文房具戦争、勃発！？｜リアクション

文房具戦争、勃発！？

●●●終戦記念パーティー！●●●

『タケノコチームの勝利』

　この共通認識が飛んできたとき、各々の戦闘が強制的に止められた。
　桜を守るように飛び出した清一郎に切りかかっていた刀。
　猫たちで攻撃を使用していた夏朝に、ちょうど召喚された修。

　屋上から色鉛筆で攻撃しようとしていた葉月。
　タケノコのフラッグまであと少しというところで肩を落とすサキリと真央。

　ほどなくして煙の晴れた寝子島高校のグラウンドに集まった参加者。
　負けたチームは複雑な顔をしていたが、修はせっかくだ、と前置きをして。

「家庭科室を使って、此処の消滅までに色々作って食べないか？　ご飯も炊いてさ」
「…賛成、です」

　夏朝も食事の準備をしていたようで、家庭科室へと小走りで向かっていった。

「負けちゃったのは悔しいけど、ご飯はもりもり食べるのだ～」
「…そうだね、もうじきここを離れるわけだし」

　切り替えの早い真央につれられるようにサキリも納得する。

「お、なら嬢ちゃんも一緒にいこか」
「はい、その。ありがとうございました」

　清一郎と桜もそれに続き、校舎の中へと入っていく。

「壬生先輩！　お疲れ様でした！」
「こずえちゃんもお疲れぇ。かたなんも」
「ああ、お疲れさま」
「…はい、お疲れさま、でした」

　梢、由貴奈、刀、葉月はそれぞれお互いを称賛しつつ、

　キノコチームの面々にはタケノコの味噌汁が義務付けられたが、この世界だけのことである。
　余談だが、夏朝が喜々として作ったのは豚が入ったトン汁、修が作ったのはエビの味噌汁であった。

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あとがき

担当マスター：御宮久
ファンレターはマスターページから！

―――――――――――――――――――――賞状――――――――――――――――――――――――――

最優秀賞　タケノコチーム殿

　御剣刀　　　殿
　壬生由貴奈　殿　
　三宅葉月　　殿
　屋敷野梢　　殿
　女子生徒A　　殿
　男子生徒1　　殿
　男子生徒2　　殿

上記の者は文房具・日用品を武器に戦うこの世界に於いて参加チームの中で
抜群のチームワークを発揮して見事頭書の結果をおさめられました
よってその栄誉を賞します

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