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R&R Agency:File02:コピーする女
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● コピーする女・1
八神 修
がR&Rに手配してもらったダミーホテルは、実際にアツヒロが匿われているホテルから大通りを挟んで徒歩1分のところにあった。修は裏口からホテルを出ると、敢えて駅の方まで歩く。
そこでUターンすると、修は歩きながら携帯を肩と耳の間に挟んだ。
「わかりました。……いや、ですから篠田さん、今から行きますの落ち着いてください」
修は敢えて篠田の名前を出した。
これは演技だ。電話の向こうにアツヒロがいるわけではない。電話は実際にはグループ通話に繋がっている。
犯人はもう近くまで来ているはず。そう考えた修は時間を置いて何度か、この演技を試みている。
大通りをダミーホテルへ向かって歩く。すれ違う誰も彼もが怪しく思える。
「ええ、ええ……了解です。差し入れ持って行きますよ、篠田さん……」
演技を続けていると、ホテル近くの交差点でリンコを見かけた。信号を渡ろうとしていたようだが、電話が鳴ったようで、立ち止まって鞄を開ける。とり出した携帯にすぐには出ず、しばらく画面を見つめていたが、あまりにコールが長いので、ため息をついて電話に出る。
すると、彼女の表情がみるみる深刻そうなものに変わる。
修は気になって声を掛けた。
「リンコさん、どうしました? 何かありましたか?」
「え? あ、ううん。なんでもないわ。……それより、彼、どうしてる?」
「彼?」
「篠田アツヒロよ」
◇
<見えたわ>
サングラスをかけて電話中の
貴家 衿花
は手にしたメモに走り書きする。
寝子島班のメンバーは、中刑事とともに木天蓼市にある楠真奈のアパート前に到着していた。
ブリジットと美野梨、梢、中刑事の四人は、アパートのドアを叩いたり、周辺に聞き込みをしたりしている。
どうやら、真奈が所有していた白いスクーターが無くなっているらしい。
一方、衿花と華菜子は、物陰に隠れて、衿花のろっこん<EYE LINE>を試してみていた。
このろっこんは、サングラスをかけながら電話で話すと、通話相手の視覚情報がサングラス越しに認識出来るというものだ。
掛けたのは楠真奈の携帯電話。
なんどもコールして、諦めかけた頃、真奈がようやく電話に出たのだ。
「突然すみません、楠真奈さんですか?」
『え、ええ……どなたですか?』
「調査会社の者です。実はお母さまがあなたの姿が見えなくなったと大変心配されていて……」
衿花はそんなことを言いながら、出来るだけ会話を引き延ばした。
すると、電話の向こうの真奈が見ている風景が、サングラス越しに見えてきた。
都心部のようだ。ビルが並んでいる。まだあまりろっこんを使い慣れていないせいか、視界は雨の日の窓越しに見ているかの様ににじんでいる。だが、時折視界がクリアになる瞬間もある。先ほど華菜子のラーメンを食べて彼女のろっこん<私の作ったラーメンに不可能は無いアル!>の恩恵を受けているお蔭かもしれない。衿花は必死で、居場所の特定につながるような特徴を探す。
そのとき、突然、視界の中に見覚えのある輪郭が飛び込んできた。
<目の前に八神さん>
衿花の走り書きを見た華菜子が、すぐさまグループ通話にこう囁いた。
「修君! 目の前の人、楠真奈アル!」
◇
(――了解)
修は心の中で呟く。
目の前のリンコは「悪いけど忙しいので」と電話を切ったようだ。
修はリンコの姿をした女に微笑みかけた。
「ネットを見ました?」
「見たわ。アツヒロの居場所が流出したみたいね。移動させる方がいいんじゃない?」
「それなんですが、実は、ネットで流れている情報はデマなんです。本当は、リンコさんが席を外している隙にこちらのホテルに移動させたんですよ」
――そう言って修が指差したのはダミーホテル。もちろん修の言葉こそ嘘だ。
「案内します、行きましょう」
修は彼女を促して、ダミーホテルのロビーに向かう。
ちらり、振り返って向かいのホテルのロビーを見ると、楓が新聞の隙間からこちらを確認していた。
修は軽く手を挙げて合図する。
(――ヘルプ、頼むぞ)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月24日
参加申し込みの期限
2016年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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