な笑顔のまま、手にした放水銃を持ち上げる。星の力(魔水)が実体化したその放水銃を使い、水圧でスライムを壁に押し固めるというのがエレノアの考えだった。
「……わかった。そこまで考えているなら、俺も反対はしない」
悠月は一つ頷くと、いまだ思案顔のフランチェスカに向き直り、口調と表情を改める。
「ここは彼女の言う通りにしてみましょう。確かに目標が竜を倒すことである以上、いつまでもここでグズグズしているわけにはいきませんから。大丈夫。何かあったときは俺が盾になります」
きりりとした表情で言う悠月は美少年的な外見も手伝って、おとぎ話に出てくる姫を守る騎士のようにも見えた。
「うん、僕も賛成かな。確かに一人じゃあ危険かもしれないけど、今回は強そうな子がいっぱいいるし、がっつり頼っちゃっていいんじゃないかな?」
場の雰囲気にまるで似つかわしくない声と笑顔でそう言ったのは、
ニコ・ライニオ
だった。
というのも、彼は無自覚もれいびなので、現状を夢か何かだと認識しており、やや緊張感に欠けるのはそのためだった。
さりげなくフランチェスカの手を取って微笑みかけ、ろっこん《赤き竜の加護》を発動させるが、無自覚もれいびである彼にはその認識はなかった。
「……わかりました。それではよろしくお願いします。星の弓さえ取り戻せば、みなさんの足を引っ張ることはないと思うので」
フランチェスカはまだ少し不服そうだったが、やがて観念したように息を吐くと、そこにいた五人に頭を下げた。
どこか素直じゃない彼女に、護衛組のメンバーの多くは苦笑こそしたが、苛立ちや敵意を感じるまでではなかった。
ただ一人、
(……やはりお嬢様。状況によっては、少し黙らせてあげる必要があるかもしれませんね)
エレノア・エインズワース
だけが、そんな彼女を鋭く細めた冷たい目で見つめていた――。
* * *
同じ頃――。
(それにしても、どうして六分儀なのかしら……?)
他の者達と同じくステラによって星幽塔へ呼び出されていた少女――
大天使 天吏
は、革のリュックに紙とペンというごく普通の旅人装束を身につけ、一人でサジタリオ城の城壁外縁部を歩いていた。
六分儀(天体の高度を計る携帯用の器具)を手に城壁外周部分を歩きながら、ふと自身の星の力(盗人)が実体化したらしきその六分儀に、天吏は複雑な思いを馳せる。
(まあ、いいわ。私は私にできることをするだけ……)
天吏は首を小さく振り、意識を堅牢なサジタリオ城の城壁へと戻した。
フランチェスカから渡された城の見取り図に様々な情報を書き加えながら、天吏が一つ息を吐いた――そのときだった。
「……?」
はた、と顔を上げる。
何か音が聞こえた。
(……魔物の声?)
それは、どちらかといえば声というよりも獣の鳴き声に近かった。
(……そういえばガーゴイルは眠らせた人間を牢に運ぶという話を城下町で漏れ聞いたわね。いっそわざと捕まるのも手かしら……)
天吏はふとそう思うや否や、ばたりとやや大げさに行き倒れの旅人を演じてみることにした。
『……??』
すると、上空を飛んでいたガーゴイルの一体が天吏の存在に気づき、降りてきた。
『……??』
知能はそれほど高くないのか、小さく首を傾げるとガーゴイルは天吏を抱えて再び上空へ飛翔した。
(……さて、上手くいくといいのだけど)
期待半分、不安半分の心境で、天吏は倒れた振りを続けるのだった――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月28日
参加申し込みの期限
2016年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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