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◆お食事タイム!・2
「ここか、れんちゃんのいう立ち食い蕎麦屋かー」
志波はその外観をしげしげと眺めてみる。
名前は『そば屋・猫の額』だった。
「……サラリーマン御用達のフツウの立ち食い蕎麦屋の気がするぜ?」
「いいからいいから」
ニコニコしながら入店を勧める高梨。
「高校生の俺たちが入ると浮きそうだな……」
桐野の言葉通り、店内の常連らしき客は全員中高年男性ばかりだ。
高梨は財布から小銭を取り出すと、食券販売機へコインを投入。
「食券制だから、ここで先にメニューを選ぶんだ。コロッケ蕎麦、これが美味いそうだ」
「「詳しいな!」」
まさか、ここの常連?
2人の疑惑を笑顔で振り切る高梨だった。
「おお! 本当に激辛饅頭あるじゃーん!」
志波の目先に飛び込んできた炎のデザインの『激辛!』の文字。
「本当にいくのかよ……。すげぇな、ブドー!」
辛いもの苦手な桐野にしたら、志波の行為は死を恐れぬ蛮行に見えるのだろう。
結局、コロッケ蕎麦2つと激辛饅頭+ミニ蕎麦の注文となった松チーム。
立ち食い蕎麦屋だけあって、出てくるスピードはとても早い。
「あっという間に出てきたぜ……」
「早くて美味くて安い、庶民の味方だ。社会人になったら、俺たちもここの世話になるはずだぜ」
感心する桐野へそう遠くもない未来を示唆する高梨だった。
「うん、このコロッケ絶品だな。サックリとした衣にホクホクのジャガイモ・甘めの味付けが食欲をそそる」
お目当てのコロッケに大満足の高梨。
「コロッケと蕎麦の出汁って合うんだなー! 知らなかったぜ!」
桐野も意外な組み合わせに驚きつつ、蕎麦とコロッケを交互に口へ運んでいく。
問題は、志波の激辛饅頭だ。
皮の下から透けてみえる赤々とした餡がやたら辛そうである。
「いやー、悪いねー! 俺だけ好きなもの食べちゃって、てへペロ!」
辛党の志波、嬉しそうに饅頭にかぶりついた!
瞬間、志波の口から地獄の火炎が吐き出される幻覚を2人は見た。
「ヒィ~! 辛ウマー!」
志波の口が真っ赤だ。見てるだけでこちらもヒリヒリしてくる。
「この脳天を突き抜けるような辛さ、だが辛さだけでなくその中に唐辛子のほのかな甘みも引き立ち……!
それが挽き肉ともやしをがっちりと包み込む。これ一口で見事な調和が実現されてやがる……!」
そういうと、志波は桐野と高梨をがっしり抱き締めたではないか!
「そう! これはまるで、俺達のような絶妙なコンビネーション!」
この場面をしっかりテレビねここのカメラが抑えていた。
「……ブドー、気まずいんだけど」
「落ち着けよ、ブドー……」
だが、2人の反応は冷めたものであった。
「ちょ、二人ともガチ引きしないで!」
店主からも「気合の入ったコメント、感動した!」と握手を求められる志波であった。
蕎麦屋を後にした松チーム。
「もう2品食べたから、このままチェックポイントの町役場へ急ごう」
「ちょっと待った、煉!」
桐野が遮った。
「ブドーと煉は好きな物食べて、俺だけ希望の品物食べられてないんだけど?」
むくれる桐野に「それも不公平か」と頷く高梨。
「で、どこへ行きたいんだ? あまり遠いようだと却下するぜ?」
「
茶屋『紗之香』
の抹茶ソフト白玉あんみつ! 甘いもの食わせろ!」
「お、和スイーツ! 行こうぜー、れんちゃーん!」
志波もノリノリのようだ。
「茶屋『紗之香』か、ちょうど通り道だな。よし、立ち寄ってこう」
紐を結び直すと、3人は茶屋『紗之香』へ向かう。
お目当ての抹茶ソフト白玉あんみつを頬張り、「これこれ!」と目尻を下げる桐野。
「コメントか、大層なものは出来ないが重要だしな……。うん、この濃すぎず薄すぎない甘さがいいんだよな。こんな良いスイーツ知ったら毎日食べたくなって困るぜ!」
桐野、コメント以上にに美味そうに食す。
「きりのん、ナイスコメント! さてはこっそり練習してた?」
「正也、意外と上手だな?」
志波と高梨の冷やかしに赤くなる桐野。
「うっせっ、茶化すな!」
こうして松チームは町役場へ向かい出す。
一方、竹チームは
源寿司
にて梅チームと遭遇していた。
「ん、もしかして追い付かれたか?」
御剣が思わず顔をしかめた。
竹チームは最短距離をとっていたとは言え、歩幅を小さくしてこけないように移動していたため、他のチームよりスピードは劣っていた。
梅チームは真逆で、トラブルばかりで連携の「れ」の字も見当たらなかったが、スピードと根性だけでここまで乗り切ってきたのだ。
早速両チームは注文開始。
「あれっ、ここ廻ってないの? 注文しなきゃいけないんだ? こんな場所もあるんだー! それじゃぁ、ボクは旬のつぶ貝とサバで!」
「桜庭はつぶ貝か。大将、俺はイクラと中トロを頼む。八雲は何にするんだ?」
「御剣さん、豪勢ですね。僕は高いもの頼むのも気が引けるので、玉子と新香巻にします」
竹チーム、八雲は控え目の注文のようだ。
対して梅チームは……。
「大将、けつアゴ、へんてこ。ガリガリ」
シダはひたすらガリを貪っていた。
「ガリ、ンゴーン(美味しい)。ガリガリ、ンゴーン。おかわりおかわり」
「ガリしか食ってねぇ!? 寿司食えよ!!」
奈良橋がすかさず突っ込んだ。
「大将! カレー握ってくれぇ!」
「鬼河内先輩はカレーから一旦離れましょうよ!?」
相変わらず暴走してる鬼河内に、奈良橋は振り回されっぱなしだ。
「……奈良橋さん、大変ですね」
八雲が同情する。完全に『自由人2人に振り回される常識人』の構図だからだ。
「――もう、ゴールしてもいいよな?」
「「諦めちゃ駄目ー!」」
遠い目の奈良橋に竹チームから思わず激励の声が飛んだ。
そうこうしている内に竹チームの寿司が握られていく。
まずは桜庭。
「わぁ、脂が乗ってて美味しい、シャリも暖かくて全然邪魔しない! 一つ一つの素材を大事にした芸術品って感じ。日本料理って突き詰めると凄いんだね!」
続いて御剣。
「プチッと口の中で弾けるイクラの食感と濃厚な味が、海苔から香る磯の匂いと共にシャリと溶け合い口の中一杯に広がる。中トロは甘味を感じさせる脂と赤身の鮪本来の旨味が混ざり合い、それをシャリが支えて刺身とは違う美味さを感じるよ」
最後に八雲。
「これはこれでいいですね。シャリが甘くて美味しいです」
大将からコメント合格のお墨付きをもらうと、お会計を済ませてレースへ復帰する竹チーム。
梅チームは依然、欲望のまま食い漁っていた……。
「桜庭、どうした?」
旧市街地のとある一軒家。
桜庭の表情が陰る。その家は、
先日の傷害事件
で島内を騒がせた少年の家だった。
「手を伸ばせる位置に居たのに、ボクは龍平くんを止められなかった。もう少し、心に踏み込めれば何とかなったのかな? ボクは、上辺だけで動いてたのかな?」
桜庭は唇を噛み締めながら一軒家を通過する。
自身に何が出来る?
今は勝つ事だけだ、と改めて誓う桜庭だった。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
9人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月01日
参加申し込みの期限
2013年05月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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