せんせいといっしょ：桐島先生編｜リアクション

せんせいといっしょ：桐島先生編

●かえりみち

　放課後の時間が終わっていく。
　傾く陽の光と一緒に。
　
　帰路を辿る八神修はそっと寝子島高校の方へ振り返る。
　思い出すのは今日、言葉を重ねた相手のことだ。
　結んだ約束。
　それはこれからあるであろう、テストのこと。
　あの厳しい先生の“期待してる”の言葉を思い出せば、つい口元も緩む。
「さ、無様な結果には出来ないぞ」
　気合をひとつ入れて、また帰り道の方へ向き直す。
　今日はきっと、夜半まで勉強部屋の灯りが付いてることだろう。

　誰も居なくなった食堂の中、桐島義弘は静かに佇んでいた。
　パズルや、持ち込んだものを纏めて一言だけ呟く。
「……随分と来客の多い一日だったな」
　静かな放課後だったはず、しかし今日随分と賑やかだった。
　騒がしいとはまた違う、楽しくなかったか……といえばあながち悪くない気もする。
　窓の外に目をやれば、もう生徒たちは帰路についている。

（……私もそろそろ戻るか）　

　今日もまた青春の日。
　ならばその時間を過ごす生徒たちと、同じ時間を過ごすのもまた青春だろうか。
　赤々と燃ゆる夕暮れがその日の終わりを告げていく。　
　視線を向ける窓の外、その光景に一人の男が口元を緩ませた。

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あとがき

担当マスター：癒雨
ファンレターはマスターページから！

大変お待たせいたしました！

桐島先生との一日でした。
各々満足できる一日には過ごせたでしょうか。
怖い先生も蓋を開けてみれば色々な面が有るかもしれません。

皆様の愛いっぱいのアクション有難うございました！
さらに例の件に関してお優しい対応もほんわかしまして……！
流れの関係上、採用できなかった部分は大変申し訳無いです。
すべてを汲み取れるよう、日々精進して参りますね。

初めての少人数シナリオ、一人一人をがっつりと描写できてとても幸せでした！
ご参加有難う御座いました、また御縁が有ると嬉しいです( *・ω・*)

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