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せんせいといっしょ:桐島先生編
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●先生とあそぼう!
お茶を足しながら、
桐島 義弘
先生はまたパズルの続きを進めていた。
パズルは嫌いではない。特技の一つであり、一つ一つ解いて答えを求めるのは、数学に通ずるものがある。
半分辺りは埋まり少しずつ形になって来た所で、解けぬものに遭遇したりも。
どうしても辿り着けない問いは、後ほど調べてみようとまた意欲にもなる。やはり悪くはない。
そんな静かな食堂に次に訪れたのは、新聞部部長として期間限定メニューを取材に来た
八神 修
だ。
食堂の人に話を聞き、メモをとる。これで、新聞に載せる分の情報は確りと手に入れた。
さて、帰るかと振り返れば、話を聞いていたらしい義弘と目が合う。
役目を果たす姿が好ましく映ったのだろう、義弘の視線は心なし緩んでいるようにも見えて。
近づく前に会釈し、湧いた好奇心に沿ってそのまま近付く。
「あ、パズルですか? ここ、どうされたんです?」
まだ埋まっていない欄を指さして、純粋に質問をひとつ。
「……答えに辿り着けなかった部分だ」
「先生でも答えが出なかったりするんですね?」
「当たり前だろう。私も人だ、出せない答えもある」
確かに、と笑って修はパズル――クロスワードの問題を眺める。
「あれ、もしかしてここ……」
そっと指をさし、自らの導き出した答えを口にしてみれば、ここからは少しの議論。
一人で考えても解らないことでも、議論してみれば導き出せることも有るようで、クロスワードは少しずつ埋まっていく。
「そういえば先生、こういったものを好むのになぜ顧問は野球部なんです?」
「野球のデータ分析が嫌いではないからな」
「データ……成程」
パズルも、問いも解答が明確に出る事は美しいと思う、そう考える修はとても満足そうに笑った。
その様子を食堂の端で、遠くからスケッチしていたのは
旅鴉 月詠
。
食堂の端、修と並ぶ義弘が良い構図で見える位置に居る。
開くのはスケッチブック。
モチーフはもちろん『
桐島 義弘
』なる人物。そして今は近くに人もいる、だから一緒にと。
白の世界に滑らせる鉛筆は止まることを知らない。
一枚目は荒い素描、二枚目は鉛筆の濃淡だけで描くモノクロ調。
ここからは世界をシロクロから脱し、三枚目はクリームやセピア等の暖色系を混ぜた柔らかいタッチで見事に表現してみせる。
四枚目では多少美化して明るく彩飾したイラストに仕上げてみた。
全て同じ構図で様々な表現をしていく。
最後の五枚目はもう少し遊び心を加えて、構図そのままに対象の服や配置物、風景を西洋風にしたファンタジーなイラストで〆る。
(うむ、良い出来だな)
芸術家は現実と幻想の手、どちらも併せ持つもの。
同じ物を見ても仕上がる世界に、色々な表情を持たせることが出来る。
これは芸術家の誇りでも有る。
絵が完成し一息ついた頃に、ふと耳に届いたのは“パズル”と言う単語だった。
思い浮かべたのはバラバラのピースを一つの形に構成していくパズル。
――作りたい、月詠はそう思ったのだ。
「私も混ざって良いだろうか?」
そっと覗きこんだ先は、思っていたものとは少し違う、けれど“パズル”に変わりはない。
絵と同じように、書き込んでいくことで一つのものを作り上げる、それは月詠の興味を大きく惹いた。
「どうした、興味でもあるのか?」
「ああ……いやしかし、」
絵に似ている。
けれど、それ以上の何かが有ると見て直ぐに感じ取ったこともある。
“難しい”のは一目瞭然。今日の興味は興味のままにしようと決めた。
「ところで、絵を描いたのだが見てもらえるだろうか?」
月詠が差し出したのは先程描いた絵たちだ。
「よければ、感想を頂きたい」
「……」
義弘は無言でその絵たちを眺めていく。
美術が苦手で、絵には知識もない義弘だが、月詠の絵が多彩で素晴らしいものなのは理解できた。
「良い色合いと、技術だと思う。嫌いではない」
「お褒め頂いているのだろうか?」
「……あぁ、そう取ると良い」
厳しい表情が口心なし緩むのはきっと気のせいではないだろう。
「しかし、この最後の服装にはどのような意味が?」
「西洋礼装、似合いそうだからだ。体格がかっちりしてるからね」
「……私は褒められているのか?」
「その通りだ」
先程とは逆のやり取り、相変わらず絵は解らないが、悪くないものだと義弘は思う。
月詠に絵をリクエストを問われ、考えることに時間を随分費やすのもまた、きっと良い記憶となる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
癒雨
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月23日
参加申し込みの期限
2013年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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