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<生徒会>
志波 武道
は北校舎2階の生徒会室の鍵を開けていた。
(水泳部の練習にも後から行かないとな……)
鍵穴から鍵を抜きながら、武道はちょっと考える。遅れて行く事は連絡済みだが、余り遅くなれば練習自体が終わってしまう。
生徒会長の武道。
水泳部
と
生徒会
の2足のわらじはなかなか大変そうである。
武道は鍵をポケットにしまうと、ガラリと扉を開けて生徒会室に入っていった。
本日武道には目的があった。生徒会長とはいえ2年で編入してきた武道。あまり寝子高行事を把握できていないと感じていた武道は、1月から3月までの行事内容を確認しようと、生徒会室の資料を見に来たのである。
武道は自分の荷物を机に置くと、部屋の奥の古い棚に行く。そこに並べられているのは今までの寝子高の歴史達。武道はその中から、前年度と今年度のファイルを取りだした。
今年度の行事予定表を確認した上で、前年度の行事と照らし合わせる。これなら行事内容も、新しい行事も両方チェック出来る。武道はパラパラと資料をめくっていく。
「えーっと、1月は……ああ、あった、かるた大会。2月はマラソン……へぇ、スキー合宿とかもあるのか!! すごいなぁ……!」
前会長の
海原 茂
のまとめた資料に武道は目を通す。めぼしい行事を大方チェックすると、武道はちょっと一休みしようと席を立った。
武道が資料に目を通している頃、ふらりと生徒会室に立ち寄ろうとしている生徒がいた。生徒会会計の
早坂 恩
だ。
(今日から新学期ねぇ、何をしようかしら……)
見た目からライフスタイルから結構な自由人の恩、ぽやぽやしながら何となく生徒会室に足を進める。その途中で恩はふと気が付いた。
(3年生ってもう自由登校になる時期よねぇ……ってことは、もうすぐ卒業だわ)
今日の始業式には3年生も結構な人数が来ていたが、もうこれからは皆受験の追い込みに入る。そして受験が終われば卒業式まで、やはりあまり登校する機会はないだろう。恩はちょっと切なくお世話になった3年生の顔を思い浮かべた。
(卒業生を送る会……予餞会っていうのよねぇ、あれってどうなのかしら)
お世話になった先輩方に何かとびっきりの送り出しをしたい。恩はちょっと真剣に考え始めた。
(過去、予餞会って行ってたのかしら? 今度の集まりの時にちゃんと提案出来るように、生徒会室で昔の資料を探しておこうかしら)
生徒会室に行くのに、ハッキリした目的ができた。……まあ、あってもなくても寄ろうかとは思ってたんだけど。
タンタンと恩は北校舎の階段を上っていく。そして生徒会室の明かりがついている事に気が付いた。
その時、武道は生徒会室のアルバムを見ていた。これは新生徒会になってからの物だ。
クリスマスパーティ
たのしかったよなぁ、と写真を見ながら思い返していると、ガラリと扉が開き、恩が顔を出した。
「あら、武道ちゃん、こんな日にも顔を出すなんて!」
武道の姿に恩は目を丸くする。武道は笑って手を挙げた。
「おー恩くんもきたのか! 今年もよろしく☆」
「こちらこそ。武道ちゃん、部活はいいのかしら?」
「あー、遅れるって言ってある。ダイジョブダイジョブ☆」
「……あら、それクリスマスパーティの写真じゃない!」
恩は武道の手元のアルバムを覗き込む。大変だったけど、大成功だった生徒会主催のクリスマスパーティ。その思い出話に2人花を咲かせていると、突然ガラッ! と扉が開いた。キャッと思わず恩が肩を竦める。
「ぜぇぜぇ……こんにちはー! あ、先輩方、新年あけましておめでとーございまーす!」
肩で息をしながら梢が姿を現した。
「お、梢ちゃんも顔見せに来た感じ? いぇーいよろしっく☆」
「こちらこそよろしくね。まあ座りなさいよ」
恩が自分の隣の席を引く。その言葉に甘え、梢も2人の雑談に加わる事になった。
「にしても登校初日に雪なんてナー! やっぱこっち北に近いせいか寒いよなー、俺ぶるぶるしちゃう!」
「先輩出身ってどこなんですか?」
「俺?
九州男児
☆」
「あらカッコイイわね」
3人の話はまったりしながらも尽きる事がない。そうしてる内に、恩が机の上の資料に気が付いた。
「志波君何か調べてたの?」
「あー、ちょっと3月までの行事チェック。不安だったからさ」
「その中に予餞会ってあった?」
「え? どうかな、少なくとも今年の予定にはなかったと思うけど。何で?」
「実はね-、ちょっと思いついたことがあって……」
そう言うと、恩は生徒会室に来るまでに考えていた事を2人に話し始めた。
「へえー、面白そー!」
「確かに、お世話になった先輩たちに何か思い出に残ることはしてあげたいよな」
恩の提案に梢と武道は賛成の意を示す。3人は真剣に話し始めた。
「実現できるかは他の生徒会のメンバーや、先生にも相談してからにはなるだろうけど……。それ、今度の会議でぜひ提案してみるといいと思うぜぃ!」
「大学受験は大丈夫でしょーかね? その辺の日程も気を付けて決めないとですねー」
「そうね、他に資料がないか古いのも当たってみるわ」
「俺も色々調べてみるよ」
忙しくなりそーだぞー☆ と武道がぶんぶんと腕を振り回す。梢が心配そうに声をかけた。
「先輩達も来年度からは受験生なんですから! なんか忙しかったら一年達に任せて下さいね!」
「ありがとう。その時はお願いするわね」
「サンキュー! でもだいじょぶよん☆」
「し、死なない程度に!」
わたわたする梢に恩と武道は笑ってみせる。ふと腕時計を見た武道が眉を上げた。
「っと、もうこんな時間か。俺、水泳部の方にも顔出してくるからそろそろ行くな! 2人はどうする?」
「あ、私は
生物部
の方に戻りますー」
梢が手を挙げる。恩は少し考え言った。
「私は少し資料を探してみるわ」
「1人で大丈夫か?」
「大丈夫よ。無理はしないわ」
そう言って恩は微笑んでみせる。それならと武道は恩に生徒会室の鍵を渡し、梢と共に出て行った。
「ほどほどにな!」
「ほんとに無理しないで下さいねー」
と恩に言葉を残して。
1人になった生徒会室で、恩はゆっくりと古い資料に目を通す。
素敵な生徒会のメンバーに囲まれている事を、ほっこり嬉しく思いながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
43人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月17日
参加申し込みの期限
2016年04月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月24日 11時00分
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