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「だめーーっ!!」
その手の先にあるのは首だと知って、瑠樹が孝明を突き飛ばした。
そして人影を見上げる。
「お姉さん……ほんとは、苦しいんでしょ?」見当をつけて、瑠樹は言う。「そうやって、顔を隠さないと、殺せないんでしょう? だけどお兄……『たかちゃん』傷つけても、もっと苦しくなるだけだよぉ」
瑠樹は懸命に自分にできることを探して、ろっこん・
ゆるゆる和みと恩恵の輪
を使う。これで少しでも女性の心が和んで、分別を取り戻し、思いとどまってくれたらと。
しかし女性の姿をしていても、これは『道江』ではない。当時生きていた道江の凝り固まった憎悪、怨念が、持ち主だった女性の姿をかたどっているだけで、感情などは持ち合わせていないのだ。
そうして道江の行動を繰り返すことで最後の『長田』――孝明を殺そうとしている。
「来ちゃだめだったらー!」
無言で近づく人影に、瑠樹は懐中電灯の光をあてるしかなかった。
がたがた震えている瑠樹の背中を見て、意を決した表情で孝明が彼を背に庇って前へ出る。
右手には折りたたみナイフが握られている。けれどその腕はぶるぶる震えていた。構えも、相手を刺すというよりは、ただお守りのように必死に握り締めているようにしか見えない。
「お……、おまえのねらいはぼくなんだろ! 瑠樹くんを怖がらせるな!!」
ぎゅっと目をつぶって叫ぶ。次の瞬間頭にふわりと何かが頭に乗ったのを感じて、目を開けた。
結梨亜だった。
孝明と目を合わせて、結梨亜がにこっと笑う。もう片方の手が、孝明のナイフを持つ手に触れた。
「孝明くんには孝明くんの考えがあると思います。私はそれを最初から否定したくはありません。けれど、これを使うのは、どうかもう少し待ってくれませんか? 間違った使い方をしないためにも」
「……ぼく、は……」
「話をしたかったんですよね。言うことをきちんと聞いてほしくて、そしてそれが本気だと示したかっただけです」
分かります、と言う結梨亜に、孝明の手から力が抜けた。それを感じて、結梨亜はそっと抜き取る。
「これは、私が預かりますね。もし本当に使いたくなったら、私に言ってください。お返ししますから」
こくん、と小さくうなずく孝明の肩に、偉いぞと褒めるように、ぽんと軽く触れた刀の手が、そのまま彼を後ろへ押しやる。
「あとは俺たちに任せろ」
「孝明くんは危ないからその子と一緒に後ろへ下がって」
刀のように、孝明を守ろうと前に出る者たちと一緒に前へ出ながら、修が振り返って指示を出す。
彼らの姿を見ていた靖史が最後尾から声を張った。
「きみたちが何をしたいと思っているか、おおむね分かった! 孝明くんが殺されるという結末は俺も避けたい……が、あいにく俺はただのルポライターでね。できるのは車の運転と物を書くぐらい、足手まといになるのはごめんだ。
きみらに『何ができるのか』は、俺も知らない。ただ、まぁ、無事に戻ってこい。そして、俺にこの話の結末を見せてくれ」
そうしたら、俺は、それを書こう。
今回の事件、そしてそれに関わった者たち全員について。そして孝明少年にとって、救いのある話となることを願って……。
その胸の内を読んだように、刀がぐっと立てた親指を突き出して見せた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月12日
参加申し込みの期限
2016年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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