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【星幽塔】第二階層 ラッシュ・ザ・ストリーム
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「すごいね」
どこからともなく現れたアヴィケンナが、拍手をした。
「大したもんだよ。芸術点、技能点ともに問題なし。
扉を開くだけでなく、水龍まで倒しちゃうんだもんね」
皮肉げな口ぶりとは違い、瞳は素直な感嘆の光がある。
「アヴィケンナ……古の哲学者と同じ名前だな」
「さあ、偶然じゃないの」
修の問いに、つれない答えを返す。
「気になることを言っていたな。アステリズム、とか」
「言ったかな」
「星幽塔や、この世界の主と関係があるのか」
「……答える義理はないけど」
割と彼らが気に入ったのか、身を捩るアヴィケンナ。
「――アステリズムは、星幽塔の主とかそういう立場じゃない。いろいろ複雑なんだよ。
フランチェスカだって、自分がアステリズムって知らない」
「『また』ステラに呼ばれたって言っていたな」
刀が尋ねる。
「『また』っていうのは、一層に続いてという意味か?
それとも、過去の挑戦者っていう意味か?」
「うーん……あ、でも、君たちは優秀だよ。保証する」
あくまではぐらかし続けるアヴィケンナ。
その蜂蜜色の髪を、円がクシャリと撫でた。
「な、なにすんだよ!」
「満足したかな?」
いいこいいこする円の腕を邪険に振り払う。
「アステリズムってなんだろ」
「俺も気になるな。なぞかけのような答えではつまらない」
うーん、とアヴィケンナは考え、
「そうだな……アステリズムは主じゃないけど、目的は一致している。
君らも『フツウを守る』とかよく言うだろ。手段は違うけど、目的は同じ。
そうだ! 僕は『フツウ』を守っているんだよ!」
そういった瞬間、宙に光が凝縮し、明るい声が響いた。
「みんな、ありがとうなのー!
またみんなのおかげで、星幽塔が解放されたのー!」
ステラが髪を揺らして、一同を祝福する。
「ステラちゃんやっほー!」
元気に挨拶する円に「やっほーなの!」とハイタッチを決めるステラ。
「いえーい! チョコレートいるー?」
「大好きなのー! ステラは、甘いものもどんとこいなのー!」
受け取ったチョコレートを大事にしまい、一同に声を掛ける。
「じゃあまずは、一層の酒場に戻って打ち上げパーティーなのー!」
「ステラ……『アステリズム』って知っているか」
「……」
修の問いに、黙り込むステラ。
何時の間にか、アヴィケンナは消えている。
「少しでも情報が欲しい。何か知っていることがあれば……」
「その答えは、みんなが見つけてほしいの」
静かに言うステラ。
「ステラは星幽塔。星幽塔はステラ。
でも、みんなの活躍で、星幽塔も変わる。ステラも、星の力も」
そういえば今回、星の力に変化があった。
「本当のことは、みんなの見方で変わっていく。
だから、みんな自身で、みんなの真実を見つけてほしいの……。
それが見つかった時が、きっと――
――の時」
一同に沈黙が訪れる。
絶え間ない水音だけが響く。
意味は解らぬまでも、ステラにしてみれば限界の返答だった。
「アヴィケンナさんと、ステラは知り合い?」
「そのあたりも、ちょっとごめんなの」言い淀んでステラ、時子に問う。
「第二階層では、危険なこととかなかったのー?」
その問いに、時子は笑顔を見せて、
「温泉付きの、楽しいアトラクションでしたよ」
どこまで本心なのか、全く予想がつかない。
先に酒場に行ってるの―、と消えたステラと入れ替わるように、再びアヴィケンナが現れる。
「すでに第三階層への道は開いている。――気をつけてな。
たぶん、いろんな仲間がいる。それぞれが星の力を宿して……。
――おひつじ・おうし・ふたご・かに――
――何だ、僕、喋りすぎてる。もう行ってよ」
「アヴィケンナ……もう一つだけ聞いてもいい?」
真剣な顔で、夏朝が少年を見つめる。
「――何だよ」
「猫さんは好きかな?」
「猫!」
その一言で顔色を変えるアヴィケンナ。
「大っ嫌いだ、あんな奴! 寝てればとびかかってくるし、人の頭をぐしゃぐしゃにするし、せっかくのお気に入りのアーティファクトの上で寝るし……!」
どうも、猫にからかわれるタイプらしい。
星幽塔の猫、まだあったことはないが、上層になれば会えるのだろうか。
変わった猫とかいるんだろうか。おかしな模様があったり、素敵な色をしていたり。
ともあれ――。
星見の庭園、その中央に現れた扉。
その先には、また別の世界が待っている。
満天の銀河の下で、神秘的な光を放つ扉。
皆の心は、すでにその向こうの世界へと向かっている。
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あとがき
担当マスター:
ぱーすぺ
ファンレターはマスターページから!
ありがとうございました!
第二階層、完全攻略になります。
力の入ったアクションばかりで、マスターもプレッシャーを感じながらリアクションを作成させていただきました。
皆さんの星の力を利用した攻撃もアイデアにあふれ、絵的にも美しいものになっておりました。
それでは、第三階層の『星のサーカス団』は、マスターも大好きなあの方になります。
皆様が星幽塔を楽しんでいただき、寝子島ライフに新たな彩をくわえていただけることを、
『星のサーカス団』皆で心より願っております。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月28日
参加申し込みの期限
2016年07月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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