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【輝かせるもの】
手作りのアクセサリーを持ち込んでフリーマーケットに参加している寝子高生は計都だけではなかった。
「ねぇねぇ、あそこのスペースに並んでるのってこの間ネットで見なかった?」
「あ、ホントだ!アレ、すっごい可愛かったよねー。ね、見てこうよー」
「うんっ!」
そんなやりとりをしたお洒落に敏感そうな少女達が集うスペース。
そこにはお菓子をモチーフにしたストラップに花モチーフのネックレス、イヤリング、ヘアピン。
そしてトンボ玉のストラップとネックレス、薔薇のコサージュ、手のひらサイズの動物のあみぐるみといった年頃の少女達が好みそうな甘く可愛らしいアクセや小物に溢れている。
このスペース主で店番をしている
宮野 雷子
は特に呼び込みらしい声かけもせずに黙々と手を動かしていた。
家から持参したビーズを組んで作りあげたのは一匹の可愛らしいウサギ。
「へぇ、器用なもんだ」
「まぁね」
「え!?えぇと……」
雷子の仕事ぶりに素直な感想を漏らしたのは客の少女……ではなく少年、
花厳 望春
だった。
独り言のつもりだったが、予想しなかった返答が返ってきて望春は気まずそうに頬を掻く。
基本は明るい性格の望春だが、内向的なところもあるためこういった場合どう会話を続けていいものか解らずあれこれ考えを巡らす。
そして。
「あ、これ、食べる?」
「は?」
望春が雷子に差し出したのはいつも自分が食べている市販の棒付き飴だった。
もし知り合いが出店していれば差し入れしようと持ってきたのだが、雷子のジト目に望春の背中をたらりと一筋の冷や汗が流れる。
(うう、マズッたかな……)
流れる沈黙に望春が後悔し始めたその時、雷子の白く長い綺麗な指が飴の棒に絡められた。
「アリガト。じゃぁ僕はこれをあげるよ」
「へ?」
飴と交換するように望春の手に握らされたのは先ほどまで雷子が作っていたビーズのウサギにストラップを通したもの。
手の中のウサギのストラップと雷子の顔を交互に見ると、先ほどまで仏頂面だった雷子の顔に悪戯っぽい笑みが浮かんでいることに望春は気付く。
どうやら今までの雷子の態度は彼女の仕掛けた悪戯だったらしい。
「差し入れくれたから、サービス。大切にしてね」
「あ、ありがとう!可愛いし、姉さん達のお土産にしようかな」
「達?」
「ああ、三人いるんだ。だからあと二つ可愛いストラップが欲しいんだけど……あ!そっちはちゃんとお金払うから!」
「勿論だよ。じゃあ僕のオススメはね……」
雷子が薦めたのは金箔と押し花の入った赤いトンボ玉のストラップ、そしてラインストーンとリボンで飾り付けられた水色のマカロンのストラップ。
どちらも雷子の自信作で、小遣い稼ぎにやっているネット通販でも人気の品だ。
「これなら姉さん達から叱られずに済みそうだ、じゃあこの2つをお願いするよ」
「はい、毎度ありー。ところで君、自分の分は何も買わなくていいの?」
「んー、俺はヘアピン探してたんだけど。ホラ、こーゆー感じの」
そう言って望春は自分の前髪を留めているピンを指さす。
そこには普通なら女の子がつけていそうな可愛らしい空色の星をモチーフにしたヘアピンが二本。
しかし望春はそういったデザインに抵抗は全くない様子で、しかも似合っているのだから雷子が突っ込む余地は無かった。
「そうだね、じゃあ君にはコレなんかどう?」
そう言って雷子が望春の手の上に乗せたのは白のマーガレットと黄色のマーガレットのモチーフになっている二本セットのヘアピンだ。
「ちょっとつけてみてもいい?」
「どうぞ?鏡もあるから見てご覧よ」
望春がヘアピンを付け替え、雷子が手にした鏡の中を覗けば初夏を感じさせる爽やかで可愛らしい二色のマーガレットが意外と自分に合っている気がした。
「お、良い感じ!よし、俺はこれにしよーっと。あ、そのままつけていってもいい?」
「お代さえ置いていってくれるならご自由に」
「ちゃっかりしてるなぁ」
「当然だよ」
きらきら輝くアクセサリーはそれだけで魅力的。
しかしそれらの本当の魅力は身につけた者を輝かせるところにある。
(なんて、僕らしくもない)
ふと思いついた考えを雷子は彼女の執事の作った編みぐるみを指で弾いて一蹴した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月24日
参加申し込みの期限
2013年05月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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