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寝子島高校
激走! 寝子島横断三人四脚駅伝!(第一区間)
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◆スタート直前からカオスである
「ぬぁにぃー? やっちまったけんのうー!」
鬼河内 巌
は愕然としていた。
大型連休にうってつけの雲一つない皐月晴れに彼の驚声が轟いた。
「寝子島シップ言うからに、船の競技じゃとばかり思ってたのじゃが! まぁ、わいにはこの位のウェイトで走るのがちょうどいいんじゃあ!」
そう言い張る彼の背中には、寝子高水泳部のロゴが入ったゴムボートが括りつけられている。
しかも学ランの下はウェットスーツだ!
――本気で絆のシップと船のシップを取り違えたようだ。
「だいじょうぶ、ホンサオダウ(問題ない)」
ベトナム系ハーフ少女の
シダ 美穂戸
が、お腹を鳴らしながら笑顔を見せる。
「博美、巌、体育科だし顔は見たことある。これもなにかの縁。今日一日、一緒にがんばろう」
「勘違いは誰だってある。とりあえず、今日は流す感じで走ろうぜ。みんな体育科の猛者ではあるし、何とかなるさ」
チームメイトの
奈良橋 博美
も自信ありげに頷いた。
「すまんのう、2人とも! お詫びと言っちゃなんじゃが、わいが真ん中を務めさせてもらおうかのう!」
「コン(やだ)、それダメ」
鬼河内の提案にシダは難色を示した。
「厳、確かセクシー苦手。女子2人挟まれる、大変」
奈良橋は「そうだったのか?」巌に尋ねた。
「う、うむ……。実はこうして女子と密着するのも緊張するけんのう……」
「だったら、シダ、真ん中いいか? 博美、かわいい。3人ならぶと坂になってる、ななめ」
シダの言うとおり、奈良橋、シダ、鬼河内の順に並ぶと、まるで携帯電話のアンテナのごとく背の順が綺麗な傾斜を描くのだ。
「シダ、真ん中。両手食べにくい。シダ、ヒナ。ピヨピヨ。食べさせて」
両腕をパタパタ羽ばたかせるシダ。とても愛嬌ある仕草だ。
「うーん、でもバランス悪いと思うぜ。真ん中は背の高い人がやるといいかもな?」
奈良橋の提案に、鬼河内がガハハと笑ってみせた。
「男なら女子を守れずにどうするんじゃあ! わいが真ん中になっちゃるけんのう!」
「ヴァン(うん)、それならがんばれ、厳。シダいろっぽいけど、ガマンしろ」
だが言っている本人は、このレースで食べられるメニューへの期待感からかヨダレを飲み込む。
つまり色気より食い気。
かたや奈良橋はボーイッシュでセクシーとはまた違う印象だ。
(これならわいも問題なさそうじゃのう……)
鬼河内は安堵していた。
「シダ、がんばる。2人とも、チュックマイマン(幸運を)!」
そう言いながらシダはウィンクをしてみせた。
こうして梅チームはスタート地点の鳥居へ向かった。
鬼河内の背負うものを凝視する人物がいた。
「あれ、うちの部の備品だよな……?」
水泳部所属の
志波 武道
は訝しがりながら梅チームを見送った。
彼は松チームである。
「ブドー、煉、手続き済んだから早く行くぞー?」
「あ、待ってきりのん! おいてかないでぇ!」
桐野 正也
が鳥居へ向かうのを見て、慌てて追いかけ始めた。
「それにしても、レースの他に食べ歩きとコメントも必要なのか。面白い企画だな」
料理が得意な
高梨 煉
も松チームの一員として、また2人の親友として参加だ。
勿論、料理のコメントに力を抜くつもりはない。
そんな高梨の手には、寝子島観光マップが握られている。
「俺は真ん中のポジション且つ地図で最短距離を割り出してナビをする担当、でいいんだよな?」
桐野は頷きながら腕を組んだ。
「ああ、頼むぜ、煉。俺は右に付く。フォローは任せろ! 事前に決めた歩調のリズム、覚えてるよな?」
「もっちろーん! 俺たちの友情と絆で1位通過してやろうぜ! アクシデントは俺が根性で引き受ける!」
軽い口調だが、志波も勝利への意欲をしっかりと示した。
親友トリオは事前に打ち合わせをしていたらしい。
「ブドーなら進んで矢面に立ってくれると思った。期待してるぜ」
「ブドー、頑張れ!」
高梨と桐野が口を揃えて志波を激励する。
これに気を良くしたのか、志波は破顔一笑のまま右拳を天高く突き上げた。
「いぇーい! ブドー率いる二年の愉快な仲間たち、いっくぜーい!」
「「おいっ!」」
高梨と桐野の両サイドから脇腹を小突かれる志波だった。
「デュクシ! いててて!!」
だが、3人とも楽しそうである。
新緑の風に艶やかな黒髪が靡く。その髪を走行の邪魔にならないように1つにまとめた。
ピンクのランニングウエアに身を包んだ痩身の
八雲 陵平
は、どう見ても可憐な女子の装いである。
「だが男だー! 男の娘だー! かわいいー!」
サムズアップではしゃぐ
桜庭 円
。
彼女の反応に「ありがとうございます」と頬を染める八雲(♂)だ。
「ボクも陵平くんみたいに女の子らしかったら異性の魅力が上がるのかなー?」
「僕、そんなに女らしいですか!? 桜庭さんは今でも充分魅力ありますよっ!」
八雲の顔がどんどん紅潮していく。
「ほら、桜庭。八雲を困らせるなよ……」
見かねた
御剣 刀
が2人に割って入る。
こちらは竹チーム。仲良しコンビの桜庭と御剣に、八雲が声を掛けて出来たチームである。
八雲はこういうイベントは初めてのようだ。緊張で身体の動きが硬い。
御剣はそんな八雲の緊張をほぐす意味も兼ねて、自身の意気込みを語り始めた。
「旧市街で食い物食いまくって、優勝賞品の高級料理食い放題をゲット! 俺の為にある催し物だな!」
「御剣くんはよく食べる人なんですか?」
早速、八雲が食い付いた。こうすれば3人が打ち解けるのも早いだろう。
「武道家は健啖家であるべきともいうしな。ちなみに俺は剣道をやってる」
「でも刀くんは食べ過ぎだよー。もっと節約しなさーい!」
得意げに語る御剣を苦笑いで突っ込む桜庭である。
「さて、ボクたちも鳥居へ向かおうよー。紐はボクが担当するから、刀くんはフォローお願いね!」
キリッといい表情で桜庭は告げた。
これに御剣は眉を下げてしまう。
「桜庭、ラクしようとしてないか?」
「全然ー」
桜庭は笑顔で否定してみせた。
「じゃあ、僕は地図を携帯しておきます」
「八雲。最短コースなら既に俺の頭の中にある。旧市街は俺の下宿先、いわば地元だからな」
自信満々の御剣に、八雲の目が輝く。
「凄いですね! みんなで完走を目指しましょう!」
「だから、俺が真ん中になって2人をリードしよう。美味い店もちゃんと組み込んであるしな」
「えっ?」
だが、この言葉に八雲の表情が強ばる。
「よろしくねー刀くん! あ、変な所は触らないでよね!」
「触らないって……」
桜庭の言葉に御剣は溜息一つ。
「よーし、美味しいもの食べて、商品もゲットだー! 一位取るぞー!」
がんばろー、と桜庭はチームを鼓舞した。
しかし、八雲は内心ガッカリしていた。
(折角なら隣は女の子がよかったですけど、そんなこと口が裂けても言えませんよねー)
御剣が真ん中になったことで、密かな彼の願望は霧消した。
男の娘でも、中身は思春期のムッツリスケベな八雲であった。
このあと、開会式は滞りなく終了し、いよいよスタートが迫る!
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
9人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月01日
参加申し込みの期限
2013年05月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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