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【お正月】初夢~今年のお年玉はダテじゃない!
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●なっちゃんの野望(実業家シミュレーション風)
「まったくもう!」
お金大好きアラサー女子、
竜宮 夏姫
は融資を断られたばかりだった。
こんなにお金を稼ぐアイデアが溢れているのに――。
「銀行がお金を貸してくれなきゃ事業化できないじゃない!」
眼鏡をかけた、冷たいカマキリのような銀行員は、「前例がない」や「聞いたことがない」という返答ばかり。夏姫はその時の苛立ちを思い返し、アスファルトに靴を叩きつけるようにして歩いた。
「い……っ」
当然、それで怒りが晴れるわけもない。むしろ足が痛くなって、夏姫をいっそう腹立たせた。
「誰もやったことがないから、お金になる可能性が高いんじゃない! 前向きな検討もできないなんて……まったく、分かってないんだからっ」
ちなみにこの流れ、銀行を出てから三度ほどループしている。
「お年玉をあげよう」
夏姫が四回目の「まったくもう!」を言った時、横合いから声が掛けられた。
「えっ、お年玉? 私に?」
相手の顔を見る前に、差し出されたカバンに目がいく夏姫。
開いていた。
隙間からでも、大量の万札が入っているのが見えて、思考がフリーズ。
「……ホントにいいの?」
顔を上げる。
すでに声の主はいなくなっていた。
「後で返せって言っても返さないわよ?」
返事はない。一秒、二秒、三秒。
もらい!
夏姫はカバンを抱えると、事務所(という名の不良在庫置き場)に猛然と向かい出した。
途中で一度、止まって振り返る。
「あなた、良い人ね!」
誰もいない道。夏姫なりの「ありがとう」がこだまするその場所から、夏姫は踵を返し去った。
「う、うふふふふふふふ……」
事務所の床。カバンの中をあらためて見た夏姫は、奇妙な笑い声をあげていた。
それは近しい者でも聞いたことの無い笑声だった。もしかしたら、初めてした笑い声だったかもしれない。
「すごいわ。中からどんどん出てくる」
カバンは四次元にでも繋がっているのか、明らかに体積以上の札束を取り出したのに、尽きる気配がない。
「最高だわ。これなら、企画で滞っていた事業が全部進む……見てなさい、世界一の億万長者になって、投資を渋ったことを後悔させてあげるんだから!」
なお、このカバンを数時間ほどひっくり返しておけば、すぐに世界一の億万長者になれるのだが……。
そこはそれ、彼女は「若手実業家(自称)」なので。
その日から夏姫は、ずっと温め続けていた事業に着手した。
「これで儲かること間違いなし、その名も三本柱!」
まずは『サンマさん喫茶』!
「猫カフェやメイド喫茶っていうのはよく聞くけど、地元のゆるキャラ(?)と絡める飲食店っていうのは、斬新かつ、地元に愛され観光客にも受けるに違いないわ! まさに新事業!!」
続いて第二弾、『合法カジノ』!
「カジノとか行ったこともないけど、まず上手くいくわ!」
その自信たっぷりの根拠は一体どこから出てくるのか。
「セレブが巨額のお金を落としたってTVで言ってたし、きっと儲かるはずよ!」
そして最後に、
「寝子温泉から『温泉の素』を作成よ!」
たとえ一つが困難になろうと、三つやれば盤石。一つでも成功すれば、お金が集まる収益構造を築ける。
約束された栄光を想い、夏姫は笑顔が抑えきれなかった。
数か月後。
「売れない……」
温泉の素が売れず、夏姫の顔も渋いものになってきた。
寝子温泉。中途半端に枯れ気味のせいかネームバリューに欠けていたらしい。
カジノも巨額を投じて建設した割には、収益は少ない。果たして投資分を回収するのはいつになるやら。
「ま、まだカフェがあるわ!」
心を奮い立たせて『サンマさん喫茶』に入る夏姫。
なぜか、すっかりサンマさんたち(!)が談笑し、サンマ臭溢れるカフェになっている。
「……う、うん、大丈夫よ。きっと……多分……おそらく……」
赤字ではない。ギリギリ0より多い。
しかし事業としてどうなのだろう。三つやったおかげで盤石に困難だ。
我慢して続けるか、否か、夏姫はしばし頭を抱えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月08日
参加申し込みの期限
2016年04月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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