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● いちおう! 温泉勉強会
そのころ。
北風 貴子
と
海原 茂
が企画した勉強会はなかなか盛況であった。
分厚い眼鏡をかけなおした
白浜 渚
が、コツコツと問題を解いている。温泉でリラックスしたところで、高校で今まで習ってきた範囲をもう一度、最初からやり直すつもりだ。
その向かいでは
伊賀 解理
がぶつぶつ言っている。
「風呂も済んだし、本来の目的である勉強をしよう! そう、頭の中を勉学で埋めて風呂場で見た圧倒的胸部装甲とかを忘れるのだ!」
「圧倒的胸部装甲……?」
渚がそっと首をかしげる。
解理の視線が机の上にやわらかく乗っている渚の圧倒的胸部装甲に注がれたのは言うまでもない。
渚はおずおずと申し出る。
「あ、あの……もし苦手なところがあれば言ってください。私にわかる範囲であればお教えできますので」
解理の視線の意味は解らないけれども、いつまでも人見知りではいけないと思ったのだ。渚にしては精いっぱいの申し出である。
「む。なら、その……ここはどうなるのかな?」
解理はそんな先輩の厚意に甘えることにした。胸部装甲と人格は関係ない。解っているのだ本当は。
それを見ていた
御薗井 E セレッソ
は、一緒の
薄野 五月
や
早坂 恩
に微笑んで言った。
「苦手な所を教えあったりするのネ! わかったワ」
「分からないところ、ある?」
五月がセレッソに尋ねる。するとセレッソは問題集で半分顔を隠すようにしながら上目遣いで言った。
「ワタシは化学が苦手で……五月チャンは?」
「英語ですかねー。家庭科は得意なんだけど」
「そういえば、テスト前にいつもうんうん言ってるワ」
「おや、セレッソさんに見られてた?」
「まぁネ。ワタシは日本語の方が未だにムズカシーと思うノ。五月チャンは英語はどの辺がわからないのカシラ? ワタシ先生やるノ!」
「ありがとう。ここ教えてもらえる? 英語の訳が何だか変な事になってて」
頭を突き合せる五月とセレッソに、恩は思わず笑みをこぼす。
恩の前には苦手な数学の問題集が広げられていた。
後輩二人がしばらく英語に取り組んでいそうなので、自分の問題に集中する。そうするうち、知らず夢中になっていたのだろう。公式の下に並ぶ問題を解き終えて、ページを捲ったそのとき、そっと珈琲が差し出された。セレッソの手だ。
「恩センパイはセンパイだからワタシたちが教えるのは出来ないからせめて応援するノ!」
「あら……ありがとう。五月ちゃんの英語はなんとかなりそう?」
尋ねると五月はにこり。
「はい。セレッソさんの教え方が上手なので」
「なら、次はセレッソちゃんの化学かしら」
「オネガイー! 化学反応式に濃度計算、覚える事がいっぱいなのに、どれも突然変化して、どうして変化するのかよくわからないノ」
「いいわ。じゃあヒントを出してあげる」
今度はセレッソと恩が頭を突き合せあう。恩はひとつ先輩なので、ちょっぴり張り切っているようである。
「ふっふ、なんかいいですねー。こういう勉強だと楽しいです」
五月は一休みとお茶を啜る。そうね、と恩もコーヒーを含んだ。
「楽しい雰囲気で勉強できれば、苦手なものも気が重たくならないで取りかかれて頑張れることってあるわよね。苦手なものでも、きっと好きになれそう」
その向こうでは、
椿 美咲紀
と
八神 修
が勉強している。
「温泉で疲れを癒しつつお勉強とは素晴らしい企画なのです」
美咲紀が持ってきたのは数学と英語の問題集とノート、電子辞書だ。これだけあれば充分だと思ったし、実際充分だといえるだろう。ところが修の荷物がすごい。修の鞄からは参考書や問題集が次から次へと出てくる。
「そんなに持って来たんですか?」
「ん? 必要な分だけだよ。ああそうだ、忘れていた辞書辞書……」
どーんと分厚い辞書が出てくる。それも1冊じゃない。和英に英和、国語辞典に古語辞典……。
これには修の勉強ジャンキーっぷりに慣れている美咲紀も仰け反った。
「どんだけですかー!」
そこに、卓球大会を終えた
サキリ・デイジーカッター
がやって来た。汗を流してこざっぱりしている。
「一緒に勉強させてもらっていいかい?」
「どーぞどーぞ。こちらの席へ!」
美咲紀が修の隣をサキリに譲る。立ち上がった美咲紀はカメラとICレコーダーを手にウィンク。
「私は取材してきます。寝子高新聞部として、こんな楽しい企画を見過ごすわけにはいかないのですよ! というわけでサキリ君、この場は任せました。シュー君てばけっこう厳しい先生ですから覚悟してくださいね」
「そうなのかい?」
サキリは修を見つめる。
「どうかな? ……まあ多少そうかな」
「はは、お手柔らかに頼むよ。早速だけど国語を訊いてもいいかい。帰国子女なものだからまだ苦手でね。その分、もし英語に関して何かあれば僕の方でもそこそこ教えられるよ」
「そうか。こちらこそよろしくだ」
悠月、なつ、アカリの三人も、わいわいしつつも真面目に勉強に取り組んでいる。
そんなこんなで勉強会はつつがなく進んでいた。
両手いっぱいに飲み物を抱えたねむるがやってくるまでは。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月14日
参加申し込みの期限
2016年05月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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