this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
無機質ワールドとオカシな戦士
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
17
つぎへ >>
【猫とサブレとdepachikaと】
(まずは銃を手から叩き落します!)
常闇 月
は剃刀のように鋭い視線を警備隊の持っている武器に走らせると、それを握りしめる手に向けてクッキー手裏剣やビスケットナイフを投げつけた。
「うわっ……武器が……」
「なんだ……これは……むごっ……」
「なんだ、どうした! ウェッジ、返事をしろ! ウェッジィィィ! ……ぐむっ!?」
一瞬後には、全てが終わっていた。
「……これで、最後のようですね」
月は、目の前に倒れ込んでいる口にマシュマロを突っ込まれた男達が完全に気を失っているのを確認すると、ふぅと一つ溜息を吐いた。
「そこの貴女、もう大丈夫ですよ」
月が口元を覆うマフラーを直しながら、呆然と立ち尽くしてこちらを見ている金髪の少女に声をかけた。
「……あ、ありがとう。あなた達が噂のオカシ革命団の戦士達なんですね」
「いいえ、私はしがないスイーツ・スイーパー。ただの雇われの身です。革命団のメンバーなら――」
と、月が後ろの暗がりに視線を流すと、そこからゆっくりと細身の少年が姿を現した。
「――俺は八神。オカシ革命団の八神修だ」
少年――
八神 修
は怜悧に輝く目をわずかに細めながら、単身で駅ビルに乗り込んだ勇敢な少女に握手を求めるように右手を差し出した。
「北原みゆきです。このたびは助けて頂いてありがとうございます」
少女――
北原 みゆき
も、丁寧に挨拶をして、その手を握り返した。
「いや、こちらこそ感謝している。君がいなければ、ここまで早く『depachika』の入口を発見することはできなかった」
修は微笑み、それからこの日の戦いのために雇ったスイーツ・スイーパーにも労いの言葉をかける。
「常闇もよくやってくれたな。見事な暗殺ぶりだったよ」
「……いえ、殺してませんから」
冗談めかして言う修に、月が少し照れくさそうにマフラーの位置を直す。
実際、月はここでは誰も殺してはいない。ちょっと呼吸困難に陥ってもらっているだけだ。それはそれでわりとやばいかもしれないが。
「さて、それじゃあ伝説の『depachika』とやらを見せて貰うとしようか」
修は月とみゆきをともなって、巨大な鉄扉の前へと歩きだす。
「あ、でも、扉には鍵が……」
「分解」
みゆきが言い終えるよりも早く、修はろっこん――《分解》によって錠をバラバラに分解してしまった。
「……すごい」
みゆきはしばし呆然と目を見開いていた。
「さあ、入ろう」
修はそう言って、月とみゆきと一緒に錠の開いた鉄扉を押し開けて中に入る。
中は暗い。真っ暗だった。
転ばないように気をつけながら、三人は慎重にライトで中の様子を確認していく。
「あ……」
「これは……」
やがて、月とみゆきが思わず、といったふうにそんな声を漏らした。
彼女達が照らすライトの先には丁寧にラッピングされたおびただしい量の猫サブレがあった。
「「か、かわいい」」
猫サブレを手に取って、じっと見つめる女性二人。
「……凄い量だな」
修は、そのあまりの量に、いっそ呆れる思いがした。
もちろんそこにあったお菓子は猫サブレだけではなかったが、明らかに猫サブレの量だけが頭一つ抜きん出て多かった。どんだけ猫好きやねん。
「だが、これだけあれば島の人全員を正気に戻すことができる。常闇、これを持って、町長のもとへ急ごう」
「あ、は、はいっ」
まだサブレに見惚れていた月は慌てて、それをホットパンツのポケットにしまう。どうやら気に入ったらしい。
「北原、君はどうする?」
「私はここでもう少しオカシ戦士達のためにお菓子を探しておきたいと思います」
修の問いに、みゆきはさっきまでとは打って変わった毅然とした態度でそう答えた。
月や修の実力を目の当たりにし、革命の成功に自信がついたためだろう。
「わかった。町長のもとへ向かう途中で、仲間に会ったら、この『depachika』のことを伝えておく。もし彼らが来たらここにあるお菓子を渡してやってくれ」
「はい、わかりました。お二人ともご武運を」
みゆきの言葉に、修と月はほぼ同時に頷くと、そのまま迷うことなく扉の外へと出て行った。
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
17
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
無機質ワールドとオカシな戦士
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月12日
参加申し込みの期限
2016年05月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!