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\ オーバータイム!/
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忘れ物市で待つものは
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☆懐かしい友達
(行かなきゃならない……どうしてか分からないけど)
日暮 ねむる
は、新聞の忘れ物市の広告を見たときそう感じた。
そして気づいたら、駅ビルmiaoの忘れ物市へと来ていた。
(誰かが待ってくれている)
漠然としたものだが、それは確信と言えるものだった。
(一体誰が……?)
わからないままブースを回る。
「あれ? 日暮じゃん、何探してるんだ? 面白い物あったか?」
声をかけてきたのは、剣道部の友人
御剣 刀
だった。
ねむるは眠そうな見かけによらず運動はそこそこ得意な格闘技オタクで、ボクシング部だけでなく剣道部にも所属している。
「ああ……何っていうか、よくわからないんだけど。御剣くんは?」
うまく説明できそうになくて、ねむるは刀に質問を返す。
「先ずはしっかりとした傘を探す。ビニール傘はちょっとした事で壊れるからな、あと地味にいい値段してるから数が重なると財布が厳しい」
刀は純粋に安売りに目をつけたようだ。
「ああ……そうだね。いいのが見つかるといいね」
(僕が探してるのはそういうのじゃなさそうだ)
この感覚は、自分だけのものなのだろうか。
ねむるは刀と別れ、再びブースの間を彷徨い始めた。
そのエリアの奥まった場所に、それはあった。
それは、緑で小さな兵隊の玩具がたくさん入っているプラスチック製の透明なバケツだった。気づくと手が伸びていた。
その瞬間頭の中に映像がフラッシュバックする。
暗く家族が寝静まった寝室、真っ白な布団の平原を緑の兵隊たちが闊歩する。
銃を構える者、匍匐する者、右手を上げる者……さまざまなポーズの彼らを、寝惚け眼の男の子が小さな指で持ち上げては配置し指揮している。
(僕だ……この人形、思い出した)
ねむるは子供の頃、正月のある日テレビで流れた映画に釘付けになった。
内容はシンプルだった。屈強な正義の軍隊が悪党を撃退し世界を救うアクション! そのかっこよさは幼いねむるの心を捉えて離さなかった。
(本当にかっこよくて、次の日お年玉を握りしめ緑の兵隊を買ったんだ)
子供の頃は寝る間も惜しんで遊んでいた。
けれど大人に近づくに連れて玩具で遊ぶ機会も減っていき、少しずつその存在を忘れていった。
今まで思い出さなかったなんて。
(あの時はあんなに楽しかったはずなのに忘れてごめんね)
ねむるはバケツを大事に抱えた。
(僕のことを呼んでくれて、大事な思い出を蘇らせてくれてありがとう。そして……おかえりなさい)
レジに向かうねむるの足取りは迷いなく軽かった。
あのころのように夢中で遊ぶ事はできなくても、居場所を作ってあげることはできるのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月04日
参加申し込みの期限
2016年05月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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