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大正浪漫のかほり哉
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甘味処『すずらん』は今日も繁盛。
頬を撫でる心地よい風が窓から吹き込み、西洋化の煽りを受けて設置された家庭用の電熱器は昼夜を問わずに輝き続けた。
流行りのパーマネントウェーヴを揺らした貴婦人を眺め、甘いくりぃむ餡蜜に舌鼓を打った
金剛 優芽
はプレスガラスの食器に触れて、ほうと小さく息をついた。
すずらんの装いはフルーツパーラーやミルクホールと比べれば、旧き時代を思い返させる。並んだ品書きはパリを想像させるカフェーを思わせた。
「今時の女の子は甘味を食べるのが流行っているそうなので私も見習おうというわけです!」
ぐぐ、と力を込めたその言葉に小さく笑った女中は「美味しく召し上がってくださいね」と湯気立つ湯呑を傍へと置いた。
一方、品書きに並んだ珈琲や紅茶といった文字を舐める様に見つめていた
天神平 庵
は悩ましげにオーダーを告げる。
「珈琲に紅茶、ね。西洋の文献で読んだことはあるけど、実物を飲むのは初めてだな……」
どの様な味わいを感じられるのか――不安げな色を感じさせた勝気な赤い瞳は女中が盆に乗せた西洋の食器を興味深そうに眺めた。
愛好家が増え続けるという珈琲を流行らせたと言われている専門の大衆店。その噂を聞いたことはあるが、味わい深い香りと苦味は言葉にもし難い。
お待たせ致しましたと運ばれた珈琲と紅茶を眺めた庵はその芳しさに小さく頷き、じぃと黒い液体を眺めた。
「……平気平気」
桃色の髪を払い、まじまじと見つめる庵は中国史の伝承たる三皇五帝の一人、神農の逸話を思い返す。
古代中国の医薬と農業を司る神『神農大帝』はあらゆる薬草や毒草を舐めて、その効能を自らの身を以て試したと言い伝えられている。民衆に食用と毒草の違いを教える際には1日に70回の中毒をしたとも書かれていたではないか。
「薬屋のあたしにとっては守り神。今のあたしもちょっとした神農の気分だ」
それでも緊張は拭えない。珈琲は愛読書には描かれてはいない。
理論で言えば紅茶の方が理解は出来る。発酵は食品加工の基本の基本だ。日本でも親しまれる茶葉を発酵させ、飲むと言うのは新茶を好む『日本人的発想』ではないが、想像できない訳ではない。
「興味深くはあるが……問題は珈琲だな」
『和漢三才図会』にも『本草綱目』にも載ってないというのに効能が書かれている。
眠気覚ましに効く成分というのは具体的にはどの様なものであろうか。
その効能が正しい物なのであれば、と考え込んだ庵は大きく頷いた。
「徹夜で実験するにはいい相棒になりそうだ。さて、頂こうか……。どれどれ?」
ゆっくりとティーカップを仰いだ庵の表情が僅かに変化する。
奇妙な味わいに「んー」と唸る彼女はほろ苦さに薬品としての『苦味』との違いを感じた様に目を丸くする。
「薬屋からしたらもっと苦い味は調合できると思う――が、嗜好品らしいね。
この味や独特な香りを好むのが西洋流なのかな」
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担当ゲームマスター
日下部あやめ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月09日
参加申し込みの期限
2016年05月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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