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大きなイチョウの木の下で
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「お客を逃しちゃったわ」
密架はつぶやいて、店の奥へと引っ込む。そしてそこに立つ
毒島 虹子
に言った。
「お待たせしてごめんなさい」
「いいえ。お店のお客さまを優先されるのは当然のことですわ。特に、中山さまのいらっしゃらないときは」
お気になさらず、と虹子はにこやかにほほ笑む。
「いても役に立ったかどうか……あの子、本当に不愛想でしょう? 何回注意しても聞いてくれなくて」
との言葉にも虹子は答えず、どうとでもとれる顔で笑んでいた。
虹子が否定しなかったことに気付いた様子もなく、密架はぱたぱた動いて階段下の棚から大きな袋を取り出して持ってくる。
「これ、ありがとう。とってもあたたかかったわ」
それは月見のお茶会で使用したひざ掛けだった。ちゃんとクリーニングされてビニールに包まれたそれを、虹子は「お役に立てたなら何よりです」と受け取った。
用はこれですんだのだが……。
「そういえば、先ほど通りで中山さまをお見かけいたしましたわ。何やら深刻そうな表情でもの思いにふけられていて、私にも気付かれない様子で歩いて行ってしまわれて。私も、つい声をかけそびれてしまいました」
何か心当たりはありますか? と視線で問うと、とたん密架の顔から笑みが消えた。
「……私、もしかしてよけいなことを言ってしまったのかしら……」
「え?」
「香奈枝さんの話をしたら、あの子、急に不機嫌になって出て行ってしまったのよ」
そのときの喬の様子を思い出しながら話していた密架は、そちらに気をとられるあまり、注意が散漫になってしまっていた。なんの気なしに口したあとで、しまったというように口元に手をあて、唇を噛む。が、すぐに思い直した。相談内容を口にしたわけではない、名前くらいならどうってこともないだろう、と。
虹子はそんな密架の思考の流れを表情から読み取りながらも、それと気づかなかったふりをして、「そうですか」とあいづちを打つ。
「ただお話をされただけでしたら、そんなに気に病まれる必要はないと思いますわ。あの方が不機嫌でいらっしゃるのはいつものことですもの。もしかすると、何か新しい図案を考えていらっしゃるだけなのかもしれません。そういうときの創作家は気難しく見えるものです」
「……そうね」
そういったことに心当たりがあるのか、虹子の言葉に密架は気を取り直したようだった。
「生意気を言ってすみません。中山さまについては密架さんの方がよく知っていらっしゃるのに」
「いいえ。ありがとう、虹子さん」
礼を言う密架になんということはないと首を振って見せながら、虹子の指はテーブルの上に転がった、喬が作り、そして壊したに違いない、つぶれた人形をもてあそんでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月12日
参加申し込みの期限
2016年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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