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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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【星幽塔】第二階層 ラッシュ・ザ・ストリーム
誰かの声に、一同が身構える。
無数の水球が飛んでくる。
スライムだ。
同時に、足元の水が膨らみ、ゼリー状になって襲い掛かってくる。
「水がメインだからな……なに、俺という熱い激流が押し返してくれるわ！」
敢然と言い放つのは、風雲児 轟こと、戦衣着装を済ませた謎のヒーロー・ザ・ストレイト。
前線に躍り出て、片端からスライムを叩き潰していく。
「先は長い……」
己のメインで動くべき場面を見極める必要がある。
無数のチャクラムが、黄金の光を曳いて、上空から襲い掛かる鳥型のスライムを破裂させる。
ブーメランのように手元に戻ってくる戦輪を、しゅるりと手に収める夏朝。
（味方を巻き込まないように……）
四方八方から飛び交うスライム、水でできた鴉。
先を急ごうにも、思うように進度が稼げない。
前方で斧を盾代わりにして、防御に不安の残る仲間を庇ってすすむ礼二郎。
野球部で鍛えた眼力で、スライムの形状を把握する。
一際白く濁ったスライム。ストレイトの一撃を、難なく弾き飛ばした。
――物理耐性のあるスライムだ！
呼びかけに答えて、飛び出す桜庭 円。
ガントレットに真紅の炎を燃やし、空中で射出。
黄金色の眩い光が、一瞬水路橋を照らし出す。
濁ったスライムまとめて、多数の敵が焼き払われた。
炎の中から弾ける、金色に濁ったスライムは、御剣 刀が一刀のもとに切り伏せる。
水路の坂が複雑さを増してきた。
角度がきつく、抵抗が激しいところもあれば、急に下り坂となり、足元をすくわれそうになることもある。
すきなく行われるスライムの攻撃を、確実に撃ち落としていく。
両手の鉄扇を舞わせ、火球で撃墜するのはエヴァ・ブランジェ。
至近に飛来するスライムは、ろっこん『タービュランス』で胸壁に打ち付ける。
「水中からの敵は、皆さん、ヨロシクっと！」
足元から沸き上がったスライムの塊を、歩が危なげなくストレートでつぶす。
彼方の塔から纏めて飛来する鴉に、水上 桜がボウガンを構える。
「あなたのその動き、完全に読めるのよ」
夜目に不利な射撃の技。
しかし彼女は、星の力により、相手の動きを見切り着弾の軌道を予想する能力に磨きをかけていた。
所謂『見越し射撃』。
一打一打、確実に。精密で、隙が無い。
至近距離まで標的を引き付け、ためらわず撃ち抜く技量と勇敢さは、男子に引けを取らない。
縦横無尽、焔の閃光とともにスライムを消し飛ばす円。
その傍らで大筆を振り回すのは、小山内 海。
魔法の光を秘めた筆で、スライムが撥ね飛ばされていく。
――ゴール目指して頑張るぞ！
声にはならないが、海の気迫が、皆の胸に届く。
筆に秘められた真の力は、ここでは発動されない。奥の手は最後まで取っておく。
不意に開けた視界。
天空へと続く、巨大な橋。白い大瀑布がなだれ落ちる。
それとは反対に、地の底へ続く巨大な傾斜。
闇に飲み込まれるその果ては……。
月光にはっきり照らされたそれを、一同は見た。
パルテノン神殿のような石柱郡。
複雑な回廊、植物にあふれたアトリウム、そして……。
（え、温泉があるの？）
「それー」
艶やかな和傘が、くるくる回る。
あでやかな色彩がひらめき、鴉が四方に進路を変える。
見事に相手を捌いても、御巫 時子 、少し気乗りがしない。
（お話できないのが、残念ですね……）
鳥を愛し、ろっこんを通じ鳥と会話できる彼女。
鴉の形をしたスライム、追いやるのは忍びない。
不意に降りかかる水流に、傘の花を咲かせて反応する。
こんなところで足止めを食うわけにはいかない。
彼女には、目的があるのだ。
（少しでもお役に立ちたい！
そして、温泉に浸かりたい！）
だんだんと増えていく水量。
次第次第に、混戦模様となっていく状況。
その時、水路が二手に分かれた。
まっすぐなだれ落ちる水流。
傍らの水路に飛び込めば、遥か天空まで、道が続いている。
そのとき、一際激しい流れが背中を押した。
迷っている暇はない！
一瞬の決断で進むのみ！
何人かが跳躍し、何人かがそのまま闇に滑り落ちる。
どちらの道が『当たり』なのか……。
徐々に強くなる傾斜にバランスを保ちつつ、彰尋は上方を見遣った。
何人かは、天空の路を選んだようだ。
はぐれてしまった。
（でも、この先で他のみんなと合流できる。そう信じてる）
シグレと悠月の存在を心強く思いながら、
無数の水球が飛んでくる。
スライムだ。
同時に、足元の水が膨らみ、ゼリー状になって襲い掛かってくる。
「水がメインだからな……なに、俺という熱い激流が押し返してくれるわ！」
敢然と言い放つのは、風雲児 轟こと、戦衣着装を済ませた謎のヒーロー・ザ・ストレイト。
前線に躍り出て、片端からスライムを叩き潰していく。
「先は長い……」
己のメインで動くべき場面を見極める必要がある。
無数のチャクラムが、黄金の光を曳いて、上空から襲い掛かる鳥型のスライムを破裂させる。
ブーメランのように手元に戻ってくる戦輪を、しゅるりと手に収める夏朝。
（味方を巻き込まないように……）
四方八方から飛び交うスライム、水でできた鴉。
先を急ごうにも、思うように進度が稼げない。
前方で斧を盾代わりにして、防御に不安の残る仲間を庇ってすすむ礼二郎。
野球部で鍛えた眼力で、スライムの形状を把握する。
一際白く濁ったスライム。ストレイトの一撃を、難なく弾き飛ばした。
――物理耐性のあるスライムだ！
呼びかけに答えて、飛び出す桜庭 円。
ガントレットに真紅の炎を燃やし、空中で射出。
黄金色の眩い光が、一瞬水路橋を照らし出す。
濁ったスライムまとめて、多数の敵が焼き払われた。
炎の中から弾ける、金色に濁ったスライムは、御剣 刀が一刀のもとに切り伏せる。
水路の坂が複雑さを増してきた。
角度がきつく、抵抗が激しいところもあれば、急に下り坂となり、足元をすくわれそうになることもある。
すきなく行われるスライムの攻撃を、確実に撃ち落としていく。
両手の鉄扇を舞わせ、火球で撃墜するのはエヴァ・ブランジェ。
至近に飛来するスライムは、ろっこん『タービュランス』で胸壁に打ち付ける。
「水中からの敵は、皆さん、ヨロシクっと！」
足元から沸き上がったスライムの塊を、歩が危なげなくストレートでつぶす。
彼方の塔から纏めて飛来する鴉に、水上 桜がボウガンを構える。
「あなたのその動き、完全に読めるのよ」
夜目に不利な射撃の技。
しかし彼女は、星の力により、相手の動きを見切り着弾の軌道を予想する能力に磨きをかけていた。
所謂『見越し射撃』。
一打一打、確実に。精密で、隙が無い。
至近距離まで標的を引き付け、ためらわず撃ち抜く技量と勇敢さは、男子に引けを取らない。
縦横無尽、焔の閃光とともにスライムを消し飛ばす円。
その傍らで大筆を振り回すのは、小山内 海。
魔法の光を秘めた筆で、スライムが撥ね飛ばされていく。
――ゴール目指して頑張るぞ！
声にはならないが、海の気迫が、皆の胸に届く。
筆に秘められた真の力は、ここでは発動されない。奥の手は最後まで取っておく。
不意に開けた視界。
天空へと続く、巨大な橋。白い大瀑布がなだれ落ちる。
それとは反対に、地の底へ続く巨大な傾斜。
闇に飲み込まれるその果ては……。
月光にはっきり照らされたそれを、一同は見た。
パルテノン神殿のような石柱郡。
複雑な回廊、植物にあふれたアトリウム、そして……。
（え、温泉があるの？）
「それー」
艶やかな和傘が、くるくる回る。
あでやかな色彩がひらめき、鴉が四方に進路を変える。
見事に相手を捌いても、御巫 時子 、少し気乗りがしない。
（お話できないのが、残念ですね……）
鳥を愛し、ろっこんを通じ鳥と会話できる彼女。
鴉の形をしたスライム、追いやるのは忍びない。
不意に降りかかる水流に、傘の花を咲かせて反応する。
こんなところで足止めを食うわけにはいかない。
彼女には、目的があるのだ。
（少しでもお役に立ちたい！
そして、温泉に浸かりたい！）
だんだんと増えていく水量。
次第次第に、混戦模様となっていく状況。
その時、水路が二手に分かれた。
まっすぐなだれ落ちる水流。
傍らの水路に飛び込めば、遥か天空まで、道が続いている。
そのとき、一際激しい流れが背中を押した。
迷っている暇はない！
一瞬の決断で進むのみ！
何人かが跳躍し、何人かがそのまま闇に滑り落ちる。
どちらの道が『当たり』なのか……。
徐々に強くなる傾斜にバランスを保ちつつ、彰尋は上方を見遣った。
何人かは、天空の路を選んだようだ。
はぐれてしまった。
（でも、この先で他のみんなと合流できる。そう信じてる）
シグレと悠月の存在を心強く思いながら、
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2016年06月28日
- 参加申し込みの期限
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- 2016年07月05日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2016年07月05日 11時00分
