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☆忘れられた眼鏡
「おお、眼鏡コーナーでござる!」
分厚い眼鏡の太った男、
鯖江 連司
は、自称宗教団体『眼鏡さん教団』の寝子島支部長である。
眼鏡さん教団は、眼鏡と眼鏡をかけた人を崇拝の対象とする。
眼鏡鑑賞と眼鏡さん鑑賞を趣味とする連司は、忘れ物市で他の物には目もくれず眼鏡コーナーに向かった。
そして眼鏡が入ったままの眼鏡ケースの一つに目を留めた。
「この眼鏡ケース、何やら不穏なものを感じるでござる……」
眼鏡をじっと見つめながら、連司は思いをめぐらせる。
「ふぅむ。ケースごと眼鏡を落とすという事は、普段は眼鏡をかけず、必要な時だけ眼鏡をかける『時々眼鏡さん』の忘れ物と見たでござる。拙者としては眼鏡は常にかけたままでいてほしいものでござるが……」
手元の文字を読むときだけ使う老眼鏡はよく忘れられる。度数の強弱の表示と共にそんな老眼鏡もたくさん並んでいたが、連司が目を留めたそれは近眼用だった。
連司は、眼鏡を観察し恭しくケースから取り出した。
「しかし時々と言えど、眼鏡さんが眼鏡を無くしてはさぞやお困りでござろう。老眼鏡のように大まかな度数調整で済むものならばともかく、この眼鏡は度数こそ弱いがきちんと個人用に調整されたものでござるゆえ」
眼鏡に関するすべてを直感で測定できる特技を持つ連司は、ちょっと見ただけでそれくらいはわかるらしい。
その時。突然連司の目に、ここではないどこかの光景が見えた。
「ヌオオッ!?」
それは幸せそうな笑顔の女性が、コンタクトレンズキットを手にしている光景だった。
「コンタクトレンズ! 眼鏡の不倶戴天の敵ではござらぬか!」
どうやらその女性はこの眼鏡の持ち主であるらしい、と連司にはわかった。
「分かったでござる。元持ち主はコンタクトデビューをしてしまったのでござるな。そして用済みになった眼鏡を忘れてしまった……!」
眼鏡の素晴らしさに気づかず、少しばかりの見栄えのためにコンタクトに手を出す……若い女性にはよくあることだ。
「なんという悲劇でござろうか!」
眼鏡をかけてこそ輝く美しさに気づかないまま、女性がその美をむざむざ捨ててしまう悲劇でもあるが。
何より、彼女の目となり一心同体として生活を共にしてきたのに、突然に心変わりされ捨てられたも同然に持ち主と会えなくなってしまった眼鏡の悲劇。
眼鏡の無念を思い、連司の目に熱いものがこみあげる。
静かに眼鏡をケースに収めた連司の心は決まっていた。
「この眼鏡は拙者が引き取るでござる。元の持ち主に代わって教団で手厚く供養してやらねば、この眼鏡があまりに憐れでござる」
ケースを携え、レジへと向かう。
「これまで持ち主に美しい視界を提供してきた眼鏡に対しては、そのくらいの扱いをするのが当然の礼儀でござるよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月04日
参加申し込みの期限
2016年05月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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