this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
COMBUSTION - 寝子島発火騒動
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
◆
――戦い済んで、倉庫の外。
犯人グループは、まとめて縛り上げて転がされていた。
「むしゃくしゃしていたからなんて、ただでさえ許せないというのに……!」
怒り心頭といった様子で、修が彼らを睨みつけている。
怒りの中でも冷静に、社会的に殺す術を組み立てる修。
「やはり匿名で通報を――」
しかし、そんな彼を諌めたのは礼二だ。
「俺達は正義のヒーローじゃありませんから。安易に警察に通報するのは、過介入だと思いますよ」
「だが、彼らはそれだけのことをしようとしたんだぞ」
と反論するが、武道がそんな彼の肩にぽんと手を置く。
「……俺たちの存在はバレない方がいい。だから、やめとこう」
匿名通報でも、何らかの形でアシがつくかもしれない。人を助けはしたかもしれないが、結局これはただの自警団行為。
万一存在が明らかになれば、どう考えても面倒なことになる。結果的にフツウを、否、普通を壊すことにも繋がりかねないのだから。
「……わかりました」
拳を握りしめ、けれども理解したのだろう。
修は二人に、小さくだが頷くのだった。
◆
「日暮くん、まだ痛む…・・?」
こぼれ落ちた涙――『嘆きと緩解の雫』でねむるの傷を治癒しながら、雪月は心配そうに顔を覗きこんだ。
半ば作戦でもあったとはいえ、ねむるは結構モヒカンに殴られてボロボロであった。
けれども、今は雪月のおかげで大分マシになった。
「おかげさまで、大分楽になったよ。ありがと、碧川さん」
くああ、と眠たげな笑みを返せば、安心したのか雪月も小さく微笑んだ。
ふら、と。
「ったく、無茶しやがって」
呆れたような――安堵したような庚の声に、二人は視線を上げた。
「やあリーダーさん、お疲れ様」
「お前こそな」
「如月君は、怪我……してない?」
「庇ってくれたやつが居たからな。日暮の手当が済んでるなら、悪ぃがそっちの回復も頼む」
こくりと頷き、雪月は立ち上がる。――と、ふと一つ気付いたように。
(そういえば、パーティの続き……どうしよう?)
事件のせいでうやむやになってしまったけれど、あのままお流れはちょっと寂しい気がした。
せっかくなら、改めて皆で楽しみたいなとは思う。
◆
「よかったよ~~」
「よく頑張ったよ麺子。えらいぞ!」
ようやく人心地がついて、安心したのだろう。
華菜子は璃音やらエヴァやら、同じく囚われていた面々にもうとにかくやたらめったら抱きついていた。
安心したことで涙腺が緩んだのだろう、ぼろぼろ涙も流している。
「皆無事で脱出できて、本当によかったわ」
短く息をつくエヴァに、痕跡消しの手伝いをしていた刀がぽつり。
「そういえばブランシェがこういう時に捕まったりするのって珍しいな、ドジったか?」
「不覚を取ったのよ」
ぷい、と扇子で顔を隠すエヴァであった。
そんな彼女の様子に、くすっと笑う華菜子。
それから、ふと思い出すことが一つ。
そういえば、小学校くらいの子たちは何処だろう。脱出した時は一緒に居たはずだけど、と視線を巡らせると――居た。
背を向けていて誰かはわからないが、お兄さんらしき人にひしと強く抱かれていた。
ほっと安堵していると、
「そういえばさっき向こうで焼肉とか言ってたんだけど、畑中の家って出張ラーメンとかやってない?」
刀に呑気な言葉をかけられた。
「任せるアル! 助けてくれた皆には、うちのラーメンでお礼するアル!」
薄い胸を精一杯張り、笑顔で答える華菜子だった。
◆
「良かった、本当に良かった……!」
幼い双子の弟妹を、ひしと全力で抱きしめる彰尋。
ひとしきり喜びを噛みしめてから、そういえばと二人にしーっと人差し指を立てて見せる。
「今夜のヒーロー達のことは、絶対に内緒な」
とりまとめをしていた武道も、それにリーダーらしき庚もそんな風なことを言っていたし――って。
「如月君!」
「ん?」
ちょうど近くを通り過ぎた庚を呼び止めて、
「ありがとう! 弟と妹を助けてくれて!」
彰尋は深々と頭を下げた。そんな彼に、庚は謙遜するでもなくさらっと答える。
「あいつらが俺達の『領域』に手を出したから、俺達はそれを後悔させに来ただけだ」
「領域……それは、君のこのグループのこと?」
顔を上げた彰尋が、じっと真っ直ぐな瞳で庚を見つめる。そこには、ありありと興味が浮かんでいた。
「……『Mahlzeit』……俺達はそこにいる」
返す言葉は、ただそれだけ。
そこに来い、とは口にしない。
興味があるのなら、言わずとも自ずと足を向けるだろうから。
それに、あくまでも裏側の組織なのだから。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
風雅宿
ファンレターはマスターページから!
いやはや、無事に人質のみなさまはバーベキューとならずに済みました。
参加された方々は、お疲れ様でした。
犯人グループも、皆さんにノされて反省したことでしょう。
社会的制裁を望んだ方も居たかもしれませんが、皆さんはあくまで一種の自警団ようなもの。
法的な代替手続きを受けているわけではありませんし、ややもすると自警団行為が槍玉にあがることもありましょう。
人知れずフツウを守るためにも、どうかその辺りはご容赦を。
また、今回は脱出・バトル系ということで敵の行動や周囲の状況とアクションがあまり噛まなかった方は、
活躍の機会が他の方に比べて少なめになってしまったかと思います。
その辺りは、非常に申し訳なく。
それでは、また機会がありましたら。
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
COMBUSTION - 寝子島発火騒動
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月05日
参加申し込みの期限
2016年04月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!