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【お正月】初夢~今年のお年玉はダテじゃない!
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●GOLD RUSH!
夕闇に沈む砂漠の果てに、金貨のごとき輝きが生まれゆく。
「ついに来たんだ、ラスベガスに」
「ああ」
日暮 ねむる
と、
八神 修
。
二人の少年はラクダに乗っていた。顔だけ露出した白い装束で、ターバンの下には心地良い疲労をたたえている。
「あの街で、スリルとサスペンスが僕らを待っている」
「そして一獲千金の夢もね」
修の言葉にねむるが笑う。
「君、お金には困ってないだろ?」
「あれは父の金で、俺の金じゃないからな。そういう君は金は欲しくないのかい?」
「もちろん。でも布団屋の息子がベガスに通えてるって時点で、もうなんか夢みたいだよ。せっかく掴んだチャンス、有効活用しなきゃね~」
「要は、これを無駄金にしなきゃいいのさ」
二人はそれぞれ、大金入りのカバンを持っている。
ひょんなことから同じカバンを手にした二人は出会い、意気投合し、このベガスへ来た。
「じゃあ、そろそろホテルに戻って着替えよう」
「注文したタキシード、できてるかな~」
実は少し前に飛行機できていて、今はラクダ観光ツアーに参加しているだけだったりする。
カジノの都、ラスベガス。
世界大戦終結後、ベンジャミン・シーゲルがフラミンゴホテルを建設。それを皮切りにマフィアたちのホテル建設とカジノ経営が過熱した。
その後の取り締まりの強化やライセンスの厳格化によりマフィアの影響力は衰退したとされる。
だが、暗黒街の亡霊たちは滅びたわけではない。
現在、ラスベガスのホテル業界はNEKO社とINU社の二社寡占。主要ホテルのほとんどを所有し、各カジノで共通する会員カードを発行している。カジノでのプレー実績に応じ、各種割引やキャッシュバックなどさまざまな還元サービスが充実している。
したがって、二大グループのホテルに宿泊するのがお得……なのだが、最近NEZU社が新規参入し、利権を脅かしているそうだ。
「そのNEZU社がマフィアの末裔ってことかな?」
「分からない。ただNEZU社が現れてから川に浮かぶ死体が十倍になったらしい」
「わぁ、怖いねぇ。NEZU社のカジノには気をつけなくちゃ」
ねむるが肩をすくめ、サングラスをかける。修も同じ物を装着した。
「夜のカジノは戦場だ。武運を」
「うん。お互い楽しもう」
カジノ『ムリダエ』に修、『イヌリン』にねむるが入る。奇しくも二人は、ポーカー台へ向かった。
(ディーラーと言えども人間だ)
修は、ディーラーのクセと確率論から計算し、手堅く勝ちを重ねていく。
(ディーラーと言えども人間だね)
ねむるはディーラーの袖口に小切手を入れ、強い役をまわしてもらう。
二人は瞬く間にチップを荒稼ぎした。
(いやあ、世の中弱肉強食ですなぁ。ってあれ?)
ねむるが肩を叩かれ振り返ると、黒服のお兄さんたちがいた。
地下室の壁に叩きつけられ、ねむるは呻いた。
「悪いと思ってるよ、ごめんって」
イカサマで巻き上げたおっさんに謝るねむる。どうやら幹部さんのようだ。ディーラーの始末を終えたらしい。
まずいことにねむるのカバンを持っている。中を見て驚き、ねむるを見る。
(ハッタリで場を持たせなきゃ)
「僕を殺してその金を奪ってもいいけど、同時にこの資金を僕らが調達したルートを貴方は得られなくなる。逆に貴方が僕を見逃し傘下に置いてくれたなら出世の追い風にはなるはずさ。僕が金庫、貴方がファーザー。悪くない話でしょ?」
おっさんは難しい顔で考え込み、やがて言った。
「モアスローリー」
修も、別室でマフィアにポーカーの大勝負を挑まれていた。
「勝ちが過ぎたか」
もう少し早く違う店に行けば良かったかもしれんな、と呟く修。
(NEZU社の系列だったとは)
ムリダエとはつまり『Muridae』、ネズミ科のことだ。気づくのが遅かった。
(しかしこれは逆に良い機会)
この場を利用し、なんとか切り抜けるしかない。
(一発勝負の勝ちすじは……)
ストレートフラッシュ!
マフィアの顔が歪んだ。机を蹴飛ばして銃口を向けてくる。
「来ると思った。こちらも用意してある」
銃を取り出す修。しかし一手遅い。
そこでマフィアの取り巻きが撃たれた。次々と響く銃声にマフィアたちが浮足立つ。
「八神君、助けに来たよ」
銃を持った男たちを引きつれ、ねむるが現れた。おっさんに口八丁で取り入り、修の救出を取り付けたのだ。
「いやぁ間一髪だったね」
「助かった」
服から小型爆弾を取り出す修。
「君、未来から来たネコ型ロボット?」
「ハワイで父に習ってね」
「習ったって何を」
修はろっこんで壁を分解し、追いすがるマフィアたちには分解した壁の破片を動かして障害物を作り、爆弾を取り付けて牽制する。
「カジノの金庫を狙おう。大勝負の戦利品だ。ねむるのパトロンもそれで喜ぶだろ?」
「話が早くて助かるよ。でも脱出はどうする?」
「ボートにセスナ、なんならベガス郊外の池に潜水艦も用意してある」
「それもハワイ仕込みかな?」
知人にちょっとしたツテがな……と修は笑った。
その後、資金とカジノで得た人間関係を元に、ねむると修はアメリカンドリームを果たした。
袂を分かつことなく協力して、修は会社を色々作って多角的なビジネスを。
ねむるは寝具屋の息子らしく、ホテル経営で財を成し、今日も眠そうにあくびをしているという。あまりにするものだから、ボスとなったおっさんからは「あくび野郎」と言われ親しまれているらしい。
そんな、二人のドリーム。
「スリルと、サスペンスか」
修は見ていた夢を思い返しつつ、ねむるの言った言葉を思い返した。
(薄々夢のような気もしてたけど)
お金は残らなかったが、心から消えないものがあった。
外に出かける。するとねむるの姿が見えた。
「おーい、日暮!」
「君は次に『昨日楽しい夢を見たんだが?』と言うんだろ」
「昨日……」
目を丸くする修。ねむるが笑った。
ベガスを目にした時と、同じ笑顔だ。
「……少し話すか」
二人は夢の思い出を語り合いながら、一月の空の下を歩いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月08日
参加申し込みの期限
2016年04月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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