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COMBUSTION - 寝子島発火騒動
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◆
赤と緑が、まだらに混じりあったような感覚。霧に遮られたような、はっきとしない視界。
ひどく不快な感覚の中で、
羽生 碧南
は目を覚ました。
「……っ」
ずきり、と頭が痛みを訴える。奥のほうで、耳鳴りのような音が鳴り響く。不快さに顔をしかめながら、碧南は周囲を見回した。
窓から月の光が差しこむだけの、ぼんやりと薄暗くて、見通しきれない広い空間。薄闇の中、いくつもダンボールが積み重なっているのが見えた。
空気は淀んでいて、どこか埃っぽい。
どうして、こんな所に自分は居るのか。とにかくここを出なければ――と、身体を動かそうとした碧南は、手首や脚に食い込む縄の感覚に気づく。
なんで、と。口にしたはずの言葉は、くぐもった音にしかならなかった。
何故って、さるぐつわをかまされていたからだ。
一体何がどうしてこうなったのか、碧南は痛む頭で思い返す。
確か……そう、何となく寝付けなくて、深夜の街をジョギングしていたのだ。
少し休憩しようと立ち止まった時、そこで誰かが何かしていた。
(……そう、何してるのかなって思って、そこへ目を凝らしたら……)
いきなり、背後から殴られた。思い出した拍子に、後頭部がまたずきりと痛んで顔をしかめた。
きっと、その時何かを見てしまったのだ。
とにかく、と辺りを見回す。左右の柱に、人影が見えた。
捕まっているのは、どうやら自分だけではないようだ。
◆
畑中 華菜子
は、震えていた。
Mahlzeitに向かう途中、犯人グループが目撃者をさらう場面に遭遇してしまったのが運の尽きだった。
気づけばこんな所に連れてこられ、柱に縛り付けられ……一体、どうなってしまうのだろう。
ふと、視線を感じた。もしかして、犯人グループだろうか。心臓の鼓動が、少しずつ早くなっていく。
それでも、恐る恐る視線の方へと目を向けた。
等間隔に並んだ柱から、誰かが華菜子を見つめていた。
明かりに乏しいせいで、華菜子の方からはっきりと姿が見えない。けれども、誰かがそこに居る――つまり、捕まっているのは自分だけじゃない。
他にも居るのだろうかと周囲を見回す華菜子の目に、やはり柱に縛り付けられた人影が映った。
やっぱり顔はよく見えないけれど、パッと見でわかる印象としては……小さい。華菜子も小柄な方ではあるが、きっともっと小さいと思う。
多分、年下だ。
……そんな子も居るのに、弱気になっている場合じゃない。
そう思うと、体の震えは自然と引き始めていた。
諦めずに頑張ろう、そうしたらきっと誰かが――【Leidenschaft】の皆が、きっと。
◆
不覚を取った、と
エヴァ・ブランシェ
はくちびるを――否、猿ぐつわを噛みしめる。
犯人どもには高いツケを払わせてやりたいが、縛られた状態ではいかんともしがたい。
幸いなのは、ポケットに入れてあったスマホと扇子が無事ということか。
夜目に目を慣らすようにしながら、周囲の様子を観察する。
こつ、と足音が耳に届く。
「……!」
薄闇の向こうから、誰かがこちらを見ていた。
うっすらとだが、体格の良い大柄な男であることが見て取れる。
ぴり、と総毛立つよ感覚がエヴァの首筋を走る。何か脅し文句を口にしたわけでもなく、ただ目があっただけで。
……多分、こいつがリーダーだろう。
怪しまれないように、しおらしく、怯えたようにエヴァは男から視線を逸らした。
視線を感じること、しばし。男は、靴音を鳴らしてエヴァから離れていった。
◆
「リーダー、もうやっちまおうぜ!」
倉庫の薄闇の中に、がなり声が響く。そこから少しでも情報を得ようと、エヴァや華菜子が耳を済ませているとは知らずに。
「まだだ。全部燃やせる準備ができるまでは、まだ火は点けるな」
静かで低く落ち着いた声が、がなり声に応じる。その声の主は、さきほどエヴァと目があったリーダーらしき男。
「ってもよぉ、もたもたしてると、」
「いいから黙ってろ。大体お前は――」
リーダーらしき男は、そこでふと言葉を区切る。柱に縛り付けた人質たちの方に、視線を巡らせる。
じっと、獲物たちの様子を伺うような鋭い目つきで。
「どうし、」
口を開きかけたがなり声の主を、リーダーは手で制す。
そうして沈黙を続けること、しばし。
「……ここからは、連絡はメールかメッセだ。話を聞かれちゃ困るからな」
やがて、有無を言わさぬ強い調子でそう告げた。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月05日
参加申し込みの期限
2016年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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